nazuna ニッキ 2017年 1月 睦月

 

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25. 睦月 (WED) 晴れ

朝は蓮茶をいれて飲む。

カフェインやタンニンが殆ど無いらしいので、まろやかな味や香りがいい。

 

以前は珈琲を毎日飲むのが日課だったけど、毎朝はちょっとヘビーに感じて、

週に二回くらいに減ってきた。美味しいお菓子がある時はおやつの時間にいれてもいる。

お茶はカフェインとタンニンの強いものよりも、少しマイルドなものが好きになった。

煎茶やウーロン茶よりは、ほうじ茶や蕎麦茶など。最近は毎日飲むのは蓮茶がお気に入り。

煎茶はやはり珈琲と同じで、特別な時にいれて飲む。

 

随分前に、丹波の立ち杭焼きの里へ父に連れていって貰ったときに、

丹波焼きの急須を手に入れて、日々使っていたけど、

注ぎ口の根元にひびが入ってしまってお茶が漏れるので、イノダのコーヒーポットなどを使っていた。

しょっちゅうお茶を飲むので、台湾茶器が良いかも、と買ってみた。

台湾の老舗お茶屋さんの茶壷(急須)は手のひらにすっぽりの小さなサイズ。

それまで使っていた丹波焼きの急須に土肌や色が似ていたのも、気に入った理由の一つ。

 

使う前に洗ってから、鍋にお茶の葉と共に水をかぶるくらいにたっぷりと、

その中で弱火で一時間煮て、火を止めて冷めるまでそのままに。

冷めたらお湯で洗って準備完了。

いざ、茶の湯と参ろう。

茶盤に丹波焼きの器を代用して、これまた良い感じ。

器や食器を同じものをセットで揃えるのはあまり好きではないので、

それぞれ気に入りのもの、ありもので賄う。

我が家にある煎茶用のメダカの小さな茶器がこの台湾茶壷にはぴったりだし、

お茶にはこれが必要とか、こうしなくちゃいけないとか、そういう作法に縛られるのも好きではないので、

面倒なものは割愛して、日々、ただ美味しく茶を飲むべし。。。

ちゃんとしたお茶を楽しむ際には、そういうしかるべきところで味わおうと思う。

最近は急須を使ってお茶を入れる人が少ないと聞く。。。

お茶好き、茶器好きには寂しくも感じるけれど。

時流は時短、便利、洗う手間が無いものが良いとか?

時間の無駄”もまた楽しいものだけれど。。。

 

一日の始まりや食事のあとは、お茶や珈琲がないと、と思う。

なので、旅行や実家などに滞在する際は、ちょっと口さびしく感じる。

いつもの、がないと一日が始まらないので。

旅用のお茶道具や珈琲道具を持ち歩きく人の気持も分かる気がする。

 

お茶のお供ではないけれど、

今日の軽食はポルトガルのモチモチパン。

ポンデケージョの粉を冷蔵庫にいれておいたのをすっかり忘れていた。

今日はこれを作ってしまおう。

前回作ったときはチーズをおろして粉チーズでいれていたけど、

小さめでも形が残っていた方が美味しそうだったので、今日はパルミジャーノを刻んでいれてみた。

ナッツは無し。あえて入れるなら黒ゴマが良いのかも。。。(そういえばヨハンのポンデケージョも黒ゴマ入りのがあったね)

我が家のオーブンはデロンギ・コンベクションなので、庫内が小さめ。

パンなどは焦げやすいので、時間を少なめにみているけれど、

やっぱりちょっと焦げた!

