品番-bag75

山葡萄の持ち手と亮布のバッグ

 

亮布というのは、中国・貴州省の少数民族が織り上げた藍染め布のこと。

木綿を手紡ぎして手織りした布を、藍染めを何度も何度も繰り返し、

今度は砧(木の道具)で叩き、卵白などを塗布して更に気の遠くなるほど叩いた布は、

やがて、布とは思えないほどの輝きを放つ「亮布」(リャンプー)になります。

見た目は和紙か革のようにも見え、

手触りは到底布とは思えないような感触、まるでそれは和紙のよう。

そして、見た目以上に驚くのがその軽さ。

けれども、ルーペで覗くとれっきとした手織りの布。

 

まことに不思議な、紙のような、薄革のようなテクスチャーを楽しんで頂きたくて、

シンプルに軽やかに仕立てました。

紅色、または紫がかったような藍染めに光沢が重なって金色に輝く布と、

黒を思わせるほど深い濃藍の亮布を合わせました。

このコンビネーションがシックで上品な印象に。

内側の見返しにはやはり亮布を合わせて、袋にはとろんとして手触りのオーガニックコットンを使用しました。

ポケットは袋口に一つ。

厚手の藍染めの縞の麻を配しました。

そして持ち手は山葡萄の蔓を編んだものを選びました。

この金色に輝く紅色や艶やかな漆黒の濃藍の亮布に、

野趣溢れる山葡萄の蔓を編んだ持ち手がぴたりと合うと思うのです

初めのうちは少しガサガサとした感触ですが、お使いのうちに馴染んで艶も出て参ります。

表にも内側にも贅沢にたっぷりと亮布を使ったバッグを楽しんで頂ければと思います。

 

素材の一つ一つを吟味して仕立てたバッグです。

カジュアルにも和装にも合うスタイリッシュで上質なバッグです。

お出かけのお供に。

驚くほどの軽さです。折り畳んでも大丈夫。

旅行用のスーツケースやバッグの中に入れて、滞在先での優雅な街歩きのバッグとしても。

 

size : W40cm × H34cm( × マチ5cmを含む )

表布 :藍染め亮布(金紅色)+藍染め亮布(濃藍)

内布:藍染め亮布(濃藍)+オーガニックコットン

ポケット:藍染め縞の麻

持ち手:山葡萄の蔓を編んだ持ち手


 
Copyright 2022薺nazuna All Rights Reserved