nazuna ニッキ 2018年 6月 水無月

 

 

 

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29. 水無月 (FRI) 晴れ

ダンナさんが撮り溜めていた写真のネガを、

デジタルにフォーマットし直す作業を、仕事の合間にずっと続けている。

ネガは年代別にタッパーで乾燥剤を入れて保管。

子供時代に撮った写真から、カメラマンとして仕事を始めて現在に至るまで。。。

その量たるや。。。

数々の有名アーティストらの若かりし日の姿があって、これはすごい!と思う。

本にまとめればいいのに、と思うんだけど、

ダンナさん曰く、ポートレートは肖像権の問題があるから難しいんだとか。。。

 

肖像権、著作権、世の中色々事情がある。。。

そういうのは重要なことかもしれないけど、仕舞ってあるだけなんて何か勿体ないなあと思ったりも。。。

 

私もド素人ながらに、撮り溜めてきた写真がある。

若い頃、旅先で撮った写真をベテランデザイナーの方に見て貰ったら、

「なんでカメラマン目指さないんだよ!」とお世辞だとしても褒められたことがあったので(笑)、

嬉しくなって、旅先でちょこちょこ撮っては、自分でプリントしてファイルにまとめたり、

知り合いのお店に飾って貰ったり、結構楽しかった。。。

当時から何かのコンテストに応募しようとか、どこかへ売り込もうとか全然思わなかったなあ。

完全な趣味の範疇だったので、それが楽しく心地よかったというのもある。

デジカメが主流になって、撮る意欲が徐々に失せてしまったけど、

でも、やっぱり写真は観るのも好きなアートの一つに変わりはない。。。

私はプロじゃないので、ダンナさんのようにネガの保存状態をケアしていなかったのもあり、

ネガのデジタル化作業をしているのを見ると、ちょっとドキドキしてくる。

沢山のネガが箱に入ったまま押し入れの奥に仕舞ってある。

毎年の猛暑に、ネガや写真の数々がどうなっているんだろうとだんだん怖くなってきた。

ネガもプリントも経年劣化は避けられないだろう。。。

ちょっと怖いけれど、押し入れから出してみよう。

風の心地良い天気の日に、そして湿度が低くてカラっとした日に、

写真の整理をしてみようと思う。。。


26. 水無月 (TUE) 晴れ

最近、新しいポットを買った。

ドイツの”ヘリオス”というところのもの。

真っ白なポットは、ミルクボトルのようなデザインが可愛いくて気に入っている。

(写真を後日掲載予定。。、)

 

以前使っていたのは、ビンテージのアラジンの赤いチェックのサーモスポット。

毎朝、銅のヤカンでお湯を沸かし、

そのポットに入れて、紅茶や蓮茶をいれて飲む。

ビンテージもののポットだけど、本体も何もかも問題ないけど、

ゴムのパッキンが経年ですり減ってきて水漏れが出て来た。

パッキンさえ交換できれば、ずっとずっと使えるんだけど。

でも、アラジンもサーモスも名前は少し残っているけど、製造工場も会社も実質無くなっている。

存続されていれば、いくらでもパーツ交換してもらえるのになあ。。。

昔のMADE IN USAのものは本当に品質デザインも良かった。

工場や物づくりを人件費の安い中国やアジア、中米に移してしまったから、

もう昔のような頑固なアメリカンなオヤジたちの物づくりは失われてしまったのだと思う。

お気に入りのミルクガラスのファイヤーキングもその一つ。

毎朝入れるミルクティーをファイヤーキングのジェダイマグに入れて飲むのが日課。

その飲み口の当たりの良さ。

手にしたときのずっしり感も気に入っている。

でも、国内で探すととても高価なものになっているので、なかなか手が出なかった。

日本国内でも復刻のものが出ているので、それでも良かったけど、

やっぱり、どうしてもオリジナルのものが欲しかった。

アメリカのコレクターさんから譲って貰ったのを現在愛用中。

内側に傷があったりするけど全然気にならない。

お盆やお皿など、nazuna_antiqueでも扱ってきた古道具のものを使っている。

蓮茶やほうじ茶を飲む茶碗は昔の蕎麦猪口だったり。

うっすらヒビが入っていたり、ちょっとした傷があるものなど、

自家用に下ろして毎日愛用。

日々の暮らしに、なんてことのないお気に入りのものを使うと、

ほっとする時間が増える気がする。。。


25. 水無月 (MON) 晴れ

新しいアイテム、ほぼほぼ完成。

小さな袋ものと、くったりリネンと大麻布のバッグ。

そしてウエアの試作も続行中。

 

