nazuna ニッキ 2018年 8月 葉月

 

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27. 葉月 (MON) 晴れのちくもり、のち雷雨!!

日が沈んだ直後の空の大騒ぎ!

こんなに激しい雷なんて、何年ぶり?もう驚いたのなんの!

かなり近所に幾つも雷が落ちたくらいの衝撃と爆音が凄かった。

これが夏の終わりの嵐なのかな。。。

 

そういえば、23日の宵闇に聴こえてきたのは、

秋の鈴虫の音。

こんなに暑くても、もう自然の中ではすっかり秋へと進んでいる。。。

暑さももう少しの我慢、かな。


25. 葉月 (SAT) 晴れ

猛暑、酷暑、残暑厳しいーー。

今年は衣服制作という新しい冒険なので、

出かける暇なく、針と糸の作業が続いてる夏です。。。

新しい試みは難解なときもあり、また思った以上に楽しく、毎日縫い物と取っ組み合いといった感じ。。。

 

ベランダではスズメ達がプールに飛び込んでの大騒ぎ。

窓辺近くに座っていると、寄って来ないようなので、ちょっと部屋の奥へ移動した途端、

安心したのか、大勢でおしかけて水を跳ね上げて遊んでいる。

レースのカーテン越しに、部屋の様子が見えているのかな。。。(ドキッ)


23. 葉月 (THU) 晴れのち雨

縫いものに没頭していたら、ニッキやブログの更新が滞ってしまって。。。

毎日のことや作業でもういっぱい、いっぱいに。

こまめにネットを活用、投稿するようにしていると、

文字を打つのが遅いのか、文章が多すぎるせいか、

1日中、パソコンの前に座っていなくちゃいけないことになる。(笑)

改善しなくちゃなあ、とは思っているけれど。。。

でも反対に、ニッキやブログのアップが遅いときは、

制作に没頭&着々と進んでいる証拠かな〜、なんて。。。


20. 葉月 (MON) くもりのち雷雨

買い出しの帰り、どしゃぶりの雨に遭遇。

傘を持っていってたけど、そんなのどうでもいいくらいの雨量!

途中に立ち寄ったお店でしばらく雨宿りさせて貰っていたけど、

止む様子もなく、どんどん激しくなる一方なので思いきって店を出る。

ああ、こういう時になんでオーロラシューズ履いてきたかなあ、と後悔。

隣町まで歩くので一番足が疲れない靴を、と思ったけど、こんな雨になるとはね。。。

革靴は本来は雨や水に強い、というけど、これはもう許容量を超えている。。。

帰宅した時には服もバッグもレジ袋もびしょぬれ。靴は水の入ったバケツに足をつっこんでいるような有り様に。。。

新聞紙を中につめて、しばらく影干しにすることに。

革靴、大丈夫かな?

 

後日談;

一枚革で出来てるオーロラシューズ、完全に乾くまで数日新聞紙を交換しながら水分を取って、

日陰で干しておいたら、何ともないくらいに逆に綺麗になったくらい。(笑)

型くずれもなく、革のヨレも痛みもなく、本当にびっくり。

普通の革靴だったら、きっと台なしになるところ。そんなくらいにひどい雨だった。

でも、オーロラシューズはアウトドア的要素の強い靴なので、多少の雨にはへこたれない。

ますますファンになってしまったね。

 

右だけ外反拇指で、左右の足が1cm以上も大きさが違うワタシの足。

いつも町歩きなどで歩くと足や腰が痛くて、カフェに立ち寄らなければ我慢できないほどだったのに、

この靴に替えてから、全然平気、どこまでも歩けるように。。。

最初の一足を買ったときから、もう15年は経ってるかも。

色違いと形違いのを揃えて、手入れしながら順繰りに履いている。

長く愛用していこうと思う。


17. 葉月 (FRI) 晴れ

久しぶりにコーヒーを飲む。

最近、もっぱら蓮茶やミルクティーの出番が増えて、コーヒーはたまに飲む感じになってきた。

でも今日は久しぶりに珈琲を飲みたくなったので、ケメックスを戸棚から出して来る。

 