でも、今回のは本当に美味しいー!チーズは刻んでいれるべし!旨し、旨し。


24. 睦月 (TUE) 晴れ

アイテムの試作で四苦八苦。

平行して定番アイテムとプレミアムな生地の小物入れも製作中。。。

 

週末のお昼はパンメニューが多い。

卵と野菜と生ハムのサンドが結構お気に入り。

生ハムは最後にオリーブオイルをたらしてコショウをひくと、よりジューシーで美味しくなると思う。

野菜は真ん中に挟むのが我が家の流儀。


22. 睦月 (SUN) 晴れ

新国立美術館で草間弥生(正しい字が出なくて。。。)展が開催されるので、

その前売りチケットが欲しくて乃木坂へ。

ネット予約やコンビニ発行のチケットだと味気ないので、

ちゃんと展覧会の為にデザインされて印刷されたチケットを記念として欲しいと思う世代なのよね。

途中、乃木神社を通ると花嫁さんの姿が。

めでてーなー。

新国立美術館の敷地はすっかり草間ワールドに。

水玉の世界、嫌いではない。。。

いや、結構、好きなのかも。水玉。。。

 

大江戸線に乗り込み、ちょっとどこかへ街散策へ出かけようと、

辿りついたのは門前仲町。

お腹が空いたのでお蕎麦屋さんへ。

門前仲町の「梓(あずさ)」というお店。

というのも、何処に入ったらいいか分からず、たまたま通りで見つけたお店へ入ってしまったという具合。

よくある感じの町のお蕎麦屋さんといった風情。

でも、丁度お昼だったので店内は満員。意外に人気のお店なのかも。。。

運良くすぐに座れて、メニュー表を見る。丼ものも結構豊富。

他では見たことがない「きつね丼」と「たぬき丼」がある。

一体、どんな丼なんだろう、と興味もあるけれど、

今回、牡蠣そばと天麩羅そばをそれぞれ注文。

牡蠣そばは海苔がたっぷり入って、牡蠣もふっくらジューシーで美味しい。

天麩羅の海老は小ぶりだけど味が良くて、それぞれに味見をしあって大満足。

いつも食べてる江戸前蕎麦と、だしつゆも大いに違う個性なのも良い感じ。

これが深川の蕎麦なのか。本当言うと、こっちの方が江戸前なのかな。

また是非食べたい味を見つけて嬉しい気持ち。

今度はきつね丼がどんなのか食べてみたいけど、なかなか蕎麦屋でゴハンものは頼めない私。

でも、最近になって蕎麦屋のカツ丼の美味しさを知ってしまったので、

色々試してみたい。。。

 

今日は寒い中、テクテク歩いたので、滋養強壮の餃子を作る。

今回は餅粉入りの皮にしてみた。

豚肉をしっかりスープと味を含ませて練っておいて、

白菜とキャベツとニラ、長ネギ、青ネギ、玉葱、ショウガ。

この間、作っておいた手羽先スープと貝柱スープなどをたっぷりと混ぜて。

フライパンが焦げ付き易くなってしまって、はがしにくくなってしまった。。。

四苦八苦したので、皮が破れてスープが出てしまったけれど、

それでも結構旨し、旨し。。。

 

聞けば、巷は餃子ブームなんだとか。。。

我が家はブームで食べてるんじゃないのです。

作るのが好きで、もっと美味しく作りたいとチャレンジを重ねるうちに餃子修行になってしまってますが。

シンプルな作りなのに、ちょっとしたことで味が大変化するのが面白くて。

自家製パンも同じ。作るたびにちょっとしたことで味が変わる。

どうしたら、美味しいままで何度も何度も作り続けられるのか。

本当に美味しいものを何十年と変わらず作っている料理の職人さん達は凄いなあと思う。

流行りのお店や料理やスイーツ、爆発的にブームになって、あっという間に現れては消えるを繰り返すけれど、

何十年も変わらぬ味を保つお店は凄いなと思う。

手間の掛る下ごしらえを便利なツールを使った途端、もうあの味は消え失せる。。。

手間が掛るけど、これでないとあの味は出せない。。。と、日々保つ苦労をしている人達は凄いです。

そういうところにブームではなくて、昔からそこを大好きに思っている人たちと共に、

ゆっくり静かに味わいたいですね。。。


21. 睦月 (SAT) くもり

國學院大学の博物館へGO!

