nazuna ニッキ 2018年 8月 葉月

 

 

2017のニッキ       

 

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06. 葉月 (MON) 晴れ

連日の熱帯夜と猛暑で、毎晩1〜2時間おきに眼が覚めてしまって、睡眠不足。。。

今日はどうにもダルくて元気が出ないので、

何か元気の出るカンフル剤を、と考えてみたら、

最近、甘いものにトンとご無沙汰だということを思い出し、

よし、あまり食べないケーキ類を食べてみよう!と思い立った。

 

どんなのが食べたいかというと、本当はチェリーパイやアップルパイが食べたかった。

でも、古き良きアメリカンなスイーツ、いま売ってるところが殆ど無い。

そういえば、昔は近所にパイで有名なお店、アンナ・ミラーズがあったのになあ。

レモンカスタードのパイとか懐かしいー。

そんなに食べていたわけじゃないけど、無くなってしまうと妙に恋しくなる。。。

 

アメリカンなカントリー風のパイではないけど、

ヨーロッパ的なパイ?、タルトのお店なら2軒もある!

今日は隣町のタルト屋さんにダンナさんと二人でワクワクと選ぶ。

日本のスイーツは見た目が甘そうでも、本当にサッパリとしていて、

食べ終わったあとに爽やかさも残る丁度いい甘さ。

 

アメリカンなパイが食べたいと言ったけど、本場のアメリカのケーキは日本人には甘過ぎて食べられないほど。

必ずといっていいほど添えられた爆量の生クリームが、

ケーキの甘さを軽減してくれるからと、ケーキにタップリと載せて食べるかたカロリーが半端ない。。。

 

当分はケーキはいいね、というくらい堪能。

我が家では、今年の夏は特に、ちょっと甘味を控えている。。。

健康にも気をつけなくては、ね。。。


05. 葉月 (SUN) 晴れ

暑いのでお昼ごはんはサンドイッチで手軽にパパっと作る。

軽食に夜食に、最近はトーストを食べることが多い。

丁度、自家製パンは粉が品切れしていて仕入れないといけないので目下のところお休み中。

そういうときに、普通の市販の角食パンを食べる。

 

この数年、なんだか角食がブームらしい。。。

私もかなり昔から、初めて訪れる美味しいパン屋さんと評判のお店では、

バリエーションの他に角食を必ず買うことにしている。

シンプルな角食パンはその店の個性がハッキリ分かるし、

角食が美味しいパン屋は信用できる。(笑。)

これは個人の勝手な意見だけど、角食って本当にお店によって味が全然違うからおもしろい。

 

この頃は空前のパンブームによって、人気と流行りのパン屋さんがいっぱい出来ていて、

これまでは是非食べてみたいと思ったりしていたけど、

最近は新しいところ、評判のお店を試してみなくていいや、と思っている。(苦笑)

自家製パンにはまってしまって、パンを買いに行くのが減ったというのもあるし、

その分、わざわざ買いに行くとなると、お気に入りのパン屋さんのパンを食べたいと思うから、

なかなか新規開拓する機会が無くなってきた。。。

出先や旅先で、初めてのパン屋さんに出会ったらお土産に試してみようと思ったりする。

 

トーストはオーブンで焼いている。

コンパクトなオーブンなので早いし、こんがりと耳までサクサク焼けるのがいい。

焼いたら、すぐにバターを塗る。

ずっと使っているバターナイフのエッジは鋭利だけど”刃”がついているわけじゃないので、

バターが綺麗にカットできない。

木製のものも同じで、持ち手はいい感じなのに、バターのカットがスムーズにいかない。。。

バターナイフを新調しようかと思っているところ。。。

今日は試しに、タイの包丁をバターナイフの代用にしてみた。

ペナペナの包丁はタイ製のもので、駒場の民芸館の売店で売られていたもの。

右から2番目の細長いのがタイの包丁。

一番右のは、出雲の鍛冶屋さんの果物ナイフ。

これも民芸館で購入。

(真ん中のは日本橋の木屋の鋼の包丁。美しくなめらかな切れ味。私にはちょっと重いのが難点で出番が少ない。。。

左端は出雲の絲原記念館の売店で販売している鍛冶屋さんの包丁。

出雲の包丁は普通の包丁と違って、日本刀で用いるような上等の鋼を使ってあるそうな)