昔、コーヒー屋さんでドリップ修行をしていた頃は、家でも店で使っているコーヒー豆を買ってきて、

日々、研鑽するつもりでネルドリップでたてていた。

でも、月日が経ち、ケメックスにも出会い、ペーパーフィルターを使い始め。。。

豆もそんな高価な豆でなしに、近所のスーパーで買った、フツーのコーヒー豆を飲んでいる。

最近はもっぱら、UCCの職人の珈琲の緑のパッケージのやつ。。。

 

でも、以前もうちで入れたコーヒーを「どんな豆を使っているの?同じ豆を買ってきて」と言われたときなどは、

これよりもはるかにお徳用の安価なコーヒー豆だったりしたんだけど。。。

どんなに「豆の善し悪しじゃない。これはお徳用の豆なんだから。入れ方が違うんだって」と説明しても信じない。(笑)

豆がそんな大量生産品でも、ちゃんと気を使って入れると全然味が変わるんだなと思ったのは、

そういう声をよく聞いたからで。。。(手前味噌)

 

いつもはケメックスでペーパードリップでいれるんだけど、

今日はネルドリップでいれてみた。

というのも、仕舞ってあったネルドリップの布フィルターが手元にあったから。

このネルドリップのフィルターは自分で手縫いしたもので、

以前、手伝いに行った珈琲屋さんで使うために縫ったものだけど、

寸法を間違えたので使われないままになっていたのが、先日引き出しの中から出て来た。

この大きさ、ケメックスにぴったりかもと思い、試してみることにした。

 

茶匙一杯ほどの珈琲豆を鍋に水と共に入れて沸騰させて、未使用のネルのフィルターを入れる。

しばらくうっすらと染まるくらいに煮出しておく。

珈琲豆で煮出すのは、のちにコーヒーフィルターとして使うときに味が出易くするため。。。

 

本当はこのネルのフィルター、金属製の輪ッかに縫い付けるんだけど、

ケメックスで使うので、輪ッかは必要なし。。。

そのまま載せただけだと紙製と違って側面にぴったり張り付かないので、そのままずり落ちてしまうかも。

なので、頑丈で外れにくいクリップで四方を留めて、ゴムで固定してみた。

ネルフィルターは煮沸したあと、水で洗ってしぼってタオルで余分な水分をとっておく。。。

珈琲豆をひいた粉を入れたら、トントンと均して、棒(箸でも可)で中心に向かって渦を描いておく。

完全に沸騰させて、適温に湯冷ました湯を、月兎のコーヒーポットで、

細くゆっくりと、表面にらせんを描くように入れていく。

表面がお湯で濡れたら、蒸らしのお湯の分量はそれでおしまい。

いれすぎたらダメになっちゃう。

ゆっくりとフィルターの先がしみ出して、ポタ、ポタと落ちて行くのがすっかり静まるまで、粉を蒸らしておく。

湯冷ました湯を月兎のポットに足して、分量の珈琲が入るまで、ゆっくりと細く円を描くように入れていく。

珈琲のいい香りがたちまち台所にたちこめて、

本当にいい気分に。。。

 

出来上った珈琲を飲んでみてビックリ。。。

ペーパーフィルターで入れたのとは全く違う味に!!

ペーパーではアクも苦味成分も万遍なく入ってしまうけれど、

ネルドリップの布フィルタ−だと、アクやエグミが無くなって、甘さや旨味がより際だつ味わいに。。。

お湯の温度も熱すぎると苦味が出過ぎるし、かといってぬるすぎてもボンヤリした味になってしまう。

自分の好みの珈琲はやっぱりネルドリップだなあ、と思った。

そして、せめてペーパーフィルター。。。これに限る。。。

 

機械式のコーヒー抽出機や、サイフォンコーヒーの味はちょっと苦手なのかも。

自分の好みからだけの感想なのでナンだけど、

沸騰したままのお湯を湯冷ましもせず、アクもエグミも一緒くたに出てしまう感じがあって、

ミルクやフレーバーや砂糖なしには飲めない感じもする。。。

煎茶の玉露と同じような丁寧さで抽出された珈琲は、お茶と同様に甘みがあって、

まさに果実そのもののフルーティーさを感じられて本当に美味しいなと思う。

 