作っていると、あっという間に時間が過ぎていく。

HPでの作業、ブログなどの投稿をするのをつい忘れてしまう。

文章を書いたり、打ち込んだりしていると、

それだけで一日仕事になってしまうけど、

巷の人々はマメにつぶやいたり、写真を投稿したり、すごいなあ、と思う。

でも、昔の開業当時のnazunaニッキを見返していたら、

1ヶ月に2〜3回しか投稿しない月もあって、前はもっとユルかったなあと思う。

それを考えたら、1ヶ月の間に更新するのは遅いけど、自分としたら記事を書いてる方だなと感心したり。。。

 

どんどん回転の速度が速まっている世の中を、ほよーんと眺めている感もある。。。

でも、回転や歩く速度は一人一人違うから、これでいいのだ。

車酔いしていた子供時代を憶う。

揺れに対応できないのも乗り物酔いだけど、

車窓の、速度によって過ぎ去っていくもの、やってくるものに見入ってしまって乗り物酔いにもなる。

できることを、できる限りにやっていきたいなと思う。


18. 水無月 (MON) 雨のちくもり

大阪で大きい地震があったというニュースにドキっとする。

日本各地でも地震や火山活動が活発になってきて、

こういった被害は他人事ではない感じ。。。

 

今回の地震で被害に遭われた方々に心よりお悔やみ申し上げます。


17. 水無月 (SUN) 晴れ

14日、ついに開幕したロシアW杯。

開催国が最弱国の汚名を挽回し、ウルグアイの猛攻をしのぎ続けたエジプト代表の新人GKの大活躍、

イランの初戦勝利もアジア勢としては正直に嬉しい。後に続きたい。

何よりも、グループリーグ初戦で決勝戦のような組合わせのスペインとポルトガル戦!

早くも今大会の名試合となったと思う。

いつも見ているレアルマドリーの面々が敵味方に分かれて対戦。

スペインの強さは変わらないけど、これまでいつも負けていたポルトガルが大躍進!

何と言っても、クリスティアーノ・ロナウドの鬼気迫る大活躍。

あれこそがエース。チームの危機に、ここぞというときに大活躍してくれるのが”エース”の称号で呼ばれる選手。

まさに、そんな頼もしいキャプテンだった。

本当に、あんなエースがチームにいるポルトガルは幸せ者だなあ。。。

 

そして、Cロナのライバル、バルセロナ所属のメッシのアルゼンチンがアイスランドによもやのドロー。

いつも通りのメッシだけど、廻りはイニエスタやスアレスやブスケツがいない。

アルゼンチンの選手はどの選手も世界トップクラスの選手。でも、バルサの選手じゃない。。。

それが代表でのメッシの苦悩なのか。。。

本当に対照的に、Cロナはレアルマドリーでプレーしているときよりも生き生きとしているし、

守備に戻ったり、皆を励ましたり、笑顔のキラキラ感がスペインでやっているときと全然違う。

やっぱり母国のチームは安心感があるんだろうなあ。。。

 

そしてドイツとメキシコでまさかのドイツ敗戦。

半年前から練りに練ってきた作戦がハマっての勝利だそうで。。。

エジルのプレイを見たいので、是非ともグループリーグを勝ち上がってほしい。

 

