nazuna ニッキ 2017年 11月 霜月

 

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30. 霜月(THU) くもり

子供の頃からお正月のお餅は母が餅搗き機で作る手作りだった。

毎年、送ってくれていたけど、

こっちの分まで作って送って貰うのも申し訳なく思ってきて。。。

いつも配達に来てくれているお米屋さんも毎年手作りのお餅を予約受け付けしていたけど、

去年、諸事情でお餅の製造は終わってしまったのが残念。。。

 

さあ、来年のお正月のお餅をどうするか。。。

まあ、市販の袋入りのお餅が幾らでも売っているわけなんだけど。

「なんでもイイよー」とダンナさんは言ってくれてるんだけど、

そういうパックのお餅でお正月というのはどうにも味気ない。。。

と私は思ってしまうワケで。

そんなとき、丁度セレクトギフトのカタログを頂いたので、

その中からホームベーカリーを注文してみた!

 

勿論、パンを焼くわけではない。

パンは長年試作を繰り返した独自レシピの”長時間低温発酵のこねないパン”(笑)で

作っているので、ホームベーカリーの出番はナイ。

これは餅を作るためにゲットしたものなのだ。。。ふっふっふ。(苦笑)

 

一番最初に、説明書にある餅レシピの水分量で作ってみたら固いのなんの。。。

餅米一合に水105ccって、いくら浸水させるからって少なすぎる。

これはお供えの鏡餅用のレシピだとしか思えない。。。

 

なので、2回目は餅米と同量の水分で作ってみた。

多いかなと思いつつ、やってみてダメだったら今度は間を取って140ccでやればいいし。

つきたてのトローリはいい感じだけど、やっぱりちょっと柔らかすぎた。

でも、つきたての伸び〜る柔らかいお餅の食感を味わいたいので、

ひとくち大のお餅に小豆餡をかけて試食。

うむ、うむ、美味、美味ー。

 

関西人のお餅といったら、滋賀の羽二重餅

和菓子で使われるのでも有名な餅米。

これをちょっとばかし関西から取り寄せて、作ってみたのだ。

 

柔らかいのでしばし放置し水分を飛ばしてから、焼き餅にもしてみた。

羽二重餅、旨しです。

今度は餅米一合(180cc)につき140ccの水で作ってみよう。。。

それがベストかも。


29. 霜月(WED) 晴れ

けやき並木道を散歩。

都心部もやっと紅葉の季節に。

今年はなかなか時間が無くて、山間部の紅葉を見に行けなかった。

心地よい日射しの中の晩秋の風景。。。

もう冬がやって来るんだなあ。。。


28. 霜月(TUE) 晴れ

お不動さんの縁日なので、久々に出掛けてみた。

ちょっと前まで、割と良い感じに人出があったけど、

最近、参拝客が減ってきたなあ。。。

お気に入りのタコ焼き屋さんは、やっぱりいない。。。

ここに来るのをやめたのか、もうお店を畳んでしまったのかは定かじゃないけど、

いつもの場所で焼いてるのは違うタコ焼き屋さん。

亀戸天神にも出ていると聞いてわざわざ行ったこともあったっけ。

結構長く通っていたので寂しい限り。。。

護摩焚きの祈祷が行われてて、本堂内には大勢の参拝客がじっとお祈り。

最初はお祭り気分で屋台目当てでお不動さんにお詣りに来ていたけど、

そのうち、縁日にはお詣りに行かなくちゃ〜と思うようになり。。。

全国津々浦々、お不動さん人気は絶大だなあと思う。

庶民の味方という感じなんでしょうかね。

何てたって、外道(仏の道から外れた者)を瞬時に仏の道へと連れて行って、

成仏させてくれるというから、さしずめスーパーマンですかね!