 

話しは戻って。

タイの包丁は、出雲の立派な鋼と炎でつくられたものとは対極にある。

何かスチール製品をリサイクルして作られたもので、刃はちゃんとついているもののホントにペラペラ、ペナペナ。

まるで薄手のヘラのよう。そういうワケで買ってはみたものの、あまり出番がなかった。

 

今日、サンドイッチを作るのでバターを冷蔵庫から出しながら、ハッとひらめいた。

あのタイの包丁のしなりとペナペナはバターやスプレッドを塗るのに丁度いいかも!

バターを固まりから切り出すのも良いし、パンのトースト面に塗るのも一気に塗れて良い感じ。

そして最後に、いつもはパン用のギザギザの包丁でカットしていたけど、

仕上げもタイのペラペラ包丁でカットしてみたら、

これが存外に上手い塩梅で切れること!

ハムとアボカドのサンドイッチ。

断面の鮮やかな切れ味。

スッパリ切れているサンドイッチは妙に美味しい。

そういえば、美味しい喫茶店のミックスサンドはキュウリやハムやパンの切れ味がカミソリのごとく。。。

これからはタイの包丁はパン用として抜擢することに決定。


03. 葉月 (FRI) 晴れ

チベットのアンティークを見ていたら、僧侶の装具の中に必ずあるのが”ソーイングセット”。

銀やビーズや石、珊瑚などで装飾された小さな小物入れには、

針入れと糸など、衣類、僧衣を繕うための大事な品だったと見られる。

ヨーロッパのアンティークの裁縫道具などでも針入れは美しい装飾が施されたものが多い。

ニードルケースはペンダントのように首から下げたり、淑女のたしなみ、コレクションでもあった。。。

 

そんなふうに、何か大事なものを仕舞う袋ものを作りたいなと思う。

少しずつカタチにしていこう、と思う。


02. 葉月 (THU) 晴れ

お気に入りの古布ばかりを仕舞った葛籠を開ける。

一度やそこらしか使っていない布などもあって、

また新しいアイテムとして蘇らせたいなと思いながら、一つ一つに見入る。

 

ずいぶん前に手に入れたきなこ色の麻布がある。

夏の紋付着物として使われていたもの。

今では生成りやベージュ色の麻の無地の着物など殆ど見掛けない。

男性は麻の夏着物にパナマ帽のいでたちが粋でお洒落だった時代。

自分としては生成りや天然染めの無地は好きだけれど、少し素朴すぎるかなと思い、

まだ一度も袋ものに仕立てていなかった。

今見てみると、自然のままの染料で染められた麻の、なんと趣きある布だろうかと思う。

現代は特にきらびやかで賑やかなものが好まれる時代だけれど、

やはり”侘び錆び”、侘びしさの中の美しさに惹かれてしまう。。。

 

幕末、または明治期のものと思われる古い布。

その布と一緒に仕舞ってあった生成りベージュの麻生地も一緒に出してきて、

合わせてみると、色のグラデーションも美しく、また麻と麻の重なりが心地良く。。。

これで何か仕立ててみようと、思い立った。

袋ものにするには一重では薄すぎるので、二重、三重、四重に重ねていく。

極細の糸で織られた上布と呼ばれる麻を重ねていくと何と心地良いことか。

前におしなものにアップした”麻の重ね”とはまた違った、”麻の重ね”に仕上りそう。

 

それから、戦前に織られた国産の木綿布も出してみる。

手に取ると、本当に心地よい。

戦争前の物資が豊かだった頃の木綿や絹は本当に品質がいい。

木綿のワタそのもののふんわり感。

これほどたっぷりとワタの感触が残る布は、インドの手織りカディでも、今の和の木綿布でも、

もう出会ったことがないくらい。

明治から大正期に中国で織られた茶綿の布も素晴らしかった。

これは以前、お仕覆で使用させて戴いたけれど、普通の平織りの木綿布なのに、

ベロア、別珍のようなふんわり起毛したような豊かな繊維。

小物入れに使いたかったけれど、出会えたのも一度きり。

 