すっかり綺麗に建て替えられた國學院。

しょっちゅう前を通るのに、博物館を利用するのは考えてみたら初めてだった。

 

構内へ入ると、神職の装束を身に纏った学生の方々が行列して構内の神社の中へ。

2月1日に神職養成の「月次祭」というのがあるらしいので、その予行演習なのか。。。

厳かな雰囲気の中で神職を目指す学生さんの初々しく美しい姿。

大学付属の博物館なので、入館は無料とのこと。

会場ではチェロ奏者のコンサートが開かれていた。プロミュージシャンの方の演奏。

映画「おくりびと」で本木さんにチェロの手ほどきをされた方なんだとか。。。

国宝の縄文土器。火焔のような紋様、冠のような紋様。。。

1万5千年以上も続いたという縄文文化。

現在の私達が生きている世界はたったの2千年と少し。

それこそが、のちに縄文の文化を駆逐してしまった大陸からの弥生の系譜の文化を持つ民族。

武器を持ち込み、貧富を作り、平和な世界を圧倒してしまった。。。

一万年以上も自然を壊さず、争わず暮らしていた民族は、

どんな価値観があって、若者たちはどんなものに興味を持って、どんな暮らしをしていたんだろう。

支配や暴力や強奪などの無い、遥かに成熟した魂の文化があったに違いない、と思う。。。

鶏冠のようにも見えるし、エジプトのラー神のような目のようにも見えるものがあった。

土器には水を表わす渦と焔のような紋様が描かれている。

こんな立派な土器は、きっと祭祀などで煮炊きに使われていたのだと思う。

日常使いの土器ではないと思うんだけど。。。

ほぼ完全な形で現代に残っているのだから、大事にされていたのだと思う。

沢山見つかっている三角土器。

何に使われていたのかは不明のもの。

宗教的に用いられていた形代(かたしろ)かな。

丁寧に作られた人形たち。

アイヌ紋様に似たものが刻まれている。

 

縄文の人々のイメージはおおらかで、陽気で穏やかな人たちといった感じ。

作られたものが素朴ながら自由で、弥生土器のような決まった規格や揃ったカタチが無いので、

そういう風に思う。

よく文字が無いのは文明として優れたものではない、というような価値観があるけれど、

時々、そうなのかな、と不思議に思う。

文字を持たないのは何故か。

あえて、文字を使う必要が無かったからではないのか。

例えば、大陸で生まれた漢字。

最初の用途は敵を陥れるための呪術の道具だったと、中国文字博士の白川静先生の著書に書かれていた。

エジプトやメソポタミア文明、インダス文明などなど。。。

権力者が自らの命令を伝えるためだったり、征服した戦勝の記録だったり、戒めの訓示だったり、

そんなものが必要ではなかった世界が確かにあった。

そしてそれが1万5千年も続いていた稀有な世界。

その証しなのかも。。。


19. 睦月 (THU) 晴れ

蛇腹式小物入れ、いわゆるアコーディオンウォレット(またはギャルソンウォレット)を作ったキッカケは、

「お札を折らないで入れられて、ポケットの沢山ある小物入れが欲しい」という友人のリクエストからなのですが、

昔パリで見つけたカフェのギャルソンが使っていたという本物のギャルソンウォレットがあって、

そこからヒントを貰って蛇腹式小物入れを作りました。

革と違って布は切りっぱなしが出来ないので、ボンドを使わずに縫い合わせて作る為に色々試行錯誤がありました。

なるべく軽量に仕上げる為に(それでも結構厚みがありますが。。。)、蛇腹の布は極細番手で織られた上布を使ったり、

軽やかな麻をポケットに使ったりと、芯地も手製で作ってみたり様々に工夫しています。

薄手の布を張りと補強に重宝していたアイロン接着芯も経年のうちに布とのヨレが生まれたり、

穴が出来たときに接着芯が見えてしまったりするのは見た目も良くないので、

ここ数年は麻には麻を、木綿には木綿で二重に重ねて補強して、接着芯は使わないようになりました。

様々にマイナーチェンジを繰り返して、現在の蛇腹式小物入れになっています。

ずっと御愛用戴いて、破れや磨耗が出ても長く使い続けたいと思って下さる方にはお直しもあります。

 