いつもの定点観測。

すっかり落葉した桜並木。

これから冬を耐えて、来年の桜の季節までおやすみね。


25. 霜月(SAT) 晴れ

今日は清清しい天気。

帯状の雲が東西に伸びている。

飛行機雲を大きくした感じ。

龍が空を横切ったような雲。

こういうの、なんて言うんだろう、などと言いながら写真を撮ろうとカメラを出しているうちに、

どんどん雲が流れていって。。。

帯状の雲はちゃんと撮れなかったけど、こんな空が撮れました。

 

夕刻、いつもの坂の上からの富士山は頭上に厚い雲の天蓋が出来ていて。。。

うっすらと富士山のシルエットが夕焼けの茜空に浮かび上がってた。

高層建築ラッシュなので、この景色をいつまで見ることができるかなあ。。。

 

今日はおでん。

そしてスーパーで見つけたイカ天。

イカの形に惹かれてしまうのは私だけではあるまい。。。


23. 霜月(THU) 雨のちくもりのち晴れ

今日はゆっくりと過ごす一日。

最近、朝はミルクティーが定番になっている。

マグでミルクティを飲んだあと、日中は主に蓮茶を飲む。

意識して夏場も暖かい飲み物を取るようにして、冷え性もかなり治まってきた。

鉄剤を飲み始めたのも良かったみたい。

視力や腰痛、頭痛など、あちらこちらのちょっとした不具合の殆どが、

身体を暖めることで少し改善されているのかもしれない。

針と糸を日々扱うので、視力が顕著に表れる気がする。

冷えで体温が下がっているときは針穴が見え難いので縫い物に苦労する。

暖まってくると、断然視力が回復。

日頃から筋力アップして内側から暖めた方がいいに決まってるんだけど、

運動不足が冷えの原因でもあるのかも。。。

 

今年は殆ど紅葉を見に行く時間が無くて。

都内のちょっとした紅葉スポットをお散歩出来たくらい。

標高の高いところの紅葉は寒暖差が激しいので、もっともっと鮮やかな紅が見れるけど、

また今度のお楽しみに。

 

冬じたくにいそしむリスのように、

暖かくして過ごそう。。。


21. 霜月(TUE) 晴れ

寒くなっても、

ベランダのスズメプールは大盛況。

毎朝やってきて、おおはしゃぎの雀たちを見ていると心和む。

どの子も個性があって本当に可愛い!

ちっぽけな水盤だけど、あんなに毎日喜んで貰えるなんて思ってもみなかった。

こんなに毎日人間の住処にやってきているというのに、

私達の気配を少しでも感じると大慌てで飛び立ってしまう。(そろそろ馴れてくれよと思う)

プールで彼らが遊んでいる間は窓辺に近寄らないようにしているうちに、

なんだか毎日の洗濯がしづらくなってきて。。。(苦笑)

お天気のいい日は早く洗濯して干したいんだけど、

そういうお天気の時は雀たちもピッピキャッキャッと無邪気に遊んでいるし。。。

などと逡巡しているのでいつもダンナさんに「猫はともかく、雀にまで遠慮してどーする」と笑われている。

 

初秋の頃、落葉の季節になると区役所の公園課の人達は毎年バッサリと枝を切っていく。

落ち葉の掃除が面倒なのか。以前はマメにお掃除する人がいたけれど、

ある時から経費削減の一環のようで、一切合切伐ってしまうことになったみたい。

まだ落葉前の緑の沢山残る枝々には雀や鳥達の巣があるので、

伐採のときには鳥達が大騒ぎになっていた。

落ち葉はそんなに掃除しなくても土の栄養にもなるんだし、とも思うけど、

道路や鋪道の方へ風で落ちると、濡れた葉ですべって厄介なのことになるのかな、と。

 

植え込みの下草などの雑草も除草剤や刈り取りなどでいつも根絶やしにされてカラカラの土が露出している。

雑草も小さな野草の中でも土を綺麗にしてくれるものもいるので、そんなにしなくてもいいのにな、とも思う。

管理されてない場所があってはならない、という使命みたいなのがあるのかなあ。(苦笑)

