nazuna ニッキ 2021年 9月 長月

 

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06.長月(MON) 

近所に有名なデニムのお店があるけれど、

コロナ以前は観光客や外人さんがひっきりなしによく来ていた。

私も昔ここのを買ってよく着ていたけど、

もうジーパン(笑、そうデニムじゃなくてジーパンよね)は履かなくなった。

サイズも変わったし、窮屈なのが性に合わなくなって。(苦笑)

ゆらり、ふわり、とした柔らかな服が好きになった。

でも、デニムの経年変化の味わいは今でも大好き。

インディゴ染めは藍染めとは全く違うけれど、水をくぐるうちに変わっていくのを楽しめるのは同じ。

なので、自分では今は履かないけれど、ジーンズ、デニム、というのは今でも愛すべきアイテムだなと思っている。

前に、ピュアリネンのインディゴデニムの生地でワークジャケットを作ってみた。

洋服作りの試作も兼ねて、自家用にと作ったものだけど。

ダンナさんが仕事着で使っているうちに、だんだん擦れて色落ちしてきた部分が出てきて、

それがまた何とも言えない味わいになってきている。

藍染めもいいけど、インディゴのワークウェアも味わい深いなと改めて思うに至った。

そういえば。。。

ちょっと前に若い世代はジーンズを履かないというのを聞いたけど、

今でもそうなのかな?

確かに、ジーンズやビンテージデニムは高価だから若い世代は敬遠していて、

そういうのは年配世代の人たちのアイテムになっているとか。。。

今のクラフトマンの作るジーンズやデニムのブルゾンなんて、びっくりするぐらい高価なものがいっぱいあって。

デニムウェア=高価なもの、っていう図式になっているのかも。。。

 

子供の頃、近所にジーンズ専門店が出来て、よく買って貰ったっけ。

ジーンズ、オーバーオール、Gジャン、身につけるときのワクワクした感じ。

固めのデニムが使い込んでいくうちに柔らかくなっていくのも良くて。

子供の頃からデニムを始め、洋服って大好きだったなあっ、と思う。

古着屋で縦落ちの良い感じのジーンズを探すのも楽しかった。

よく原宿の裏とか表参道とか、シモキタに探しに行ったっけ。

それは新品を買うより安かったし、古着のデニムの色落ちや色褪せが格好良かったから。

他にも、古着のポロシャツとかTシャツとか、

いかにもアメリカンな赤と黒のチェックのウールのシャツとかブルゾンを買って、オーバーオールに合わせたりするのが楽しかった。

今ではあまり見かけなくなったu.s.ものの霜降りのスウェットを買いに、

今は亡きシモキタの踏切そばにあった商店街にもよく行ったっけ。

ん?振り返ると、メンズライクな好みは昔から変わってないのよね。

古着屋でオンリーワンなものを探すのが本当に楽しかったし、

そういうビンテージものこそ、若者に手軽にお洒落が出来るアイテムだったし。

旅行に行けば、骨董市や古着屋を覗くのが楽しかった。

パリの計り売りの古着屋に嬉々として入り浸った思い出も。

今はアメリカンビンテージやヨーロッパビンテージも本当に高価なものになってしまった。。

 

今は古くなったら使い捨ての大量消費時代みたいだけど、

やっと遅ればせながらも世の中が少しずつ大量消費、大量廃棄に警鐘を鳴らし始めた、

そんな今こそ、長く愛用していける楽しみのあるものを手にしてほしいと思う。

デニムは丈夫で、使い込みの美しさが気軽に楽しめるものだし。

そして、デニムが好きな人はきっと日本の藍染めをもっと好きになるはず。

インディゴは藍染めとは全然違う、インディゴというマメ科の植物から採られた染料だけど、

普通の化学染料と比べたら色の深みは全然違う。

そして、ちょっとお国自慢になっちゃうけど、日本の藍染めはそれよりも遥かに素晴らしい。

化学染料の衣服よりもインディゴ、インディゴよりも藍染めの経年変化が格好いい。

大量製造の化学染料の布は使えば使うだけ、ただ古くなっていくだけだけど、

天然染料のものは本当に味が出る。

使う人の個性が出る。深みが出る。。。

ま、いいのだ。

本物の素晴らしさは、それを好む人だけのものでいいのだ。。。


04.長月(SAT) 

どしゃぶりの雨。

しばらくパン作りを休んでいた。

この夏、あまりの暑さでパン生地の発酵をコントロールしにくくて、

美味しいパンが焼けない日々も続いて、

ちょっと休もう!

