品番-159番

南部麻と庄内刺し子の小物入れ 

 

明治から大正頃に織られた南部麻と、

丹念な手仕事の庄内刺し子を配した小物入れです。

布の織り、手触り、藍の深い色、今ではもう作ることが出来ない手仕事の布。

内側の仕切りポケットは、縞の麻。

シンプルな縞だけれど手間の掛った糸染めが画像にてご覧いただけると思います。

前ポケットは縹色(はなだいろ)の型染めが爽やかなもの。

表布のかぶせのパイピングの茶の縞も、木綿に縞を型染めした昔の帯に使われていたものです。

 

古布は、色合いも手触りも今のものにはない味わいと心地よさがあります。

藍の南部麻はお使いのうちにデニムのように良い色落ちがしてきて、

愛着の沸くお品になっていくと思います。

 

ポケットは全部で3つ。

かぶせの前飾りは15年近く乾燥させた桜材を手彫りしたものです。

紐は上質なイタリアンレザー。お使いのうちに馴染んで巻き易くなっていきます。

紐に通した水色のビ−ズはアジアのビンテージビーズです。

内側の前ポケットのボタンは、イングランドのアンティークボタンに、

麻糸でループを編んで、和骨董のビーズを通しました。

 

薺nazunaの製品はすべて手縫いで仕立ててあります。

接着剤は使っていません。

手縫いにこだわるのは、布と布の合わせ目がふんわりとふっくら仕上るので、

手織りのものや上質の素材には手縫いで、というのが信条です。。。

手にしたときに心が和むような、かぶせを開け閉めする手が喜ぶような、

愛着の湧く小物入れに仕上ったと思います。

 

さあ、何を仕舞いましょうか。

 

size : W18cm × H10cm
(蓋をぴったり閉ざした時のおよその大きさです。)

表布 :南部麻 (大麻布)(古布)

内布 :庄内刺し子木綿×南部麻(古布)

ポケット :藍の縞の上布 (古布)

     縹色の型染め(古布)

留め具:桜材、イングランドのアンティークボタン

留め紐 :イタリアンレザー、麻紐

その他 :ビンテージビーズ、和骨董のビーズ

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