 

 

十年くらい前から公園にたむろしていた野良猫たちの姿を殆ど見掛けなくなった。

ここ数年、近所の猫好きを癒してくれていた地域猫も、突然猫小屋を撤去されて追い出されてしまった。。。

観光客や買い物客が訪れる綺麗そうな街だけど、

年々、小さな生き物に冷たい街になりつつある。。。

 

先日、大阪の友人が東京滞在中に言っていた、

「東京のヒトは皆キチっとしてはるわ〜。通勤ラッシュで割り込みもないし、列も綺麗に作ってはるし」と。

そうね、街も人も交通もどこもかしこもキチっとしなくては、という感じかもね。。。

暮らしててすごくいいなと思うときもあるし、

何かしらキチキチ感が窮屈だなあと思うことも多々あるよね、トウキョウは。。。(笑)


20. 霜月(MON) 晴れ

だんだん寒くなってきた。

部屋にいると外の温度が分からないので薄着で出掛けてしまって後悔しきり。

 

もうすぐ年末、と思うとまた気持ちがそわそわ。

早く仕上げたいアイテムがあるのだけれど、仕上り間際に何か迷いが出てしまう。

古布なのに、藍染の色が元気すぎて。

以前も、何度か水をくぐらせたものの、藍の色が出てしまうのでしばらく放置しておいた。

空気に触れさせると良いみたいで、いつのまにか手にそれほど色がつかなくなった。

今度のも、仕立ての途中で空気に触れさせて放置してある。。。

私は藍染が好きなので、多少色が移ろうが、洗えば落ちるからと思えるけれど。。。

 

でも、化学染料のインディゴ色は色移りしたら、何度も洗濯しないと落ちないときがある。

多分、デニムとかはそうだと思う。Tシャツや白シャツが部分的にほんのり青くなってしまう。

天然藍は、軽く洗ったら簡単に落ちてくれるものが多い。

でも、多少の色移りも藍染の醍醐味でもあるのだと思うのだけど。

現行のもので、深くしっかりと染められた藍染布はなかなか出会えないので、

昔の人の手仕事の力に頼りっぱなし。。。

 

今の時代をゆったりと自分流に楽しむ人の、日用の道具が作れたらと思う日々。

使う人の心がふんわりしたり、

手にしたときになんだか嬉しいキモチになって貰えるものが作れたら、と思っています。


18. 霜月(SAT)

寒い季節はトロトロのクリーム系。。。

昨日、ホワイトシチューを作ったので、その残りをクリームドリアにしてお昼ごはん。

チーズがこんがりなのがたまらない。


17. 霜月(FRI) 晴れ

だんだん寒くなってきた。

今週になって、やっと冬もののコートを引っ張り出した。

以前から、ナイロンの音がシャワシャワするダウンコートがちょっと苦手になってきた。

勿論、もっと寒い環境だったらダウンは必需なんだと思うけど、

都内はどんなに寒くなっても、殆どマイナスまで下がったりしないし、

真冬のシーズンでさえ本当はダウンは必要ないくらいなのだと思う。。。

(北欧からの観光客らしき人々は半袖だったり、薄手のパーカーだったりする時もあるし。)

なので、ここ数年はふんわりするウールのコートを好むようになった。

あと、ニットやセーター類が好きなので、ダウンだと中に着る機会もなくなるし。。。

 

去年から今年に掛けて、ちょいと近所のお買い物用のコートを仕立ててみた。

ウール100%の圧縮ニットと、ウールとポリの混紡のもの2つ。

化繊の入った素材はあまり好きではないけど、

ロング丈でウール100%で仕立てたら重量が出てしまったので、軽量化する為に混紡のものでも作った。

冬もの素材は厚みもあるので、なるべく身体に添うようにパーツを多めの型紙を作る。

パーツが多い分フィット感もあり、丈も長めの方がエレガントなシルエットになる気がする。

ダウンコートは膝丈やふくらはぎ丈でも暖かいけれど、ウールのコートでは寒すぎる。。。

丈がすっぽりと長い方が空気をはらんで暖かくしてくれるし、

女性用のコートは長い方が断然エレガントに見えると思うので、コートは長めの丈が好き。

 