豆が上等のコーヒーは絶対に美味しい、というのは確実にあるけれど、

格安で手に入るスーパーで売っているコーヒー豆でさえも、入れ方によったら断然に美味しくなる。

反対に、どんなに高価で希少な豆でも、まずくも成り得るということで。。。


16. 葉月 (THU) 晴れ

リネンで仕立てる薺nazunaの衣服。

布好きになると、肌に触れるものが心地よいものだったらいいなと思う。

洗うたびに織り目が詰まって、新品のときとはまた違った表情になっていくのも楽しくて。

そんな布の心地よさが楽しめる服を日々愛用していきたいと思うのが嵩じて、

薺の服、制作始動です。。。

 

お洒落のファッションというよりも、

普段使いで楽しめるものを、と思う。

少しずつなので、沢山は出来ないけど、

気に入っていただけたらいいなと思いながら、ちくちくと縫っています。

 

着分に裁断した生地のままの状態で触れるのと、

少しでも衣服のカタチになってから触れるのとでは、またちょっと違う。

肩の縫い線や衿ぐりのカーブ、袖口などのディテールが仕上っていくと、

布の表情も豊かになっていくような気がして、非常に楽しい。


14. 葉月 (TUE) くもりのち晴れ

出雲の野鍛冶職人の高橋さんに包丁の口金の修理をしてもらった。

金具がはずれてしまったので、使いづらかったけど、

修理で送ったら、あっという間に直して届けて下さった。

大きい方は違う職人さんの包丁。

こちらの柄も取り換えてもらった。

近所にはなかなか修理をしてくれそうなところが無くて、包丁やはさみの研ぎにも困っているほどに。

 

出雲の高橋鍛冶屋さんの果物包丁。

本当にフルーツを切る時はこれでないと!

でも、私は玉葱のみじん切りにも、野菜や肉にもペティナイフのように使っている。

素朴な柄と、何よりこの口金の感じがたまらない。

こういう金属を輪ッかにしてはめるのって、結構大変だという話しを何かで読んだことがある。

鍛冶職人さんの包丁ならではの、この佇まいがお気に入り。

バターナイフとしても愛用している。

パンに塗るのも、刃の幅も重さも丁度いい。

毎日使っては、すぐに洗って、乾いたタオルで拭ってサヤに仕舞う。

たまにオイルを刃と柄の根元に塗って馴染ませている。

そうしておけば、錆も出ないんじゃないかと思う。

長く、長く愛用したい、そんな小さな包丁。

キャンプにぴったりな感じだし、旅行のスーツケースに入れておけば(手荷物はダメよ)、

ホテルで現地の地物のフルーツやチーズも切り分けて食べられるなあ、なんて。。。

 


11. 葉月 (SAT) 山の日 晴れ

暑いときは餃子なのだ。

いつもギョーザの皮を買いに行っていたスーパーは建て替えで休業している。

片道25分くらいのところにあるスーパーには、珍しいほどに餃子の皮が様々に揃っているけれど、

連日の暑さで、そこまでは通えない。

近場のお店のもので良しとしよう。。。

中身と焼き加減で、若干パサつく皮の弱点をカバーするのだ。。。

あんまり皮にひだをつくらない。ぺったりした感じにするのが好き。

その方が焼きのカリカリの面積が多くなるから。(喜)

何度も餃子を作り、試しながら行き着いたのは、

肉は肉だけで練る。

これに尽きる!(笑)

 

あとで一緒に混ぜるからって、最初から野菜も肉も混ぜると、

まあ、見た目は普通に餃子にはなるけど、全然美味しくない。

ジューシーで、肉の旨味がジュワっと出て来る餃子には絶対ならないのだ。

ハンバーグも一緒だし。。。

玉葱と肉を最初から一緒に混ぜたら、美味しいジューシーなハンバーグにはならない。

パサついたハンバーグにソースたっぷりかけて誤魔化した出来上りに。。。(涙)

肉に下味と下ごしらえしないで野菜をまぜると、肉の旨味が野菜に吸われてしまう。

お肉がジューシーな出来上りにしたかったら、

肉は肉だけで下味をしっかりつけて練り混ぜるという下ごしらえをしないといけないのだね。。。

 

