032
豆ランプ_032
大正から昭和早期頃に作られた豆ランプ。
全体にグリーンがかったガラスは、
まだ透明ガラスを大量生産出来なかった頃の名残です。
ホヤの上部にもデザインが施された希少なもの。
ホヤに製造時に不純物が混ざって出来た窪みがあります。
現代では規格外になってしまうものも、当時は許されていたもようです。
ぷつぷつとした気泡の昔ガラスは、今では希少なものとなりつつあります。
そんな完璧でないところが、逆に火を灯したときに現れる光と影の良い表情となって、
見るものを楽しませてくれます。
小さな灯りを幾つも灯して生活していた昔の暮らしを思うと、
現代の室内照明はなんと明るく、全てを照らし出すものでしょうか。
時に、ほのかな灯りのもとで過ごす時間を持つのも、
暮らしの中の心和むひとときになってくれそうです。
材質:
オイルタンク+ホヤ=ガラス
バーナー部=鉄
size:
高さ:約11cm ×オイルタンク底径:約6cm
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