初挑戦のウールのコートなので、裏地の仕立てなどちょっと難しいところもあったけど、

ルームガウンにもぴったりな感じもして。。。

夢は、薺nazunaで手縫い服。

なのでチャレンジ、チャレンジ。。。


15. 霜月(WED) 晴れ

昨日、新潟名産の大きな油揚げを見つけてきた。

一度、油揚げ目当てに行ってみたいと思っていたら、

有楽町にあったんだなあ、と感激。

 

東京は農産物の名産品が少ないけれど、

街のあちらこちらに他県の名産品アピールの市がたったり、

都心部の丸の内界隈にアンテナショップが林立している。

なかなか現地に行く機会がなくても、

都会にいながら、各地の名産を手に出来るのが嬉しいところ。

ファーマーズマーケットを巡るような気分でアンテナショップを覗くのは本当に楽しい。

 

今日は讃岐うどんに、焼いた油揚げに大根おろしと薬味と生醤油で。

フライパンで表面をカリっと焼いてから、焼き網で炙ったけど、

大きすぎて、ひっくり返すのが手間取ったのでちょっとお焦げ。。。

油揚げと書いてあったけど、厚揚げなのかな。

でも、通常の厚揚げよりもふんわりしていて、豆の風味が生きていて美味しい。

これを二人で半分ずつにしたけど、あまりのサイズにお腹いっぱい。

おかずはこれだけで充分なくらいの量!


12. 霜月(SUN) 晴れ

ついに買ってしまったファイヤーキングのジェダイマグ。

以前から欲しいなあと思いつつ、20〜30年前の食器にしてはいいお値段なので逡巡しておりました。

アメリカン・ビンテージはコレクターが多いので、高値もやむなし、ですかね。

でも、この夏、ツインピークスの新作シリーズが放映されてから、

やはりファイヤーキングのマグでコーヒーを飲みながら観るんだもん!という欲求に抗えきれず。。。

 

デヴィッド・リンチの作品は殆ど観ているし、ツインピークスは当時のWOWOW放映時に、

友人から毎回録画したビデオを貸して貰って、どっぷりとはまって観ていたシリーズ。

チェリーパイやアメリカンパイが食べられる店はまだその当時はいくらでもあったけど、

今は殆ど無いのでは。。。

90年代初頭に西海岸へ旅行したときに入ったダイナーが、

まさにツインピークスに登場するダブルアールダイナーのようだった。

ルート1号線をハーレーで延々走らせて旅する強面のバイカーたちや、

ちょっとゲイっぽいお兄さん&お姐さんたち、地元の人たちばかりの古びたダイナーで、

ドアを開けて入ったときにジロリと見られたけど、とても気さくだったお店の人達。

そこでコーヒーを飲んでのんびり過ごしてたのも思い出す。

そういうダイナーに必ずあったのがファイヤーキングのミルクガラスのマグカップ。

ぼったりした飲み口がコーヒーは勿論、ミルクティーやココアやホットミルクにぴったりで。

英国式の紅茶には飲み口の薄く繊細なカップが似合うし、

濃いめのイタリアン珈琲には小さめのデミタスカップが合うけれど、

軽めのコーヒーは断然ファイヤーキングマグだなあ、とつくづく思う。

 

ツインピークスの旧作シリ−ズに、保安官事務所や製材所のシーンにファイヤ−キングが多く登場する。

トルーマン保安官(弟)の愛用していたのは”バレル”と呼ばれるファイヤーキングマグ。

クーパーはレギュラーサイズのを愛用していたっけ。。。

 