野菜もそうだけど、炒めたり焼いたりするとき、出来上りに塩胡椒しても旨味は出ない。

塩分控えめにしようと思って、ずいぶん長いこと料理の仕上げのときに掛けていたけど、

これが何故か全然美味しくない。

ほんの少しだけでも、調理前や途中に塩をするかしないかだけで、素材からでる旨味が変わるんだなあ、と思った。

 

毎日、ごはんを作って食べて、あーだこーだと一人で駄目出しなどしているワタシを見てダンナさんが、

「もしかしたら、料理人の道の方に進む人生もあったのかもしれないよね」と言う。

うむ、うむ、たしかにね。。。

小学生の頃から料理を作るのも料理番組を見るのも大好きで、

美味しいものを食べに行ったら自分で再現してみるのも大好きだったので、

そういう道があってもおかしくなかったかもね、とワタシも思う。

今は女性シェフやパティシエ、ブーランジェリーなんて一般的だし、専門学校もいっぱいある時代だけど、

私の若い頃は、料理人=ザ・男の世界って感じだったしなあ。。。

まだまだ、女性シェフがやっている店は珍しい、みたいなヨノナカだった。。。

 

でも、主婦の作る毎日のごはんも一食一食、勝負なのだ。(笑)

毎日のごはんの炊き上げもパスタも、ちゃんとストップウォッチで計って作る。

しかし、日々、うっかりや失敗の多いこと!(笑)

これじゃあ、プロにはなれませんって。。。

「しまったー!やっちまったー」っていうの、家族だから許して貰ってるのは大きいね。

 

今でも料理番組や料理本は大好き。

女性や主婦に人気の時短料理や簡単料理のテクニックよりも、

プロしか知らないようなこだわりのコツの方こそが知りたいと思う。。。

ネットのみんなが投稿するレシピサイトは便利だけど、プロのコツや技を知ることのできるサイトは殆どない。。。

書店の料理本コーナーも以前よりも扱う書籍が少なくなってるので、ちょっとしたジレンマ。

そういうので、料理研究家の方の料理教室が人気なのかなあ。。。

 

今日は満遍なく上手く焼けた!

カリッ、ジュワっとくるのが餃子の醍醐味!


10. 葉月 (FRI) 晴れ

今日も今日とて、もの凄い暑さ。

お昼ごはんは刻みキツネと夏野菜のぶっかけうどん。

暑いと麺ものが増えるなあ、と思いつつ、

結構年中、麺を食べてるような。。。

 

午後のおやつは懐かしい感じのレトロ菓子パン。

ダンナさんが仕事で訪れた駒込の商店街で見つけた昭和なパン屋さん。

どれもが子供の頃に食べたような懐かしい素朴な味。

子供たちが小銭を握りしめてパンを買いに来ていたそうで。

どれでも1個120円。アップルパイ、みかんデニッシュ。。。

真ん中のあんドーナッツも10コ入りで120円。

子供たちのおやつの殿堂だね。

 

夕方、新しいアイテムを撮影する。

古い時代に織られた麻の布を重ねて仕上げた小物入れ。

素朴な無地の麻の小物入れ。

カタチになったとき、スッと掌に収まる感じが心地よい。

この麻の布に、もう一度、道具としての役割を与えられたんじゃないかな、と思えるものに出来た。

 

麻は魔除けになり、麻の繊維で作られた紙は虫がつかないのだとか。

麻の持つ清清しさや心地よさは、いにしえにそういう心情も生み出したのかもしれない。

 

小物入れに添って編み込んだ四つ編みの麻の紐。

なめらかな麻の手縫い糸を解いて細い糸にして、1本1本に蜜蝋を染み込ませて、

四つ編みに組んだ組紐。

手製の組紐は小物入れや袋ものごとに、糸で編む。

 

今回、仕上げた小物入れ、

どこかプリミティヴな趣きがあって、

他愛のないものだけど、いいものが出来たなと思う。

手前味噌ながらにそんな風に思ったりも。。。

 


09. 葉月 (THU) くもりのち晴れ

麻生地専門店で、真新しいリネンを選ぶ。

最初からトロンとしたぬめり感あるリネンよりも、最初は少しシャリ感のあるリネンが好き。

使っていくうちに、自分で洗ってアイロンを掛けて、

愛着をかけていくうちに、トロンとした質感になっていくもの。

育てていくリネンがいいね。


08. 葉月 (THU) 台風到来!!