前述の蛇腹式小物入れ第1号(2010年製作)。毎日ずっとお使い戴いて、ダメージが出てしまったのでお直しの御依頼。

 

 お直し前 マ  お直し後

 

表のかぶせには擦り切れ(写真下)と破れ(その下の写真)などのダメージが出てました。

 

 お直し前 マ  お直し後

 

 お直し前 マ  お直し後

 

お直し前とお直し後は見違えるようになりました。

穴が開いてしまうと小物入れを全部解体しての修繕になりますので、

破れの部分を取り除いて別の布と接ぎ合わせる処置を施します。

特に、蛇腹部分に穴などのダメージがある場合は蛇腹も作り変えることになりますので、

修繕とはいえ、一から仕立てるのと同じ作業になります。

 

お気に入りの小物入れに傷みが出ても愛用したいと思って下さる方々へ、

お直しの御参考にして頂けたらと思い、修繕画像を掲載させて戴きました。

 

お直しは修繕費用が掛ります。

傷み具合などの御相談の上、お見積もりさせて戴きます。

メールにて御相談ください。


18. 睦月 (WED) 晴れ

repairのお知らせ

訂正&追記;

repairペ−ジ、昨日一度アップしたのですが、御説明が不十分でしたので後日改めてアップします。

よろしくお願いします。


15. 睦月 (SUN) 晴れ

代官山のSTORさんの営業は今日が最後になりました。

HPをご覧になって足を運んで下さったお客さま、ありがとうございました。

storさんがまた再開される日を薺nazunaも楽しみにしています。

ありがとうございました。

 

お取り扱い下さったアイテムは引き続き、薺nazunaのHPでも販売しますが、

準備が整いましたらおしなものへアップします。

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追記

15日の朝はあずき粥。

これにて暦の上でのお正月はおしまい。

 

お正月用の祝い箸を買うのを忘れて、100キンで揃えたら。。。

祝い箸は元旦から15日まで洗って繰り返し使うというのに、

一回使ったら、もうそのそばから箸がどんどん曲がってくる!

洗ったらそっくり返って使えない状態に。。。

やっぱり、こういうところが100キンなんだな、とがっくり。

こういうのは使い捨て以外にはどうにも無理があるんだね。

 

もうお正月の準備は忘れないようにしなくちゃ、と心に誓ったワタシ。。。


13. 睦月 (FRI) 晴れのちくもり

革紐や金具の仕入れに浅草橋へGO!

いつも使っている革紐はどんどん値上がってしまって、

薺nazuna開業当初の頃に比べたら2倍ほどの価格にまで。。。

でも、いつもの革紐の使い心地にはかえられないのでこれでないと。

 

蔵前から鳥越近くまで足を延ばし、また駅へ戻りつつ、東日本橋の方へも行ってみる。

お昼間は天気が良かったのに、突然の黒い雲。。。

雨じゃなくて、今夜からの寒気の雲がやって来た感じ。

橋を渡って、日本橋の方へ。

ずんずん歩く。この辺りは衣料や呉服関連などの問屋街だけど、

平日なのにちょっと閑散とした感じもしないではない。

この界隈は地元の方々が街の活気を取り戻そうとしているところと聞いたことがある。

雑貨やカフェがいっぱい入ってるレトロなビルにがあったり、

暮らしを心地よくしてくれる雑貨や衣服のお店や古民家の和菓子カフェがあったりと、

これからますます人気になってきそうなエリアでもある。

まだまだ変化していきそう。

最寄りのJRの馬喰町駅、そろそろ帰宅ラッシュのはずだけど、だだっ広いのに閑散としてちょっと怖い。

地下のホームもある種独特な雰囲気で何かサスペンスやホラーの映画のロケーションにばっちり。(笑)

殆ど利用したことがないので分からないけど、

通勤ラッシュ時はとても混むだろうから、駅がこんなに大きいんだと思うけど。。。

 