今、放送されている新シリーズは前作&リンチ作品をほぼ網羅している私でも、

「なんじゃこりゃあ」の世界なので、きっと初めて見る人にしたら、

全く理解不能なストーリーや場面、人物設定にお手上げになってしまうんだと思うけど、

ツインピークス好きにとっては、「あれは何だろう。どういう意味が隠されてるんだろう」とワクワクしっぱなし。

思わせぶりなワードや数字に関しては「メモしておかなくちゃ」とまで。

そういう私をダンナさんは結構冷ややかに「オタクだな」と呟く。(笑)

そうよ、私は確かに「オタク」ですわん。。。

難解なシーンやセリフや設定のオンパレードだけど、

異界を表現したシーンや過去の衝撃のイベントシーンなど、絵画を思わせる秀逸な場面の数々。

リンチの好きなものばかり集めて撮ってるんだなといった感じ。

50年代から60年代のアメリカンポップアート、音楽、

F・ベーコンやチベット密教、コクトー、モニカ・ベルッチ(笑)、コーヒー、チェリーパイ!

 

シリーズもいよいよ大詰め。ここまで謎の殆どがまだまだ解けてないけど、

本当にすべて大団円に終わるのか。。。

それは大いにギモンだけど、もうすぐ終わってしまうのが寂しいキモチ。

 

ファイヤーキングのジェダイマグに入れたコーヒーを飲みながら、ニッキを書く。。。

うーん、サイコー。


10. 霜月(FRI) 晴れ

運慶展を観に、上野の東京国立博物館へGO!

 

上野駅を降りると、修学旅行の団体さん観光客でごった返し。

人ごみに圧倒されながら博物館へ。

案の定、平成館の前には長蛇の列。50分待ちというから、まあ、それほどでも無いのかな。

寒風吹きすさぶ中、二時間待ちというのもあったし、

平日なので、混雑もゆるい方かもしれない。

 

運慶作の仏像は間近で見る事が出来て目の保養、心の癒し。

八大童子立像の美しいことといったら。

こんがらさんとセイタカさんが特にお気に入り。

お不動さんの脇に控える童子達だったように思う。。。

お不動さんの火焔の中から鳳凰が現わしているのも神々しくて。

慶派の仏師集団の勢い、仏教への情熱がそこかしこに感じる展覧会。

 

ロビーのギャラリーショップでポストカードを選んでいたら、

「あなた、そんなに買ってどうするの?」という声がすぐ近くで聴こえてきた。

その言葉に思わず振り返ると、

かなり高齢な乙女の方々がずらりと隣でキャッキャと楽しそうに。

私の隣で何枚ものポストカードを選んでいる女性に言っているようだった。

「飾るのよ。楽しいもの」とウキウキした女性の声。

「あなた、そんなもの沢山買っても、もうすぐ捨てなきゃいけなくなるじゃない。どうするの(笑)」

「いいのよ、紙だもの。捨てるのだって簡単でしょ」などとまたまた大笑い。

す、すごい。

この世代の乙女達の会話がぶっ飛んでいて面白い。

びっくりしてつい聞いてしまった。っていうか、聴こえてしまったよ。

いつか、お気に入りのものを自ら捨てなきゃいけない日が誰しも来るんだなあ、、、と感慨深く。。。

まだまだ捨てられませんが。(苦笑)

ちょっと茶店で休憩。

新栗でこしらえた栗まんじゅう。美味しい〜。

相席させて頂いたご婦人と、一期一会で一緒にちょこっと運慶展の感想など。

見知らぬ人ともさらりと楽しく会話できるご婦人のスマートさが格好良い。

 

特別展の会場を後にして、常設展も見学。

ここでは写真撮影がOKな作品もある。。。

運慶の作品でもそうだったけど、

木彫の仏像の衣の浮遊感、無重力感に惚れ惚れ。。。

あと、そこかしこに瑞雲があって、雲好きとしては仏教美術はたまらない。

キリスト教美術も、雲間から射し込む光の表現や彫刻にグっとくる。

あとやっぱり、聖人&御仏のまとう衣。。。

結構、たっぷり時間を使って見学したけど、それでもまだ全部廻りきれない。

今度はお弁当を持って一日中掛けてゆっくり見学してみたい。

 