今年の夏は暑すぎて、元気が出ない。

暑い夏はやっぱりエスニックで暑気ばらい。

チキンのタイ風ソテーをサンチュで白飯と一緒に包んで、

タイ&韓国ごはん、みたいな。

トマトと玉葱、ニンニク、ナッツと黒胡椒は石臼でペーストにしてサンバルソースに。

サンバルはインドネシア。。。

ごちゃまぜエスニックごはん。

作るのも食べるのも楽しい一皿に。


07. 葉月 (TUE) くもりのち

ベランダの風知草の鉢に住み着いた名も知らぬ雑草。

しっかり生えていたので風知草がダメになったらマズイ、と引き抜いた。

その後、あまりに太い根っこだったので、何と言う植物か知りたくて、

空いていた大きめの鉢に投げ込んだ、までは1日のニッキの話し。。。

 

それがドンドン、どんどん成長して、まっすぐ1本、天へ向かって伸びて行く。。。

1本の野太い茎はこんな感じ。

 

葉っぱはこんな感じ。

一枚一枚がすごく大きくガッシリしてる。

根っこもゴボウのように太く長かった。

花が咲いたら、植物の種類が分かるかなと思って様子を見ていたけど、

全然花芽をつける様子もなく、ひたすらに上へ真直ぐ伸びていっている。

あっという間に腰から胸の高さへ成長してきた。。。

色々調べてみたけど、皆目分からない。

ある朝、ベランダに水やりに出てみたら、この謎植物の一面に、

白い蜘蛛の巣のようなもので覆われているのを見て、

ひゃーーーっと怖くなり騒いでいたら、ダンナさんが、

「何か病気になったかな。他の植物に障るといけないから」ということになり。

鉢から引き抜いてサヨナラすることに。。。

 

どういう種類の植物なのか分からないけど、

近所界隈、てくてく歩いて廻ったけど、同じ植物はどこにも見掛けない。

どこから来たものなのか。。。

あんなに大きくヒマワリのように育つ植物、コワイくらいに早く大きく育っていく。

あれは一体何なんだったんだろう。。。と未だに分からない。

 

アボカドの鉢には相変わらずスミレが繁茂している。

そこに朝顔が突然芽を出して、どんどん成長。。。

数年前、自分達で撒いた朝顔の種がやっと顔を出したか、と思っていたけど、

これもスズメ達が運んできたものかもしれない。。。

というのも、今日、ベランダの床にコロン、コロンと朝顔の黒い種が数粒転がっていた。

やっぱり鳥達が種の殻を運んできたのが、この中で芽を出したんじゃないのかなあ。。。

 

朝顔の蔓がどんどん伸びて、ジャスミンの枝とからまりながら伸び続けてる。

でも、まだ花は咲いてない。。。

花を心待ちにしているんだけどなあ。

 

まあるいサボテンは一度頭の先が何かに当ってへこんでしまった。

その後、へこんだ部分からにょっきり新しいサボテンが顔を出して、ダルマ型に大きく成長。

その後、下の土台になってしまった元々のサボテンの横っちょから、小さなサボテンがひょっこりと。。。

傷ついても、折れても、増殖していくサボテンの不思議。

これは手の平ほどの大きさだけど、種から育てたから21年目。

もっと大きい、ガンビーみたいなサボテンもいるけど、それも同い年。

大きな鉢に替えたらもっともっと大きくなるんだと思うけど、とりあえず小さいままで。。。

 

後日談:

またしても、風知草の鉢に見たことも無い植物が育ち始めてる。(笑)