ということに。

 

でも、手作りパンが無いと寂しい。

だけど、普通のパンじゃ物足りない。

そんな時、私の愛読書、細川亜衣さんの”イタリア料理の本”に載っていたフォカッチャを作ってみることにした。

例によって、例のごとく、生地をこねて発酵させるまではホームベーカリーにやってもらう。

私はその間、アイテム製作を続けることが出来る。

いつもの自家製パンはだって、ボウルで材料を混ぜて完全に混ざったら数時間放っておく。

そしてその後は冷蔵庫で放っておく。(笑)

ほったらかしで出来る、そして美味しい、これだからこその自家製パン。

ほったらかし、または途中までホームベーカリーの手を借りて。。。

パンを作るのは好きだけど、一日中パン生地をこねたり発酵させるのに

かかりっきりになっていたら薺nazunaの仕事が出来なくなるし、

他にもいっぱいやることがあるのでパンこねに時間は掛けられない。

私のような人は生地の発酵までやってくれるホームベーカリーと、

放っておくだけで美味しいパンが出来る長時間低温発酵パンが便利なことこの上ない。。。

 

そして今回はフォカッチャに挑戦。

長いこと、いろんなレシピやパン屋さんなどでフォカッチャを目にしていたものの、

それに対して良いイメージがない。

イタリアで食べたフォカッチャ?多分、フォカッチャ。それはあまりにパサパサしててまずかった。

あんなに美味しい料理を作る国なのに、小麦粉でパンを美味しくする方向には向かわなかったんだ、イタリアは。。。

そういう印象だった。(ごめんね)

イタリアで、トリッパパニーニ以外に美味しいパンを食べた覚えが無くて。。。(失礼をお許しくださいね)

パンはやっぱりフランスがいいよね。。。

そういうイメージ。

なのでフォカッチャ=美味しくない、という勝手な思い込みがあって今まで食べてみようとか、

作ってみようと言う気持ちになれなかった。

でも、なんだか、本の写真を眺めているうちに「美味しそうだな」と、

どうしても食べてみたい、作ってみたという気持ちがフツフツとわき起こり。

「よし、作ってみよう!」ということに相成りました。

 

細川亜衣さんのレシピ(「イタリア料理の本2」にあります。)は一人分粉100gになっているので、

オーブン一皿分に換算。

オーヤマくんという愛称でアイリスオーヤマのオーブンで作るパンを教えている方のレシピには、

オーブン一皿分の粉は270gとありました。

それで2.7を掛けてレシピを作り直すことに。

材料を計量してホームベーカリーに投入して、こね上がった生地をオーブントレイに広げて、、、。

とにかくあっという間に出来上がった。

焼き上がったフォカッチャは、これまでの「どうせまずいよね、イタリアのパンは」という偏見と思い込みを、

台風のように吹き飛ばした。

「美味しい!!!」

「うまいっ!!!」

私と同じようにフォカッチャに対してマイナスの思い出しかないと言っていたダンナさんも、がっつくように頬張る。

「フォカッチャって、こんなに美味しいんだ!」

本当に目から鱗とはこのこと。

 

オーブン一皿で焼き上がったら、縦に2本、横に2本、ざくざくとナイフを入れて生地を9個に切り分ける。

一個一個を食べるときに、上にチーズを載せてトマトを切ったのを載せて、軽くトーストしてチーズをとろけさせる。

またはオリーブを輪切りにしたのとアンチョビを散らして、

ゆで卵やベーコンやハムを載せて焼いても。。。

ううーーん、美味しい、ベリッシモー。

フォカッチャはすっかり我が家の無くてはならないパンの一つになりました。

あっという間に食べきってしまいそう。

それならそれでいいのだ。また焼くのが楽しみ。

おすすめです。是非是非。。。

(料理家の方のレシピは著作権もあるでしょうから、気軽に載せられません。本をご覧になて作ってみてください。)

ホカッチャ、じゃないよ、フォカッチャだよ。(笑)


03.長月(FRI) 

涼しくなってウォーキングも楽になった。

暑いときには避けていたコースへ出発。

歩いていたら以前には無かった場所にスーパーが出来ていた。

この辺りは住宅街もあるけれど、ビルばかりで意外に食料品店がなかったので界隈の方々は喜んでいるかも。

開店したばかりのお店には結構な人出。

私たちも入ってみる。

物価高な界隈なのに結構安いのであれもこれもとカゴに入れていたら、

ウォーキング中なんだから入れすぎると重くて持てなくなるよ、とダンナさんから苦言。

そ、そうよね。。。

でもオープニングサービスで安いんであって、また通常になったら高くなるのよね。

コロナ禍でスーパーは一人勝ちだそうで、

よく行くスーパーも改装したりしたけど、開けてみたら今までよりも割高な値段設定に。

独り暮らしのおじいちゃん、おばあちゃんらの姿が以前より減ったのもうなずける。

コロナ禍で潤ってるならもうちょっとサービスしてね、と言いたいよね。。。


02.長月(THU) 

気温が下がったので身体が休まるようになった。

暑さでサーモ機能がパンクしてたようで、今日は元気。

布を葛篭から選んで、パーツごとに仕分けていく。

木綿の手縫い糸の在庫が減っていたので、すぐに注文。

金亀の木綿糸を使っている。

金亀の糸を扱うお店は近所にもう無くて、

ネットでも殆ど見かけなくなった。

唯一と言っていいほど、頼りになるweb shop「うェる」さん。

注文した当日にすぐに支払えば迅速に発送してくれる。

送料も安いので、近所に手芸店が無くなってしまった私には無くてはならないお店。

 

ハンドメイド人気だけど、手縫いの人は殆どいないように思う。。。

材料やソーイング専門店で糸を各種置く店本当にが少なくなった。

待ち針もしつけ糸すら売っていないところなんてザラにある。。。

裾上げとかはどうしてるんだろう、と言うと、

テープや接着剤を使うらしいよ、とダンナさんが言う。

えー、、そうなんだー。

手縫い派はますます少数民族になってきたのかあ。。。


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