そしてあさっては日本代表の初戦。もうどの国の代表たちも初戦をモノにしようと死にものぐるい。

どんな強豪国でも力を出し切った試合が続いているので、日本代表も出し尽くして頑張ってほしい。

格好いいプレーとか、日本らしいスタイル、とかそういうのはどうでもいい。

とにかく泥臭く、1点でも勝ち点を求めていくプレ−に徹して欲しい。

これから、どんなドラマがあるのか、4年に一度のW杯。

ドキドキワクワクの毎日が続く。。。


16. 水無月 (SAT) くもり

リーディンググラスを使って、針に糸通しするようになってから、

なんと作業がスムーズに進んでいくことか。

でも、作業自体は裸眼で何ら問題はないので、メガネやルーペはまだ必要ないかも。

 

夏に向けて、装身具の腕に巻くものに続いて、ネックレスもつくりたい。

そして、間に合えば、麻のウエアも。。。

自分自身、リネンのシャツやチュニックは年中着用なので、秋冬になっても作りたい。

 

少しずつ、新しいものにも挑戦。

そして、定番のもの、これまでのものも大事に作っていきたいと思う。

スローなクラフトワークが薺nazunaの信条です。


15. 水無月 (FRI)

東北で織られたゴリゴリ麻の大麻布で袋ものを縫っている。

『麻の重ね』に引き続き、大麻布や亜麻を使った袋もの。

それから、藍染無地の多い薺nazunaには珍しい、

かわいらしい型染めを使った袋ものも。。。

『麻の重ね』と同様に、気軽に使ってもらえるようなお品を仕立てています。

 

もうすぐ新しいアイテムが完成します。

出来上りましたら『おしなもの』にアップします。


13. 水無月 (WED) 晴れ

W杯に向けた親善試合パラグアイ戦に勝利。

欲しかった得点がやっと入って、日本代表の10番にやっと待ちに待ったゴールが生まれて、

みんなの笑顔をやっと見れた。

パラグアイは8年前に決勝トーナメントで死闘を演じたチームのような強さはなかった。

なので、パラグアイに勝てたからってコロンビアに同じように得点できるとは思えないけど、

とにかく勝利が欲しかったので、本当に嬉しい!

 

その前の試合、スイス戦で負けてまた批判が凄くなったけど、

確かに負けたけど、やっていた感じは何も悪い感触は感じなかった。

中盤からボールを追えていたし、3バックも悪くないんじゃない、と思ったけどなあ。。。

スイスはまだまだ本気を出して無かったけど、シュート自体出来てなかった。

不用意な吉田選手の足にスイスのFWが上手く当って(踏んで)、PKを奪っていったし、

中村GKに代わってからの失点も、「ああ、勿体無い」というような失点だった。

決して崩された感じではない。

でも、どんなに頑張ってても負けたら、外部の人間から評価はされない。

どんなに駄目駄目でも、勝てば評価されるし、

勝っていくことで自信と実力がついてくるのは事実。。。

でも、めげないで欲しい。

スイス戦で日本相手にシュートまで持ち込めなかったスイス代表の方が本当はちょっと不安も出たんじゃないかと。。。

 

スイスの右サイドバックの主将リヒトシュタイナーを本気にさせなかったのが、残念。

彼をもっともっとキリキリ舞いさせて欲しかったなあ。

もうすぐ開幕するので、本当に楽しみ!


12. 水無月 (TUE) 晴れのちくもり

買いものに出かける。

そこかしこの紫陽花がたわわに咲いている。

ある一角の紫陽花だけ、色が濃く、深い。。。

画像の色調整していないのに、このビビットな色!

あじさいの”本当の花”はこの沢山の花ではないっていうのを最近知った。

花の奥にある、この部分。

小さな花弁と雄花。これが本当の花。

それを知ると、なんて神秘的な花なんだろうと感心してしまう。


10. 水無月 (SUN) 雨  台風接近!