きっとスズメ達や野鳥が運んでくる種子から芽を出してるんだと思うと、ちょっと楽しい感じもして、

つい見ず知らずの雑草を観察してしまう。

今度はちょっと蔦っぽい感じの植物。

アイビーではないと思う。

もうちょっと育つまで静観することに。


06. 葉月 (MON) 晴れ

連日の熱帯夜と猛暑で、毎晩1〜2時間おきに眼が覚めてしまって、睡眠不足。。。

今日はどうにもダルくて元気が出ないので、

何か元気の出るカンフル剤を、と考えてみたら、

最近、甘いものにトンとご無沙汰だということを思い出し、

よし、あまり食べないケーキ類を食べてみよう!と思い立った。

 

どんなのが食べたいかというと、本当はチェリーパイやアップルパイが食べたかった。

でも、古き良きアメリカンなスイーツ、いま売ってるところが殆ど無い。

そういえば、昔は近所にパイで有名なお店、アンナ・ミラーズがあったのになあ。

レモンカスタードのパイとか懐かしいー。

そんなに食べていたわけじゃないけど、無くなってしまうと妙に恋しくなる。。。

 

アメリカンなカントリー風のパイではないけど、

ヨーロッパ的なパイ?、タルトのお店なら2軒もある!

今日は隣町のタルト屋さんにダンナさんと二人でワクワクと選ぶ。

日本のスイーツは見た目が甘そうでも、本当にサッパリとしていて、

食べ終わったあとに爽やかさも残る丁度いい甘さ。

 

アメリカンなパイが食べたいと言ったけど、本場のアメリカのケーキは日本人には甘過ぎて食べられないほど。

必ずといっていいほど添えられた爆量の生クリームが、

ケーキの甘さを軽減してくれるからと、ケーキにタップリと載せて食べるかたカロリーが半端ない。。。

 

当分はケーキはいいね、というくらい堪能。

我が家では、今年の夏は特に、ちょっと甘味を控えている。。。

健康にも気をつけなくては、ね。。。


05. 葉月 (SUN) 晴れ

暑いのでお昼ごはんはサンドイッチで手軽にパパっと作る。

軽食に夜食に、最近はトーストを食べることが多い。

丁度、自家製パンは粉が品切れしていて仕入れないといけないので目下のところお休み中。

そういうときに、普通の市販の角食パンを食べる。

 

この数年、なんだか角食がブームらしい。。。

私もかなり昔から、初めて訪れる美味しいパン屋さんと評判のお店では、

バリエーションの他に角食を必ず買うことにしている。

シンプルな角食パンはその店の個性がハッキリ分かるし、

角食が美味しいパン屋は信用できる。(笑。)

これは個人の勝手な意見だけど、角食って本当にお店によって味が全然違うからおもしろい。

 

この頃は空前のパンブームによって、人気と流行りのパン屋さんがいっぱい出来ていて、

これまでは是非食べてみたいと思ったりしていたけど、

最近は新しいところ、評判のお店を試してみなくていいや、と思っている。(苦笑)

自家製パンにはまってしまって、パンを買いに行くのが減ったというのもあるし、

その分、わざわざ買いに行くとなると、お気に入りのパン屋さんのパンを食べたいと思うから、

なかなか新規開拓する機会が無くなってきた。。。

出先や旅先で、初めてのパン屋さんに出会ったらお土産に試してみようと思ったりする。

 

トーストはオーブンで焼いている。

コンパクトなオーブンなので早いし、こんがりと耳までサクサク焼けるのがいい。

焼いたら、すぐにバターを塗る。

ずっと使っているバターナイフのエッジは鋭利だけど”刃”がついているわけじゃないので、

バターが綺麗にカットできない。

木製のものも同じで、持ち手はいい感じなのに、バターのカットがスムーズにいかない。。。

バターナイフを新調しようかと思っているところ。。。

今日は試しに、タイの包丁をバターナイフの代用にしてみた。

ペナペナの包丁はタイ製のもので、駒場の民芸館の売店で売られていたもの。

右から2番目の細長いのがタイの包丁。

一番右のは、出雲の鍛冶屋さんの果物ナイフ。

これも民芸館で購入。

(真ん中のは日本橋の木屋の鋼の包丁。美しくなめらかな切れ味。私にはちょっと重いのが難点で出番が少ない。。。

左端は出雲の絲原記念館の売店で販売している鍛冶屋さんの包丁。

出雲の包丁は普通の包丁と違って、日本刀で用いるような上等の鋼を使ってあるそうな)