大戦前までの時代の、実直だった物づくり。

布を見ているだけでも、品質などは戦前と戦後で一変する。。。

戦後の、いわゆる”お召し”と称する着物地の何と粗末なことか。

水に濡れて一気に縮んでしまう着物。染めが台なしになってしまうものだったり。。。

これで絹は水に濡らすのは厳禁というような事が一般化してしまった。

本当に質の良い絹なら、水に濡れても、逆に水を通した方がどんどん強さを増していくはず。

水に濡れたり、水を通すと不具合が起きるのは、誤魔化しのための薬品を使っているから。。。

と、呉服屋だった父の言葉。

絹は石鹸(アルカリの)で洗うのは性質を変えてしまうのでいけないけれど、

水通しは何の問題もないはずなのに。。。

 

なので、私も古布を仕入れたら、水で洗って、絹は中性洗剤で、

木綿や麻は純石鹸でしっかりと洗う。

そこで風合いや色や輝きが蘇るか、ダメになってしまうかが分かるというもの。

そこでダメになってしまうものはまず最初から選ばないけれども、

まだまだ未熟ものなので間違うこともある。。。

 

洗いに掛けると、ふんわり感が戻って、手触りが全然違ってくるので、

さあ、これで何を仕立てようかとワクワクが増してくる。

素朴な木綿布は生成りのもの。

汚れるから、と生成りや白は遠慮がちになってしまうけれど、

お使いの方が日々愛用して、汚れたら洗えるような袋ものを作りたいなと思う。


01. 葉月 (WED) 晴れ

スズメ達がベランダに水飲み&水浴びにやってくる毎日。

ベランダの植物をちょっとちょっと摘んでいる様子。。。

春先には多肉植物の新芽が毎日食べられて、ハゲハゲになっていたけど、

夏になり餌も豊富になったようで、多肉植物も元気に復活。。。

鉢植えのあちこちから、今まで無かった植物の芽が出て育っている。

にゃんこ先生の大好物だった風知草の鉢にも、

スズメ達によってもたらされた謎の植物の若葉がニョキニョキと。

その謎植物の茎があまりに野太く、また葉っぱも今まで見たことないようなものだったので、

風知草が根絶やしにされそうだったので、根元からごっそり引き抜いてみた。

まだ小さいのに、その根っこの強靱なこと!

必死で引っ張ってもビクともせず。

思いきり引き抜いてみたものの、この先、どう成長するのか見てみたかったので、

空きになってる大きな鉢の土に穴を開けて、ポイとばかりに投げ入れて根っこを埋めておいた。

最初はしなびれていたのでダメかと思ったけれど、

数時間後に見てみたらしっかり根付いて大きな葉っぱを広げている。

まるでヒマワリのように大きな茎と大きな葉っぱ。

毎日どんどん成長している勢いがちょっと怖いくらい。

一体その正体は何だろう。。。

(今度写真もアップします。)

 

香りが良いのでお気に入りのジャスミンは、水を沢山与えているのでゴキゲンの様子。

春先にダンナさんが剪定したジャスミンの枝、ちょっと可哀想だったのでガラス瓶にいれて活けておいた。

葉っぱだけだったのに、花芽をつけて見事に咲ききった!(画像は3月のニッキから)

部屋中にジャスミンの爽やかな芳香が漂い、良い気分にさせてくれたので感激だった。

なので、その後、花びらが落ち、葉っぱの色も枯れてきたけどまだまだ元気だったので、

さよならするには忍びなく、毎日水を換えて、日中は日当たりのいいお風呂場で日光浴をさせていた。

そうしたら、先月になって、切りっぱなしの茎から根っこが出て来た(!)。

今では硝子器の中をぐるりと長く繊細な白い根っこが伸びて、枯れ落ちた葉の根元から新芽が伸びてきた!

薄緑の新芽はどんどん伸びて育っている。

か弱いような薄みどり色の新芽だけど、切り落とされた枝から花をつけ、

新たな環境に適応する生命力に溢れていて、日々驚かせてくれる。


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