国分寺へ、友人に会いにテクテクと出かける。

夜に所沢の方でお芝居があるので、その前に国分寺を散策。

あいにく、台風が接近中なので雨になってしまったけど、

殿ガ谷戸庭園を見学。

雨だけど、緑が濡れて美しい園内。

こじんまりした敷地には、高低差のある景観があって、一番下には池まで。

岩崎氏の旧邸宅跡の一部が残っていて、市民に公開されている。

全て開発で失われる寸前だったのを地元の市民の多くの反対運動によって守られたものだそう。

地元の人達に愛されている土地なのね。

 

日本庭園には珍しく、桜の樹が1本もないんだそうで。

桜は手間が掛る樹だし、東京で好まれるソメイヨシノはクローン桜だから、

ここには無くてもいいんだよ。。。

その代わり、秋の紅葉が素晴らしいだろうというのは今から想像できる。

このあずまやで、紅葉を楽しむ、秋の紅葉見(?)が粋な感じ。

 

友人に国分寺界隈をちょこっと案内して貰って、

胡桃堂珈琲店という感じの良いカフェでお茶をする。

我が家の周辺は最近、こういう雰囲気のお店が無くなってきたなあ、と思う。

国分寺は個人経営のお店が頑張っているみたいで、いい街だなあ、と改めて思う。

都心部は地価も高騰しているので個人経営のカフェや雑貨屋さんなどの商店が撤退してるところが多くて。

そうなると、どこもかしこも大手傘下のお店ばかりになるから、

街の個性が無くなって、同じ顔になってしまうのがちょっとつまんない。。。

そういうワケで、街散策の時は大手チェーン店じゃなくて個人経営の店を使うようにしている。

色んな街の個人事業者さんに頑張って貰いたいから、応援の意味も込めて。。。

 

国分寺の人気のベーグル屋さんを教えてもらった。

ここも個人経営のお店。

通りに面した間口の小さなお店。

カウンターの窓口でパンを注文してテイクアウトするお店だけど、

いつもお客さんが並んでるんだそう。

今日も雨の中、列が出来ていて、夕方行ったので結構品切れに近い状態に。。。

この枝豆豆乳チーズベーグル。

帰宅後、オーブンで焼いてから食べようと。

表面をこんがり焼いたら、チーズがグツグツといっている!

たっぷりチーズと豆乳クリームがよくある感じの乾いてるヤツじゃなくて、

とってもジューシー&トロけてる!

こんなチーズパン、なかなか無いね。もう美味美味!

定番、ライ麦ベーグルも美味しい。人気店の理由が分かるね。

ベーグルも店によって味わいが違って面白い。

ここも国分寺に最近出来たというドーナツ屋さん。

揚げないヘルシーなドーナッツ。

ショコラがふんだんに入ったドーナツ。ケーキのようなゴージャス感。美味しかった。

 

夕方、所沢へ移動して、オオグシカレー堂さんでお芝居を見る。

カレ−屋さんを経営しつつ、芝居もする面白い店だ。

そして芝居のチケットには、観劇だけでなくお食事のカレーライスもついてくる。

開場したら席に着いてカレーを食べ、ドリンクを飲み、芝居が始まるのをワクワクと待つ。

なんか昭和の紙芝居のレトロ感もあって、イイ感じ!

お芝居もレトロな空気感満載の「カリーライスの味」という二人芝居。

小津安次郎の世界観を彷佛とさせる。

心和む良い時間を過ごせたね。。。


09. 水無月 (SAT) 晴れのちくもり

木綿糸で刺繍しているけれど、上手く布の目を拾えずに苦心。。。

やはり誤魔化してきたけど、かなり近距離の視力が落ちている。

いわゆる老眼というやつ。。。

それで先日、老眼鏡・・・もとい、リーディンググラスを初購入。

 

先月のニッキにも眼科でのことを書いたけど、

レンズのいいのを使った方がいい、という意見もあるので眼科の先生に聞いてみたけど、

「両目とも視力も同じで正常だし乱視もないから、どこのメガネでも大丈夫ですよ」と言う。。。

レンズがガラスの方がいいんじゃないのかな?。。。と思う私だけど、先生は、

「文房具店や雑貨屋さんでも、100均のでも全然大丈夫よ」と。。。

ほ、ほんとかなあ??