 

話しは戻って。

タイの包丁は、出雲の立派な鋼と炎でつくられたものとは対極にある。

何かスチール製品をリサイクルして作られたもので、刃はちゃんとついているもののホントにペラペラ、ペナペナ。

まるで薄手のヘラのよう。そういうワケで買ってはみたものの、あまり出番がなかった。

 

今日、サンドイッチを作るのでバターを冷蔵庫から出しながら、ハッとひらめいた。

あのタイの包丁のしなりとペナペナはバターやスプレッドを塗るのに丁度いいかも!

バターを固まりから切り出すのも良いし、パンのトースト面に塗るのも一気に塗れて良い感じ。

そして最後に、いつもはパン用のギザギザの包丁でカットしていたけど、

仕上げもタイのペラペラ包丁でカットしてみたら、

これが存外に上手い塩梅で切れること!

ハムとアボカドのサンドイッチ。

断面の鮮やかな切れ味。

スッパリ切れているサンドイッチは妙に美味しい。

そういえば、美味しい喫茶店のミックスサンドはキュウリやハムやパンの切れ味がカミソリのごとく。。。

これからはタイの包丁はパン用として抜擢することに決定。


03. 葉月 (FRI) 晴れ

チベットのアンティークを見ていたら、僧侶の装具の中に必ずあるのが”ソーイングセット”。

銀やビーズや石、珊瑚などで装飾された小さな小物入れには、

針入れと糸など、衣類、僧衣を繕うための大事な品だったと見られる。

ヨーロッパのアンティークの裁縫道具などでも針入れは美しい装飾が施されたものが多い。

ニードルケースはペンダントのように首から下げたり、淑女のたしなみ、コレクションでもあった。。。

 

そんなふうに、何か大事なものを仕舞う袋ものを作りたいなと思う。

少しずつカタチにしていこう、と思う。


02. 葉月 (THU) 晴れ

お気に入りの古布ばかりを仕舞った葛籠を開ける。

一度やそこらしか使っていない布などもあって、

また新しいアイテムとして蘇らせたいなと思いながら、一つ一つに見入る。

 

ずいぶん前に手に入れたきなこ色の麻布がある。

夏の紋付着物として使われていたもの。

今では生成りやベージュ色の麻の無地の着物など殆ど見掛けない。

男性は麻の夏着物にパナマ帽のいでたちが粋でお洒落だった時代。

自分としては生成りや天然染めの無地は好きだけれど、少し素朴すぎるかなと思い、

まだ一度も袋ものに仕立てていなかった。

今見てみると、自然のままの染料で染められた麻の、なんと趣きある布だろうかと思う。

現代は特にきらびやかで賑やかなものが好まれる時代だけれど、

やはり”侘び錆び”、侘びしさの中の美しさに惹かれてしまう。。。

 

幕末、または明治期のものと思われる古い布。

その布と一緒に仕舞ってあった生成りベージュの麻生地も一緒に出してきて、

合わせてみると、色のグラデーションも美しく、また麻と麻の重なりが心地良く。。。

これで何か仕立ててみようと、思い立った。

袋ものにするには一重では薄すぎるので、二重、三重、四重に重ねていく。

極細の糸で織られた上布と呼ばれる麻を重ねていくと何と心地良いことか。

前におしなものにアップした”麻の重ね”とはまた違った、”麻の重ね”に仕上りそう。

 

それから、戦前に織られた国産の木綿布も出してみる。

手に取ると、本当に心地よい。

戦争前の物資が豊かだった頃の木綿や絹は本当に品質がいい。

木綿のワタそのもののふんわり感。

これほどたっぷりとワタの感触が残る布は、インドの手織りカディでも、今の和の木綿布でも、

もう出会ったことがないくらい。

明治から大正期に中国で織られた茶綿の布も素晴らしかった。

これは以前、お仕覆で使用させて戴いたけれど、普通の平織りの木綿布なのに、

ベロア、別珍のようなふんわり起毛したような豊かな繊維。

小物入れに使いたかったけれど、出会えたのも一度きり。

 