しかし、いつも浅草橋へ行くときは代々木乗り換えかアキバで乗り換えのどっちかだったけど、

品川から馬喰町へ横須賀線の快速だととっても速くてビックリ。長いこと知らなかったなんて。

まあ、馬喰町から蔵前へはちょっと歩くけれども。。。


11. 睦月 (WED) 晴れ

五反田へ鶏肉を買いに。

五反田にある信濃屋という”かしわ屋さん”へ時々行く。

お惣菜やお弁当も人気だけど、私はもっぱら精肉コーナーへ直行。

今日も手羽先やもも肉などを買い求める。

ここの新鮮な手羽先を塩焼きにしたら美味しいことといったら。

そしてもも肉も熟成されていて味が濃い。

 

こういうの、実家の父や母もわざわざ美味しい鶏肉を食べたいときは、

大阪から茨木市の商店街にある美味しい”かしわ屋さん”まで買いに行っていた。

最近、そういうのもどんどん似てきている気がする。。。

そういえば、美味しいかしわ屋さん、広尾商店街にあったけどもう無くなってしまっている。。。

あと、六本木6丁目の角のところ、今は六本木ヒルズになったところにも、

昔は美味しいかしわ屋さんがあったんだよね。。。

どんどん優良の個人商店が消えていくのは都会の悲しいサガなのかも。

 

今日は五反田に来たなら、ペルーの食料品スーパーやラテン系食品店に行って、

トルティーヤを作る為の粉”マサ”(とうもろこしの粉)や、ハラペーニョやスパイスを仕入れたかったんだけど、

鶏肉に結構つぎこんでしまったので、早々に帰ることにした。

 

また作りたいメキシカン・タコス。

美味しいトマトが手に入ったら作りたい。

とうもろこしの粉”マサ”を水で練って作るトルティーヤは、市販の生地よりも本当に美味しい。

油をひかないでフライパンで焼いて、布の上に重ねていく。

お肉をジュージューに焼いたのと、トマトとオニオン、チリ、ライム、アボカドなどお好みの具やソースを挟んで、

手でグワシっとして食べるのが美味しい。

今度五反田に行く時は、必ずラテンスーパーへ行かなくちゃ。


07. 睦月 (SAT) 晴れ

今日は正月七日。

七草粥を食べる。

ちょっとお餅を入れるのが好き。

一緒に食べるのは、かぶと白菜のお漬け物。

かぶをスライスして白菜を刻んで、塩漬けに。

鷹の爪と昆布を切ったのを一緒に入れて重しをして一晩置いて、

出て来た水を捨てて保存容器に入れ替えて冷蔵庫へ。

一夜漬けでもいけるけれど、3日くらい経ってからの方が美味しいと思う。

お正月の七草粥といえば、このカブと白菜の漬け物がなくっちゃ、というのが子供の頃からの。

なので、今は私も引き継いで、我が家の冬の定番のお漬け物。


お知らせ

今月15日で、storさんのお店が営業終了することになりました。

御事情あってのことですが、とても残念です。

最終日まであと少しですが、

この機会に、是非一度お越しくださいませ。

なずな


05. 睦月 (THU) 晴れ

やっと寝正月から解放されて、表へ出る。

しかし、世間はもう仕事始めで始動した感じ。

お正月気分を味わいに、下町へ出かける。

浅草、上野は外国人観光客らで凄そうなので、今日は人形町へ行ってみた。

 

あんみつ、甘味といえば初音だけど、

今日はずっと前から行ってみたかった「サンドウイッチパーラー まつむら」へ。

昔ながらの町のパン屋さん。

ここは買ったパンを店内で食べられるコーナーもある。

早速、昭和懐かしい感じの調理パンを選んでカフェオレと一緒に。

ミックスサンドはふわふわのパンで作られていて、本当に美味しい。

そして驚くべきは「ちくわパン」!

