品番-bag56

リネンヘンプとアンティーク金具のショルダーバッグ

 

上質なイタリア製のリネンヘンプで仕立てたショルダーバッグです。

現行のものであるのに、アンティークのような色と風合い、

そしてナチュラル感もありつつ、ノーブルな気配も感じる、

そんな味わい深いリネンヘンプで仕立ててみました。

春夏は勿論、秋や冬もニットやウールのジャケットやコートと合わせても。

男性も女性も性別を問わず、軽やかに愛用して頂けるバッグです。

内布は岡山の恵藤帆布のものを使用しています。

惜しまれつつ廃業されてしまったけれど、かつては軍用に使われていた確かな品質のもの。

ここの帆布は織りが密にしっかりと目が詰まっているのにしなやかで、

また織りに使われている糸の品質も良く、

使っていくうちに経年の使い込まれた感じが実に味わいのある帆布なのです。

イタリアンリネンヘンプのとろんとしたクッタリ感を生かしつつ、

中に荷物を収納したときに、しっかりした帆布が受け止めてくれます。

ポケットは袋口に一つ。若草色の布は日本の古布です。

柔らかな手触りもニュアンスのある色も、今のものにはない魅力があります。

何でもない昔木綿ですが、ナチュラルなリネン、ヘンプ、生成木綿によく映えて。

ポケットに付けたボタンは、1900年初頭のイングランドで使われていたアンティークのものです。

それを蝋引きの麻糸を編んだループで留めるようにしました。

スナップボタンやファスナーなどの金具類は布を傷め、劣化を速めますので、

現代の金具をなるべく使わないような物づくりをしています。

大量生産が始まる前の手仕事の物づくりが薺nazunaのコンセプトです。

ショルダーベルトは2.5mmの厚みのあるオイルレザーで金具を挟み込んだデザインです。

真鍮のような鈍い色の金属の環はアンティークのものです。

バッグ本体の角の部分にも補強とアクセントを兼ねたオイルレザーを施して、

革は蝋引きした麻糸で一針一針糸を引いて手縫いしてあります。

袋口に山桜を手彫りした留め具を飾っています。

プリミティブでシンプルなデザインの木の留め具は、

薺nazunaのトレードマークのデザインです。

布と木と革と古道具。。。

異素材を組み合わせた一点もののバッグです。

バッグの細部に至るまで、素材を探して選び、吟味したものだけを使って仕立てています。

長くご愛用して頂けるバッグをおつくりしました。

街の散策、お出かけ、旅の相棒に、ぜひ。

 

size W32cm×H34cm×D5cm

ショルダーの長さ 111cm

表布/イタリアンリネンヘンプ×オイルレザー

内布/木綿帆布

ポケット/若草色の木綿 古布

その他/オイルレザー、アンティークボタン、古道具の金属の環、山桜の手彫りの留め具


 
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