大戦前までの時代の、実直だった物づくり。

布を見ているだけでも、品質などは戦前と戦後で一変する。。。

戦後の、いわゆる”お召し”と称する着物地の何と粗末なことか。

水に濡れて一気に縮んでしまう着物。染めが台なしになってしまうものだったり。。。

これで絹は水に濡らすのは厳禁というような事が一般化してしまった。

本当に質の良い絹なら、水に濡れても、逆に水を通した方がどんどん強さを増していくはず。

水に濡れたり、水を通すと不具合が起きるのは、誤魔化しのための薬品を使っているから。。。

と、呉服屋だった父の言葉。

絹は石鹸(アルカリの)で洗うのは性質を変えてしまうのでいけないけれど、

水通しは何の問題もないはずなのに。。。

 

なので、私も古布を仕入れたら、水で洗って、絹は中性洗剤で、

木綿や麻は純石鹸でしっかりと洗う。

そこで風合いや色や輝きが蘇るか、ダメになってしまうかが分かるというもの。

そこでダメになってしまうものはまず最初から選ばないけれども、

まだまだ未熟ものなので間違うこともある。。。

 

洗いに掛けると、ふんわり感が戻って、手触りが全然違ってくるので、

さあ、これで何を仕立てようかとワクワクが増してくる。

素朴な木綿布は生成りのもの。

汚れるから、と生成りや白は遠慮がちになってしまうけれど、

お使いの方が日々愛用して、汚れたら洗えるような袋ものを作りたいなと思う。


01. 葉月 (WED) 晴れ

スズメ達がベランダに水飲み&水浴びにやってくる毎日。

ベランダの植物をちょっとちょっと摘んでいる様子。。。

春先には多肉植物の新芽が毎日食べられて、ハゲハゲになっていたけど、

夏になり餌も豊富になったようで、多肉植物も元気に復活。。。

鉢植えのあちこちから、今まで無かった植物の芽が出て育っている。

にゃんこ先生の大好物だった風知草の鉢にも、

スズメ達によってもたらされた謎の植物の若葉がニョキニョキと。

その謎植物の茎があまりに野太く、また葉っぱも今まで見たことないようなものだったので、

風知草が根絶やしにされそうだったので、根元からごっそり引き抜いてみた。

まだ小さいのに、その根っこの強靱なこと!

必死で引っ張ってもビクともせず。

思いきり引き抜いてみたものの、この先、どう成長するのか見てみたかったので、

空きになってる大きな鉢の土に穴を開けて、ポイとばかりに投げ入れて根っこを埋めておいた。

最初はしなびれていたのでダメかと思ったけれど、

数時間後に見てみたらしっかり根付いて大きな葉っぱを広げている。

まるでヒマワリのように大きな茎と大きな葉っぱ。

毎日どんどん成長している勢いがちょっと怖いくらい。

一体その正体は何だろう。。。

(今度写真もアップします。)

 

香りが良いのでお気に入りのジャスミンは、水を沢山与えているのでゴキゲンの様子。

春先にダンナさんが剪定したジャスミンの枝、ちょっと可哀想だったのでガラス瓶にいれて活けておいた。

葉っぱだけだったのに、花芽をつけて見事に咲ききった!(画像は3月のニッキから)

部屋中にジャスミンの爽やかな芳香が漂い、良い気分にさせてくれたので感激だった。

なので、その後、花びらが落ち、葉っぱの色も枯れてきたけどまだまだ元気だったので、

さよならするには忍びなく、毎日水を換えて、日中は日当たりのいいお風呂場で日光浴をさせていた。

そうしたら、先月になって、切りっぱなしの茎から根っこが出て来た(!)。

今では硝子器の中をぐるりと長く繊細な白い根っこが伸びて、枯れ落ちた葉の根元から新芽が伸びてきた!

薄緑の新芽はどんどん伸びて育っている。

か弱いような薄みどり色の新芽だけど、切り落とされた枝から花をつけ、

新たな環境に適応する生命力に溢れていて、日々驚かせてくれる。


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