ロールパンに半切りのちくわがサンド。

どんな味だろうかと食べてみたら、ちくわの下にはツナサラダがあって美味しい感じ。

お昼時には近くで働いている人達がパンを買い求めるのだろう、2時過ぎだと品数も減ってきている。

お目当てのサンドイッチは幸運にも最後の一つだった。

最近、パンブームで高価なパンが飛ぶように売れたり、人気パン屋に長蛇の列だったりするけど、

こんな昔ながらのパン屋さんは、どれもパンがふわふわで間違いない美味しさ。

また人形町に来るときは、ここへ来なくっちゃ。

(買った角食パンを、帰宅後早速焼いて食べたら本当に美味しい。

麻布十番の名花堂『サンモリッツ』のパンとはまた違う。

ここのも耳がサクサクになって美味しいし、

とにかく毎日売り切れて、毎日焼き立てのようなので、パンがフワッフワなの!)

 

甘酒横丁から明治座の方へ歩いていると、相撲部屋に遭遇。

「荒汐部屋」とある。

荒汐・・・うん?なんか聞いたことがあるような。。。

稽古場のガラス窓を眺めていると、「あ、やっぱり!」

猫親方は毎朝ここで稽古をつけているんだね。。。

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明日から薺nazunaも仕事初め。

年末年始はゆっくり針休みを取れたし、元気になったし、

今年は去年よりももっともっと色々作ります。

がんばろー!


04. 睦月 (WED) 晴れ

追記:4日のニッキを書き写すのを忘れたよ。。。

風邪正月であまり準備も出来なくて、即席ちらし。。。

築地・林屋の海苔はめちゃ旨し!寿司にぴったりなのだ。

今年の恵方巻きは手作りしてみようかな。


02. 睦月 (MON) 晴れ

氏神さまにご挨拶。

一時期、界隈に住む人が減ってきて都会でありながら過疎化感があったけど、

タワーマンションなどが増えて、町内の人口も増えたような。。。

夏祭りなど、神輿や神楽を扱う若手がいっぱい。ヨカッタ、ヨカッタ。

お正月のお雑煮はやっぱり白味噌、丸もち。

まあるく、いきたいですね。


2017年 元旦 睦月 (SUN) 晴れ

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は沢山の御贔屓を戴きまして、誠に有難うございます。

今年で薺nazunaは開業12年目になりました。

今のような手作りブーム以前の、手探りで始めたお店が、

どうにかこうにか12年も続けて来れましたのは、

皆々様の御贔屓と御愛顧、御厚意の御蔭です。

本当に本当に有難うございます!

感謝のしようがないくらいに感謝しております。

今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

なずな

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クリスマス過ぎて風邪をひき。。。

お客さまに「御自愛のほど」などと言っていた自分が...ちょっと恥ずかしい。

12月にようやくおしなものをアップして、

年末までに新しいアイテムをアップできればと思ってチクチクしていたけど、

なんだか一番忙しいときに寝込むはめになり、反省。

年末行事のお不動さんのお詣りと、

年越し蕎麦屋は是が非でもと、フワフワしながら出かける。

 

年末のニッキのアップもできなかったので、

16年師走や晦日のあれこれを、かいつまんでお届けします。。。

今年最後のお不動さんにお詣りに。

いなせな感じのする狛犬さん。

定点観測。

富士が見える坂からの眺め。

水墨画のごとき富士もまた一興。。。

 

大晦日の年越し蕎麦用の乾麺セットも買って帰らねばと、寒風吹きすさぶ神田の街で並ぶ。

店前には、やっぱり行列が出来てました。

いつも日にちを決めて行っているわけじゃないのに、

ここ数年、何故か自分達の前に、同じ面々が並んでいることに気付く。不思議な。

袖触合うも多生の縁、というやつですかね。

江戸時代に神田界隈で御近所さん同士だったりして。

寒空の中、立ちずさんでいたのが風邪の悪化を招く。

大掃除も買い出しも殆ど出来ないまま。。。

 

年の瀬が極まった夜、少しでもスタミナをつけようと焼餃子と蒸し餃子を作ったけれど。。。

餃子が駄目なら。。。

元気の出ないときの私の一番のカンフル剤、それはパン。

いつものパンも焼いてみた。

成形の残念な感じはいつもだけど、

今回はボーッとしていたせいで過発酵になって味が。。。


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