nazuna ニッキ 2019年 10月 神無月
31.神無月 (THU) 晴れ
今日はハロウィン。。。
日本人のお祭り好きのツボにどっぶりはまったハロウィン。
そもそもがケルト人のお盆のようなもので、
死者を思う、メメントモリの日なのに。
「トリック オア トリート!」とモンスターや小悪魔に変装した子供たちがお菓子を貰うのを、
お兄さんお姉さんや親や大人が付き添って楽しませるための夜なのに。
ちょっと数年前までは夕方になると近所の通りを、
インターナショナルスクールの子供たちが可愛い変装をして嬉しそうに歩いていくのを、
微笑ましく見ていた思い出がある。
自分達も海外でハロウィンを楽しんでいことがある。
現地のスーパーマーケットで見つけた猫とネズミの鼻のマスクという簡単な仮装だったけど、
通りで可愛い仮装をしたネイティブのファミリー達と一緒に写真を撮ったり、
ほのぼのした雰囲気の中で楽しかった思い出がある。。
この数年、東京のハロウィンのお祭りは、なんだか恥ずかしいものになってしまった。
去年はとんでもない大騒ぎと暴動にまで発展した渋谷のハロウィン。
渋谷商店街のおえらいさんが「変態仮装行列」と名付けた大騒ぎが恒例のようになってしまって、
東京人、そして地元民として本当に悲しく情けない。
もうこの時期の渋谷には行きたくないし、
あの交差点で仮装集団が大騒ぎでハイタッチする映像も見たく無い。
たぶん、地元界隈の人々はあの集団には誰一人関わってない。(と思いたい。)
渋谷界隈だけじゃなく、東京人があの中に一人として参加していて欲しく無い。
東京人はクールで粋なんだっていうプライドでもって、あの下品な大騒ぎを軽蔑の眼で見てほしい。
あの交差点の大騒ぎとゴミと治安維持の警備に、
地元の莫大な予算が使われるって、それぞれ自分の地元だったらどう思うんだろう???
・・・・怒りのニッキになってしまって失礼しました。。。
29.神無月 (TUE) 雨のちくもり
最初に診察してもらった病院で、
右足首の関節靱帯の損傷もあるけど、左膝の方がよろしくない、と言われていた。
かばって歩くにも膝が耐えられないから、今後はウォーキングも運動も街歩きもよした方がいいって。。。
そんなに悪いの?私の膝?!ガーーーーン!
と目の前が真っ暗になっていた1ヶ月だった。。。
「正座も横座りもだめだから、和ものの習い事はやらない方がいい」って。
舞のお稽古はとっくにやめていたけれど、もうやらない方がいいと言われると悲しい気分に。。。
軟骨のすり減りは骨が細すぎるから負担が掛り過ぎて、と。。。
この年で(ナイショ)、膝の軟骨がデンジャラスと言われてしまったら、
この先、どんな風にケアしたり、運動したり、治療したりしていけばいいのか、
そういう細かなことの診療も指導も何もない。。。
それで大きな病院で診てもらうことにした。
でもね、怪我をしてから3週間以上も経過してて、初期診療もしてもらってない病院で、
門前払いされるかも。。。と恐れつつ。。。
若い先生は「最初にウチが診たんじゃないんですよね?」って、もの凄く不機嫌そう。。。
触診して「骨折も無いですね」と。はい、確かにその通り。。。
「こちらで診察するからにはもう一度レントゲン撮らせてもらいますから」って。
どうぞ、どうぞ、お願いします、と低姿勢の私。
骨折もないし、全く歩けてない訳でもないし、何でここに来たの?
