品番-necklace008

Neolithic Quartz with medaille pendant(古代水晶とメダイのペンダント)

 

 

 

 

 

 

何千年も前に採掘され、手仕事で削られ、穿孔された水晶ビーズ。

素朴でいびつさも、手仕事ならではの味わい深いもの。

 

貝や骨以外の、石やガラスといった硬質な素材に穴を開ける場合、

現代のような穿孔機械がなかった時代は、

草の茎や木を削った先を石に当て、砂粒などの研磨剤とする材料を使って摩擦によって、

長い時間を掛けて手で開けて装飾品を制作していたようです。

根気のいる手仕事で作られた装飾品はどれほど高価で価値のあったものでしょうか。

なので、石の形も穴の通りもいびつだったり、ゆがんでいたりします。

 

そうした石の場合、天然素材の糸はすぐに糸切れしてしまう恐れもあるので、

ネイティブアメリカンの革縫い糸、人工のシニュー糸を使用しています。

フィラメント状に細く裂ける人工シニューは、極小ビーズを通すこともできる細さにすることが可能。

また1本1本が相当に強靱なもの。

絹糸の輝きや麻糸の素朴さも捨て難いですが、

希少な石やビーズを経年の糸切れから救ってくれそうなので、

薺nazunaでは人工シニュー糸を採用しています。

 

首紐の組紐は、その極細の糸を8本取りにして四つ編みに編み上げたものです。

太さはわずかに2mmほど。

繊細な細さに反して非常に強靱なものに仕上っています。

 

ペンダントトップには古代水晶の他にもう一つ。

メタル製のビンテージのメダイ(お守り)は、それほど年代の古いものではありませんが、

しっかりした重みのあるブラスのようなメタル製で、

彫りも丁寧で細部まで凝っている上質なものです。

 

留め具はヴェネチアンビーズを使用しています。

1800年から1900年頃に、ヨーロッパで作られて交易で使われていた古いものです。

現代のものにない色の、遠い異国から旅をしてきたビーズは、どこか柔らかな手触りにも感じます。

引っ掛ける輪は、編み上げたあとに糸を針に通して一つ一つ丁寧にステッチして作ったループです。

大きめの輪ッかをボタンに引っ掛けたあとクルクルとねじると、

しっかりボタンに撚りがかかって抜けないようになっています。

金具を使わずにビーズと糸だけで留めつける、薺nazunaオリジナルの仕様です。

 

何千年も昔の古代水晶の装身具。

軽やかなネックレスはシンプルな風情が、女性にも男性にも楽しんで頂けるユニセックスなもの。

パートナーとお揃いでプレゼントにも、

またはお手持ちのネックレスとのレイヤー使いにも。

軽やかに楽しんでいただければ、と思います。

 

size : Neolithic Quartz(古代水晶)直径9mm 厚み5mm

    ビンテージ メタル製メダイ 直径11mm

    留め具ビーズ 最大13mm

    赤色の人工シニュー糸の組紐 太さ2mm

    ネックレスの長さは金具を含めておよそ47.5cm

 

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