品番-158番
きなこ色の麻の重ねの小物入れ
きなこ色、黄土色、壁土色の麻の重ね。。。
幕末から明治頃の麻の着物に使われていた古布を小物入れに仕立てました。
色合いも手触りもいまのものにはない味わいと心地よさ。
色のグラデーション、生地の素材感のグラデーション。
極細番手の上布から張りのある上布、ざっくり感のある上布と、
重ね、重ねて、何ともいえない手触りに。
この心地よさは接着芯をつけてしまったら台なしに。
麻だけの手触りにするために、薄物の上布を二重に重ね、さらに三重に、四重に。。。
ふんわりとした麻の重ねの小物入れ。
ポケットは全部で3つ。
紐は、1mmほどの滑らかな麻の縫い糸を解いて蜜蝋を染み込ませ、細い四つ編みにした組紐に。
アンティークの小さな鈴を紐先の飾りとしました。
紐の根元の負荷のかかる部分と、ループにはインディアンシニューでループを編み込んでいます。
紐に通したのはビンテージの赤いビーズをアクセントに。
薺nazunaの製品はすべて手縫いで仕立ててあります。
接着剤は使っていません。
芯地には上質な厚手木綿を使っています。
手縫いにこだわるのは、布と布の合わせ目がふんわりとふっくら仕上るので、
手織りのものや上質の素材には手縫いで、というのが信条です。。。
手にしたときに心が和むような、かぶせを開け閉めする手が喜ぶような、
愛着の湧く小物入れに仕上ったと思います。
麻の重ねの小物入れ、
さあ、何を仕舞いましょうか。
size
: 14.5cm × 9.5cm
(蓋をぴったり閉ざした時のおよその大きさです。)
表布 : 上布 (古布)
内布 : 上布 (古布)
ポケット :上布 (古布)と藍の型染め布のパイピング
留め紐 : 麻の組紐、インディアンシニュー
その他 :アンティークの鈴、ビンテージビーズ
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