そんなワケで、リーデインググラスのデザインが豊富なので有名なダルトンで試しに購入。。。

ゼブラ柄にもグっと来たけど、ダンナさんに「そういうの、女子っぽくない」と言われて却下。。。

大好きなブルー系のグラスとカラフルなテープで、気分も軽やかに。

二つ合わせても1,600円ほどの安さに驚き。

使ってみた感想は。。。

軽いし、ちょっと使った感じは何の問題も無い感じ。

あれほど時間が掛った針の糸通しは一瞬で済む。(笑)

でも、これはレンズというよりもアクリル板なので、長時間の使用はちょっとキツいかも。

裸眼で見たものとアクリル板レンズを通したときの像のズレもある。。。

厳密には実物よりもほんの僅かに大きめに見える。

2時間ほど掛けたままで刺繍していたら、後で目と頭の痛みや軽い目眩も出て来てしまった。

なので、針穴に通すときや、細かな部分を確認するくらいのレスキュー用がいいのかな。。。

長時間、読書や刺繍、ビーズ作業で使うとき用にはやっぱりオーダーした方がいいのかも。

眼と眼の瞳孔の距離、耳の高さなど計測して貰ったものでないと。。。

 

ちょっとした確認にはこれを使って、

作業や読書はルーペを使った方がいいのかなあ。

近距離眼鏡もどんどん視力が落ちて行くので、度数のあったものに買い替えないといけないと言うし。。。

などと色々思案中。。。


08. 水無月 (FRI) くもりのち雨

郵便局へ行ったら、ほぼ日の「生活の楽しみ展」が開催中だったので思わず入場。。。

入場料は300円でゲートを通って入場。

大勢のお買い物客で大盛況な感じ。

ブースマップを観て、すぐに惹き付けられたのは”鉄のガシャポン”!

鉄ものとガシャポン好きにはたまらない。

鉄のオブジェが出て来るガシャポンマシーンが心くすぐる。

作家の方がいらっしゃらなかったけど、係の綺麗なお姉さんをマシンと一緒に激写。

一回1,000円という大人のガシャポン。

何が出て来るかなあ、とワクワクしてたら、

錨のペンダントトップ!可愛いー。

これがプラスティックじゃなくて、”鉄”というのがグっと来るね。

いいなあ、アイアンクラフト。。。憧れる。

夏にぴったりのイカリモチーフ。これに革紐を通して身につけよう。

色々、人気の雑貨屋さんやお洋服屋さんのブースが沢山あって、楽しく散策。

ほぼ日さんイチオシの林家海苔店は、我が家でもいつも自家用や贈り物で買っているところ。

ここの焼き海苔を巻いたおにぎりは本当に美味しくて、ここのは我が家の食卓に欠かせない。。。

でも、ほぼ日で販売している厳選の海苔は上等すぎてうちで使うには勿体ない。

うんうん、どこも結構いいお値段だったね。。。

などと、ガシャポンの戦利品を手にテクテクと帰宅。。。(笑)


07. 水無月 (THU) 晴れのち雨

連日、寒暖差があるせいか、日頃汗をかくことが少ないせいか、

気温差に身体がついていけなくて、風邪をひいてしまった。。。

昔から風邪をひいた時には生姜とニンニクたっぷりの料理を食べると治ってたんだけど、

治りが遅いのは歳のせいかも。。。

でも、免疫力アップにカルシウムとイソフラボン効果の納豆を食べて乗り切ろう。

 

最近、黒酢の美味しさがやっと分かってきた。

もともと、すっぱいものが苦手な私とダンナさん。

酢の物や酢を利かせた料理が食卓にのぼるのが少ないけど、

酢には疲労回復効果と、特に黒酢はアミノ酸が豊富なので、肝臓の解毒効果を助けてくれるとかで

これまで米酢を使うことが多かったけど、黒酢に変えてみたら驚き。。。

いかに米酢が衝撃的に酸っぱかったかを実感。(笑)