と言いたげな若いお医者さんの終始厳しい態度でだんだん辛くなる。
年輩のお医者さんは懐深いので、患者の色んな諸事情も笑顔で飲み込んでくれるけど、
都心の大病院の、若くて優秀そうなお医者さんほど、手厳しくてコワイと思うのは私だけだろうか。(苦笑)
前の病院で指摘された膝のレントゲンを診て、
「全く問題ないですよ」と。。。
見せてもらったら、隙間もちゃんと空いてるし、関節もまっすぐで傾いてない。
「前のところで、関節が歪んで隙間もないし、軟骨が殆ど無くなってると言われたんですけど・・・」
「それはもう忘れた方がいいですね。というより、記憶から消しちゃってください」
「はあ。。。」
良かったーーと思うと同時に、
尚更、何でもないのに何でわざわざ来たの?的な空気が診察室にひしひしと。。。(苦笑)
それでも取りあえず1ヶ月後の予約を入れて貰えて、経過観察とその後の指導をいただけることに。
ほぼほぼ1ヶ月もの間、膝を悪化させないようにどうやって生活しようか、とか、
今後の歩行の補助に、杖や足の装具を買ったりした方がいいな、とか、
ずっとずっと不安でいっぱいだったのに。
そういうのが払拭できたのは、「わざわざ大きい病院に来た」からなのだけど、
安心すると同時に何か居たたまれない気持ちで一杯になった。。。
大したことないと思っても大事になる前に診て貰った方がいいって、
そういうような事がネットの医療相談に書いてあるけど、
実際に行くと双方で困惑することが多々あるので、なかなか行けなくなるんだよね。。。
緊急で重篤な患者さんの為に、大病院にはあまり行かない方がいいに決ってるんで、
申し訳なかったことは間違いないわけで。。。
まずは、ちょっとずつ自宅界隈を歩いてリハビリしようと思う。
元気が出ないときもパンを焼くと元気が出る。
ごはんも大好きだけど、
パンを食べると眼がキラキラーっと元気がでる。
やっぱりグルテンパワーだよね。(笑)
主食がパンやパスタなどの小麦を食べ続けてきた欧米の人達は、
小麦アレルギーになりやすかったり、子供の世代でアレルギーに困っていたり、
それで小麦を断つ生活、グルテンフリーを提唱されていたりするけど、
日本人は長い歴史で、主に米を主食にしていた民族なので、
もちろん、小麦アレルギーの人も多いけれど、欧米ほど被害は少ないのかもしれない。
とにかく米はアレルギー物質が一つもないので、米粉のパンが欧米で好まれているくらい。
米粉パンはあまり食べたことがないけど、どんなのか、ちょっと興味はある。。。
どこかで見つけたら食べてみたいなあ。
28.神無月 (MON) くもり
怪我をしてからもう3週間を越えた。
そろそろ歩き始めてもいい頃だけど、レントゲンを撮って「月末まで絶対外出しないで」と言われ。。。
「ギプスをしたら何も出来なくなるから、その分、絶対安静にしてください」って。
膝も悪くなってると言われたり色々と心配なのに、
その後のケアに関しては何の指導もなく。
明日、大きい病院に行って、ちゃんと診断してもらおう。。。
近所に整形外科があまり無くて、こういう時、どこへ行けばいいのか本当に困る。。。
外出出来ないからなのか、やたらに今月はパンを焼いている。
毎日焼いているのかもしれないくらい。
そして少しずつアイテムも制作して、
座りながら出来るという膝と太ももの筋トレもする。。。
1ヶ月もまともに歩けていない分、今後の動作に不安が募る。
筋肉をつけないと膝と足首に負担がかかって、関節が歪んできたりするっていうから。。。
今日の軽食はフランスパンを半分割って、チーズを載せて焼く。
世の中はカーボンフリーだの、グルテンフリーだのというヨガ行者のような生活が叫ばれる中、
我が家はグルテン盛り生活はやめられません。。。
20.神無月 (SUN) くもり
台所に長く立てないけど、料理の手抜きはしたくない。
そんな時はリビングで座って餃子を仕込む。
肉に調味料を合わせてよく練り、野菜を刻み、肉と合わせ、
数時間寝かせたら(本当は一晩寝かせたい)、皮に包んでいく。
大きな平たいプライパンに円を描くように並べて、少々のお湯を入れて蓋をして焼き上げる。
ちょっと早かったなあ。。。
でも、薄い焼き色だけど、皮はパリッパリです。
最近は具の中にタケノコを欠かせない。
でもニラはあまり入れない方が好み。においが強すぎるのがダメなのかな。
入れない方が女性向きかも。。。
やっぱりビールは点心に合う、合う。
18.神無月 (FRI) 雨
赤耳のフランスリネンで仕立てた『羊飼いのコート』。
お客さまの元へ送りだし。。。
手縫いで仕立てた3着のコート。
『ファッション』ではなく、
『ウェア』や『ガーメント』というものの衣服を仕立てたもの。
アトリエコートと名付けているけれど、
お出かけに、ショッピングに、
どんどん着古して、破れやシミがあってもアトリエやワークコートとして
長くご愛用下さるといいなあと思います。。。
袋もの同様に、ちくちく縫いや当て布などの繕いやメンテナンスも承っています。
16.神無月 (WED) くもり
デロンギのピザストーンを使ってからというもの、
