品番-184番

藍染め大麻布の型染め尽くしの蛇腹式小物入れ

Thank you!!! SOLD OUT

 

手で紡がれた糸で手織りされた藍染めの大麻布の型染め尽くし。

鮮やかな縹色の縞の型染めをかぶせに、本体も縹色の大麻布を合わせて。

内側には、生成りの大麻布と鮮やかな型染めの苧麻の布を合わせました。

木綿や麻などはくっきりと染め難い素材ですが、昔の人の技には驚かされます。

これほど鮮やかに型染めされた苧麻の布は今ではもう作れないものだと思います。

仕切りの蛇腹ポケットの藍染めの厚手の苧麻のパイピングにも使用しました。

 こうした昔の人が手紡ぎして手織りして、藍染めや型染めした麻の布は、

最近はもうすっかり手に入らなくなってきました。

このような布で小物入れや袋ものを仕立てることが出来るのも、だんだん限られてきたように思います。

貴重な布にハサミを入れるとき、心して裁断して仕立てています。

 昔の布で拵えた小物入れや袋ものを、もしお使いのうちに破れたり、擦れて穴が開いても、

どうかすぐに捨てないで戴けたらいいな、と思います。

破れては縫い、布を当てて繕っては使い続けていた昔の人たちのように、

ずっとずっと長く愛用頂けたらと思います。

そんな風に布や物が伝わっていったら、薺nazunaでの物づくりも生かされるような気がします。

 

 ポケットは全部で5つ。

留め具はすべて山桜を手彫りしたもの。何十年も乾燥させた山桜を使って彫刻刀で彫っています。

かぶせを留めつける紐に通したのは、なめらかな苧麻を四つ編みして組紐にしたものです

丈夫な苧麻の組紐はぐいっと引いてくるくると巻き引き絞っても、ちぎれることがありません。

しっかり手編みした組紐がキュッと本体を気持ち良く締めつけてくれます。

紐に通した緒締玉は200年以上前に交易で使われたアンティークのとんぼ玉です。

 布の手触りの良さを生かせるように、ボンドや糊で固い芯を貼付けていません。

芯は硬さや厚みの違う木綿素材のものを重ねて調節しています。

程よい張りはありますが、布の柔らかな手触りを残した仕立てのものです。

 

 一つ一つの工程を手縫いし、仕上げもすべて手仕事で仕立てた小物入れです。

手縫いにこだわるのは、布と布の合わせ目がふんわりとふっくら仕上るので、

手織りのものや上質の素材には手縫いで、というのが信条です。。。

手にしたときに心が和むような、かぶせを開け閉めする手が喜ぶような、

愛着の湧く小物入れに仕上ったと思います。

 

size : W19cm × H10cm
(蓋をぴったり閉ざした時のおよその大きさです。)

表布 :     藍染め大麻布(古布)

内布 :     生成り大麻布×藍の型染め麻(古布)

ポケット :   藍染め苧麻、綱紋様の型染め木綿、生成り大麻布(古布)

留め紐 :    苧麻の組紐

緒締玉:    200年以上前のガラスのとんぼ玉

留め具:    山桜

 

発送方法 :    ゆうぱっく、ヤマト便(東京発、60サイズ)、定形外(規格外)簡易書留付き

        遠方の場合は特に定形外(規格外)簡易書留をおすすめします。

        補償と追跡有りですし外箱梱包でお送りしていますので安心です。

        ご注文時に御希望の発送方法をお知らせください。

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