品番-komono85

藍染め南部麻のネックレスポーチ

Thank you!!! SOLD OUT

 

古来の東北の布事情は厳寒の土地では綿花の栽培が出来ず、

大麻(おおあさ)から繊維を採って糸を績み、手織りした南部麻=大麻布を着物に用いてきました。

織り上がったままの布は、ガサガサ、ゴリゴリとした手触り、肌触り。

けれども、何度も水を潜っていくうちに、しっとりとなめらかな肌触りに変わっていく不思議な大麻布。

その肌馴染みの良い風合いが愛されて来た布です。

こうした古い麻は、自家栽培や、野山で採取して繊維を取り出し、

糸に績み、手織りして藍で染め、

長く途方もないような工程を経て布になったもの。

次第に日本から消えていく、この何ともいえない味わい深い布。

少しずつ集めてきた麻の布です。

今回はネックレスポーチとして仕立ててみました。

内側には鶸色の苧麻を合わせて差し色に。

 

袋口には、100年以上前のイングランド製のボタンを留め具に、

シニュー糸にビーズを通してループを編み込みました。

ネックレスの紐は、黒の麻糸を四つ編みにして組紐にしたものです。

本体に紐留め用に編み込んだループに絡めて、

両サイドの紐と本体のボトムスの両側にそれぞれ二つずつ白のアンティークビーズを飾りました。

 

紐は首から下げたり、また斜めがけにも出来るように少し長めにしてあります。

長さの調節が出来るように、アンティークのビーズを通してあります。

交易で使われていたビーズです。

古布に真新しいビーズは光沢や色が浮いてしまって合わないことがあるので、

古い布、天然染めの布にはアンティークのビーズや金具、ボタンを合わせています。

 

一つ一つの工程を手縫いし、すべて手仕事で仕立てた袋ものです。

手縫いにこだわるのは、布と布の合わせ目がふんわりとふっくら仕上るので、

手織りのものや上質の素材には手縫いで、というのが信条です。。。

手にしたときに、思わず心が和むような、喜ぶような、

そんな袋ものに仕上ったと思います。

さあ、中に何を仕舞いましょうか。

お守り、思い出の品、大切な手紙を仕舞う、外した指輪を仕舞う場所に、

またはアロマなどお好きな香りのあるものを忍ばせて。。。

肌身離さず身につけていたい、そんな装身具としてお使い頂けたら、と思います。

 

 

size : W7.5cm × H8.5cm

表布:明治期の藍染め大麻布(古布)

内布:鶸色の苧麻(古布ではありません)

紐  :麻を四つ編みした組紐。最長116cmまで長さ調節可能

ループ: 麻糸やシニュー糸でループをかがったもの

緒締め玉 : 交易で使われていたアンティークビーズイングランド製アンティークボタン

 

 

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