ハード系パンは失敗知らずなのでウキウキ状態です。
厚さもあるし、レンガのような石を1300度で焼き固めた石皿のようなプレートなので、
オーブンの中の熱が逃げない。
スチールの天板トレイだけだと、扉の開閉による温度の変化が影響しやすいので、
蓄熱力のある素材をオーブンに入れて余熱するのは大事なことなのだなあ。
家でフランスパンを焼き始めたとき、今程パン焼きが趣味の人が多くなくて。
ホームベーカリーやリッチパンを焼く人はいても、
家庭用オーブン(これが肝心)で、フランスパンにこだわって焼くというのは、
まあ、今でも少ないといったら少ないのかも。。。
シンプルな材料で焼くのは、本当に難しい。
その分、それぞれの家の味が出やすいので、時々ブログなどを見て、焼成など参考にしたりしている。
私がピザストーンを使うのと同じ理由で、グリル用の敷き石をセットして霧吹きでスチームさせたり、
溶岩プレートや銅板トレイなど、様々に工夫していらっしゃる。
そういうのがとにかく面白い。
毎回同じように焼いているつもりでも、その度に味わいが少しずつ違うので、
フランスパンは奥が深いなあ、と思う。
ちょっと前に北海道小麦の『キタノカオリ』を使い、『ベルムーラン』で焼いている。
どちらもモチモチなパンが焼き上がる特長の小麦粉。
『キタノカオリ』は水を入れてミキシングする時に、ヘラを持つ手が重くてこねられないほど粘り気が強かった。
まるで、丹波のバクダンと言われる粘りが強力なヤマイモが入ってるのかと思うくらい。
フランスパンを焼くなら、準強力粉の方がパリパリサクサクと軽い食感になるから、その方がいいんだろうけど、
ちょっと小麦のモチモチもありつつのハード系パンにしたかったので、
そういう時は『春よ恋』とか『ベルムーラン』にする。
今度は純粋にフランスパンを焼くために『リスドォル』にしてみよう。。。
配合や焼成のレシピは全く同じでも、粉を変えるだけでまるで違うパンになるのが面白い。
おうちパンはやめられそうにない。
15.神無月 (TUE) くもり
我が家はお勤めじゃないので、ランダムな仕事のスケジュール。
大抵が夜遅くというより、朝方までだったりする。
なので夜中の仕事の合間の夜食も食べる。
私も御相伴に預かりつつ、作って食べる。。。
若い頃は結構ヘビイな食事もしていたけど、最近は可愛いものです。
フランスパンを焼上げたのを半分に切って、ハムや野菜のサンドイッチとミルクティー。
ダンナさんは夜中に食べようが、ヘビイな食事を採ろうが、
全然太らないけど、私は違う。。。。(悲報)
きっと多くの人々が、早寝早起きの生活リズムなのだろうから、
私たちの夜型生活の不規則リズムは健康に悪いと一喝されてしまいそうだけど、
でも、明け方まで仕事で起きていたら、夜食は必要なのですよね。。。
なるべく消化に良いものをと思っているけれど。
13.神無月 (SUN) 台風一過 晴れ
台風が過ぎ去って、
次々と台風被害が報道され、よく知った場所が激変しているのを見ると驚くばかり。
かなりの被害に言葉も出ない。。。
あんなに大きな多摩川が堤防を越えてしまうなんて。。。
関東から北に、被害は拡がっていて、
大きな河川が決壊している。
ダムの放流が原因なんだろうか?
大昔の氾濫の歴史を何とかするために、治水のためのダムだったと思うけど、
それでもこんなことになってしまうなんて。
年々やってくる台風の規模が、人が街や暮らしを守ろうとする力を遥かに凌駕している。。。
毎年、毎年というのは、あまりにもひどい。。。
こういう状態の中、ラグビーW杯の日本VSスコットランドが開催されて、
苦しい気分の中、リーチ主将率いる日本代表がやってくれた!!
手強いスコットランドを実力で撃沈!
あの痛快で爽快なトライは笑いが出るほど。
全勝で首位通過!ラスボス=ニュージーランドを回避!
でも、南アも強敵には違いない!勝ってほしい。
そうそう、また勝ってほしいね。(笑)
次の試合も絶対観なくちゃ!
それにしても、スコットランドの9番の司令塔のレイドロー選手はこれまでの試合を見てたので、
本当に技術も高く見るからに手強そうだった。
あの選手を後半にスコットランド指揮官が交代で下げさせたとき、
「あっ、これは勝てるかも!」と思った。
確かに大幅に選手を変えて来てスピードは上げたけど、”頭脳”を失ったチームは怖くないと思った。
逆に日本はベテランの田中選手が交代で入って作戦も選手間の理解もバッチリ決った。
速さだけじゃない、グラウンド上でタクトを振るカナメは絶対大事ってことを感じたけどなあ。。。。
試合後、そのレイドロー選手が悔し涙を流してたのを見たとき、
何かグっとくるものがあった。
あの自信と誇りに満ちたスコットランドのキャプテンが涙を流すなんて。。。
勝負の厳しさ、彼の悔しさも、逆にこれまで味わってきた日本選手たちの思いも。
私はサッカー狂なので、ラグビーは今回の大会で初めて見たけれど、
真剣勝負のスポーツってやっぱりいいなあ、、、と思った。
大会が終わるまで、試合を楽しんでいこうと思う。。。
日本代表、ビクトリーロード!!!