黒酢は他のどのお酢よりも酸っぱくないのでは、と思えるほどに。。。

あんなに酢が苦手だったのに、黒酢を試してからは大好きになって、

生姜の酢漬けや大豆の酢漬けを作って、炒めものや麺ものにも黒酢をかけている。

風邪を治さねば、ね。。。


05. 水無月 (TUE) 晴れのちくもり

山海塾の「金柑少年」を観に、再び世田谷パブリックシアターへ。

「金柑少年」は初演は78年だそう。

リ・クリエーション(再演)の初演は2005年。

私が初めて「金柑少年」を観たのはこの年の舞台。

もう今から13年も前になる。

当時、観終わった時、何故か分からないままに胸の奥から熱いものが溢れてきて涙が出た。

ストーリーに感動したとかそういうのでも全くないのに、

ただ真剣に観続けて、観終わった瞬間に、

意識することなく知らない間に涙が出る、というようなことはこれまであまり経験したことが無かった。

物語や音楽に載せて涙腺や感情を刺激する内容のものでもないので、

(これが”感動”というものなのか。。。)

と自分でもびっくりしたのを覚えてる。

今回のリ・クリエーションでは、再演初演のような感情は生まれてこなかった。

何故なのか。

こちらの観る側の期待値が大きすぎたのもあったかもしれない。

それが舞台の、ライヴのステージの不思議さでもあり、難しさでもあるのだろう。。。

今回の再演の二つの演目に、天児牛大さんは出演されなかったので残念。

また天児さんや蝉丸さんの舞踏を観たいと思う。

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今回もまた三軒茶屋に来たので、『豆商』で豆を買う。

ピスタチオと甘納豆。

(ピスタチオがあまりに激ウマで二人で一袋を食べきってしまった。)

こういう昔ながらのお店が集う仲見世商店街。無くなってほしくない。

茶沢通りに手芸店を見つけて、糸やチャコペンシルを買う。

木綿の糸が色も豊富に揃っていて感激。

我が家の近所にはほぼ手芸店が壊滅状態なので、三茶がうらやましい。

ここに引越したいくらいだ、と思った。。。


04. 水無月 (MON) 晴れ

麻の重ねや巾着のループ、装身具のブレスなどに使っているシニューという糸。

「シニュー糸」というのは元々はネイティブアメリカンの人たちが作る革細工に使われていた、

動物の足の腱を糸にしたものが由来。

現代では、動物の腱に似せたイミテーション・シニューのことを言うのだけど、

インディオの人達の製造しているシニューは、普通のアメリカ製のものや国産のものにくらべると、

糸の裂ける繊維の細さも繊細で、ワックスの染み込み具合も非常に使い易い。

芭蕉や苧麻、大麻などの繊維を細く裂いて糸にする糸績みにも似て、

細く細く裂いたものを、撚りを掛けたり、そのまま使ったり、

普通の合成繊維の糸よりも丈夫で強靱なので、革を縫うのは勿論、

装身具の「腕に巻くもの」でも使っているのがこの糸。

金属ワイヤーの糸でしか通らないような小さな極小ビーズを使ってブレスが作れたのも、

この糸のおかげ。

金属ワイヤーだと、つっぱったような輪ッかのブレスやネックレスになってしまい、

華奢で繊細なシルエットが実現できなかった。

小さなビーズを糸の揺れるままにしなやかなブレスやネックレスが作れて良かったなと思う。。。

夏に向けて、また作ろうと思う。。。

 

それから、薺nazunaの定番の巾着の袋もの。

巾着のループを編む糸にピッタリで、今では無くてはならないものに。。。

薺nazunaの巾着のカタチが生まれたのは、

仕覆などで使われる袋口の綴じ方のスマートさが美しくて、

でも、小物入れとしての巾着を作るとしたら、お仕覆のように緒締の紐を糸を掛けただけでは、

布地も糸も傷みそうで。

それで作り始めたのは、糸でループを一つずつ作って紐を通していくスタイルに。

布に紐通しを作っただけのものよりも、共布でループを作るよりも、

どこかすっきりとしたスマートさが、お仕覆のような趣きに感じられて。。。

ループの糸は麻糸、絹糸、木綿糸など、布に合わせて多様な素材で作ってきた。

 

