品番-komono89

インドネシアのモール裂と藍染布のネックレスポーチ

展示品

 

150年以上前の明治期に織られたインドネシアの古裂。

その昔、日本で布を鮮やかに紅く染める事は難しく、

遠くインドや東南アジアから渡来した色鮮やかな紅い布は、

大変貴重なものとして珍重されました。

この布は、極細番手の紅い木綿糸に絹の金茶の糸で繊細な格子織りのベースに、

更に金糸に見立てた糸でボーダー状の緻密な刺繍が丹念に施されたもの。

茶道具の仕覆としても使われる格式のある布をネックレスポーチに仕立てました。

内布には、黒に近いまでに染められた藍木綿の色が紅い表布を引き立てます。

 

ネックレス用の紐を通す部分には黒檀を切り出し、手彫りした留め具を。

黒の麻糸を四つ編みした組紐を通しています。

紐は首から下げたり、また斜めがけにも出来るように少し長めにしてあります。

長さの調節が出来るように、ガラス製の小さなとんぼ玉を通しました。

とんぼ玉作家Noriko.Yamamoto氏の緒締玉です。

古布を使用する薺nazunaの袋ものに、真新しいビーズやとんぼ玉は浮いてしまうので、

アンティークの素材や藍染め、天然染めにしっくり馴染むとんぼ玉をオーダーして製作して頂いたもの。

袋ものの紐が滑らかに通るように穴を丹念に磨いて下さいました。

 

一つ一つの工程を手縫いし、すべて手仕事で仕立てた袋ものです。

手縫いにこだわるのは、布と布の合わせ目がふんわりとふっくら仕上るので、

手織りのものや上質の素材には手縫いで、というのが信条です。。。

手にしたときに、思わず心が和むような、喜ぶような、

そんな袋ものに仕上ったと思います。

さあ、中に何を仕舞いましょうか。

お守り、思い出の品、大切な手紙を仕舞う、外した指輪を仕舞う場所として、

またはアロマなどお好きな香りのあるものを忍ばせて。。。

肌身離さず身につけていたい、そんな装身具としてお使い頂けたら、と思います。

 

size : W7cm × H9.5cm

表布:150年以上前のインドネシア古裂(古布)

内布:藍染め木綿(古布)

紐  :黒の麻糸を四つ編みした組紐。最長110cmまで長さ調節可能

緒締め玉 :N.yamamoto氏のガラスのトンボ玉

留め具:黒檀を手彫りしたもの

 

発送方法 :    レターパックライト、レターパックプラス、

        ゆうぱっく、ヤマト便 (東京発、60サイズ)、

        定形外(規格外)簡易書留など

        ご注文時に御希望の発送方法をお知らせください。

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