品番-komono78

ネックレス・ポーチ ORIENTAL RED

 

およそ120年前のインドネシアの浮き織りの貴重な古布で仕立てました。

天然の染料で染められ、細い糸で丹念に密に織られた布に、

金色の糸でボーダーや菱文様などの繊細な模様が、

浮き織りの技法で織り込まれている見事な布です。

まさにこの宝石のような布をもっと身近に楽しんで頂きたくて。

硬質な黒檀の材を手彫りして留め具にして、

漆黒と鮮やかな真紅の色がお互いを引き立てあうネックレスポーチに仕上げました。

 

紐は麻糸を細かくほぐして束ね直し、四つ編みに組み上げています。

紐先の緒締玉をスライドさせて長さを調節することが出来ます。

緒締玉はとんぼ玉作家のNoriko Yamamotoさんに作って頂いたガラス製。

アンティークの布に合う色を作って戴きました。

 

内布には黒に近いまでに染めを繰り返した藍染の布です。

日本の藍染は何度も何度も気の遠くなるほどに染めを重ねて濃い藍の色を表現するので、

これほど濃くても透明感があるのです。

奥行き、深みがありつつ、透明度のある濃い色は、

日本の藍の独自の美しさなんだなと、薺nazunaも改めて実感しました。

こうした昔の古い藍染布のように、

現代ではこれほど繰り返し染められた布もなかなか無いのではないかと思います。

 

古いものはいずれは無くなってしまう貴重なものなので、大事に仕立てていきたいと思っています。

 

ポーチはおよそ名刺やカードが入る大きさです。

掛け守のようにお守りやチャームを入れたり、お好みのままに。。。

 

size : W8cm × H11cm

紐:およそ115cm(長さの調節可能)

表布:120年前のインドネシアの浮き織りの木綿 古布

内布:日本の藍染め木綿 古布

紐 :麻糸で編んだ組紐

緒締め玉 :ガラス製ビーズ

 

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