12.神無月 (SAT) 台風!!!
おしなものに新しいアイテムをアップしました。
台風が迫っているのですが、
週末更新ということで、アップしました。
もし、お時間ございましたら是非チェックしてみてください。
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台風がやってくる前に、おしなものアップ作業をしている。
こんな時期におしなもの更新もないじゃないかと思われそうだけど、
暴風雨が怖いので、集中できるし、
土曜日にやると決めてしまったので、とにかく作業に没頭。
地震と雷と台風が苦手。犬じゃあるまいに。。。
とにかく、嵐の前にオロオロしないように、心を落ち着かせるには、
薺 nazunaのことをやるのが一番いい。
11.神無月 (FRI) くもりのち雨
台風がやってくるという、それも超巨大台風というから。
でも、どうすれば?
地球史上、経験したことのない超大型台風って報道されてる。
都市部に住んでいながらも怖いと感じるのは、待ち受けることしか出来ないからかも。。。
何かしようがあるのならいいけれど。
東海、関東にやってくる台風が大きな被害を出さないでほしいと願うばかり。
09.神無月 (WED) 晴れ
新しいアイテムが完成しましたので、これから商品撮影を経て、
更新準備に入ります。
土曜日におしなものアップ予定です。
06.神無月 (SUN) 晴れ
痛み止めを飲んで、休日はぼんやり過ごそうと決め込む。
本や映画や音楽を聴いて過ごそう。
久しぶりに谷川俊太郎を読んだ。
懐かしさがいっぱいになる。
ひらがなの詩。
『ののはな
はなののののはな
はなのななあに
なずななのはな
なもないのばな』
(詩・谷川俊太郎)
十代の頃に詩を書くのに夢中になってた。
詩に限らず、小さい頃から童話もいっぱい書いたし、
10代には戯曲も小説もたくさん書いた。
そういうノートがすべて、実家がリフォームしたときになんだか霧散してしまったようだった。
残念でもあるし、また書けばいいか、とも思う。
(・・・・って、本当はものすごく悲しかったけど、
もう無いものを考えてもつらいだけなので、サッパリ忘れることにした。。。苦笑)
詩を書く、といえば、最近見た映画、
ジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」を思い出す。
何でもない日常を切り取った、なんともいえない空気感があって、
観るものを(って、ワタシか)心和ませる。
彼がいつも仕事へ持っていく、黒いスチールのランチボックスもたまらなく可愛い。
余談:
60年代の舞台の英米の映画やドラマで、
労働者の男たちが奥さんにサンドイッチを詰めてもらって仕事場へ出かけるときに、
必ず持っている黒いランチボックス。
ランチの中身はピーナッツサンドと小さなサーモスの水筒にはコーヒー、っていう感じ。
ランチボックスというツールと、サーモスのポットが、私がたまらなく好きなアイテムでもある。。。
(サーモスのポットやピクニックセットは以前、nazuna_antiqueでも幾つか扱った。
チェックの”サーモス”のポットは、会社が無くなってしまったけど永遠に愛すべきアイテムだなあ)
「スレレンジャー・ザン・パラダイス」は今でも大好きな映画。
従妹が持ってきたクラッカーを主人公が半分くれよ、というシーンがなんか妙に好きだなと思う。
そういえば、塩クラッカーって、
絶妙に美味しいのと、普通にどこにでもある味のが存在する。
マレーシア・マラッカのホテルの裏のスーパーで買ったクラッカーは、
間違いなく絶妙に、アジアで一番美味しいクラッカーだった。
だって、それをつまんだ人は皆「もう一枚ちょうだい」、「それ、どこで買ったの?」と何度も聞いた。(笑)
あの塩クラッカーは他のどこにもないものだった。
どちらの映画もまた見たくなる。
そして、「パターソン」は見たら、また詩を書きたくなる。そうだ、また書こう!(笑)
04.神無月 (FRI) 晴れ
昨日、道ですべって転んでなんだか大変なことになった。
一日経って、腫れはどんどん膨らんで拡がっていって、
冷やせども、納まる様子がない。。。
捻挫は子供の頃からしょっちゅうだったので、冷やして安静にしていればいいと思うんだけど。
それにしても、ここまで腫れるとは。。。
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