糸を何重か輪にして、

”結び目を作るボタンホールステッチ”の要領で一目一目ループを編み上げていく。

とても手間が掛るけれど、出来上った姿が美しいのでやめられない。。。

 

シニュー糸の利点は、細い糸でも丈夫なループを作れること。

布の素材感に合わせて、厚手のものや原始布には麻糸のループが美しいし、

絹ものや薄手の木綿の袋ものにはシニュー糸の繊細なループが映えるような気がする。

 

革ものを縫うときには勿論、大麻布や原始布を縫うときに重宝している。

糸の繊維がざっくりした布を縫うとき、木綿やポリ糸でさえ、途中で糸切れすることもあって困っていたけど、

シニューは合成繊維なのに、すんなりと原始布の織糸の中へ溶け込んでくれる。

天然素材の糸にこだわってきたけれど、こればかりは特別なものと気に入っている。

 

そんなインディオのシニュー糸、いつ無くなってしまうかも分からない希少なものと聞いて、

ちょっと動揺。。。

アメリカ製のシニュー糸のことを色々チェックしてみたら、他の会社で廃業されてしまった所もある。。。

 

考えてみたら、シニュ−糸というのは大量生産では決して使われない糸。

繊維を少しずつ裂いては使うものなので、ミシンでは決して使うことが出来ないもの。

シニュー糸で縫われているものは手縫いのものと分かる。

 

ファストファッションや格安大量生産の雑貨や衣類やバッグが増え続けたら、

こんなクラフトワークの資材であるシニュー糸は消えてしまうだろうなあ、と思う。

ハンドメイドと言ってもミシン縫製のものが殆どで、本当に”手縫い”のものは一握り。

手縫いする人が減っていけば、その為の材料が無くなっていくのは世の道理。。。

少しでも良いものが後世に残っていきますように、

流行りに流されず、物を大事にする人が増えていきますように、と願うばかりです。。。


03. 水無月 (SUN) 晴れ

週末は千葉のクラフトマーケットに行く予定だったけど、

風邪をこじらせてしまって、土日はゆっくり過ごすことに。

楽しみにしていたのでとても残念!!

この春に続いた寒暖差に身体がついて行けなかったみたい。

もっと日頃も運動して、夏までにしっかり汗をかかないといけないね。。。


01. 水無月 (FRI) 晴れ

今日は何だか暑くて、微熱のせいかちょっとふらふらに。

世田谷パブリックシアターで「山海塾」の公演を観る。

過去の演目の再演でなのか、天児さんの出演はないのが残念。。。

手に持っているのは”卵”

昔、銀座のセゾン劇場で観た以来、久しぶりの舞台。

舞台の真ん中に水がたたえてあって、そこへ”天上”から砂と水が、

静かに細く、絶えまなく注がれる。

卵が空間に浮き、殻が割れる、シンギングボールが鳴る、、、。

異空間に迷い込み、空間も時間も無くなるような感覚。

やはり天児さんのソロ、観たかったな、と思う。

 

今日は久しぶりに三軒茶屋に来たので、レトロな商店街にある『豆商』へ。

ここの煎りピーナッツはたまらなく美味しい。

塩味が利いてて、ビールやウイスキーのつまみに最高ー。

ここのを食べると、大量生産ものが味気なく、美味しくないものに感じてしまうね。。。

写真を撮らせて下さい、と言ったら、

「いや、イイよ、イイよ」と遠慮されてたのに無理矢理撮ってしまった。(すいません)

ミックス甘納豆。納豆と言っても、あの納豆じゃないです。

小豆、うぐいす豆、金時豆、白花豆が柔らかく煮てあって、砂糖がまぶされてる。

ここのは、薄皮が無いみたいに全てが柔らかくって美味しいです。

夏はかき氷機でガリガリ氷を削ったところにココナッツミルクや練乳シロップを掛けて、

この甘納豆をトッピングしたら、ベトナムのチェーのようなデザートに早変わり。

美味しくてヘルシーなので、おすすめのスイーツです。

また三茶に来たら「豆商」に行かなくちゃ!


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