上野公園内の噴水に、竹で造られた造型が。

写真に撮ってみたら意外に綺麗なんだけど、

実際に見たときは足場を組んだだけのように見えて、

完成品なのか製作途中なのかよく分からなかった。

車のヘッドライトみたいなのが真ん中に3つピカっとさせているだけなのも、ちょっと残念な感じだった。。。

ライティングも、竹の組み方も、もう少し工夫できたら綺麗なのかも。。。(ちょっと辛口感想)

 

ずっと行きたかった運慶展を観れて、今日は非常に楽しかった。

 

・・・今回のは人気の展覧会なので予想以上に疲れてしまった。

入場制限があったけど会場内にはかなりの人数で、

人ごみの中をぶつからないように歩くだけでも困難だった。。。

絵画や浮世絵などの展示は壁に沿ったまま列で歩けるし、ゆっくり静かに観覧出来るけれど、

立体造型は展示場所が部屋ごとに様々なので人の動きを予測できないし、

密集した中で振り返ったり移動する動きが速い人や、

人にぶつかっていくことで先に進もうとする人もいて、

特に大きなリュックを背負ってると混雑の中ではあぶないですね。

当るとサンドバックがぶつかって来たような衝撃を受けます。

会場を出た途端、解放されて安堵するというか。。。

 

博物館、もっと広くて、ゆとりのスペースある展示だといいんだけど、

人気の展覧会は仕方がないかも。。。


07. 霜月(TUE) 晴れ

最近、近所にドイツ風のソーセージが買えるお店が出来た。

ブンデスリーガなどを見ていると、

観客席でビール片手に極太ソーセージのはさまったホットドックを食べている人々を目にして、

「ああいうの、いいなあ」と思っていた。

ドイツのサッカースタジアムは中の売店や外の屋台でも、手作りのソーセージをジュージュー焼いて売っているという。

スタジアム内にはビールの蛇口もあって格安で飲めるんだとか。

サッカーを観戦しながらソーセージ食べたいなあ、と常々思っていた。

で、早速買ってみた。

ハーブの効いたものやあっさりしたのや、軟骨なども入ったコッテリ系のものなども。

美味しかったけど、ミッチリお肉が詰まっていたのですぐにお腹いっぱいに。

残った分は、刻んでパエリャかパスタにして食べるのもいいかも。。。


06. 霜月(MON) 晴れ

今日は酉の日。

11月の酉の日は、そう”酉の市”。

毎年、思い出したように慌てて参拝してたけど、

今年は早めに参拝に。

目黒川を越えて。いつもの定点観測場。

桜並木が紅葉して、すっかり秋の気配。

今日は一の酉。

しかも夕暮れ時の早い時間だったけど、結構な人出。

お詣りにしてから熊手を頂く。

本殿に掛けられてた灯籠。

大鳥神社なので”お鳥さま”の紋がついている。

 

境内や通りに露店がいっぱい。

以前は千葉から来ているという行商のおばあちゃんが

露店の並ぶ通りの端っこで手作りの野菜や漬け物や、

藁で編み込んだ唐辛子がぶらさがってたり。

おばあちゃんから色々買い込むのが毎年の恒例になっていたけど、

あるときからパッタリと来なくなってしまって。

名前も知らないままに、あてもなく。。。

藁で編み込んだ唐辛子の味は格別で、遠出した出先で見つけたものも試したけど全然味が違う。

これを入れて漬込んだ白菜の浅漬けはこの時期ならでは、なんだけど。。。

今は残念ながら、市販の鷹の爪を使っている。

白菜漬けに柚子の皮を干したのをちょこっと入れるのはよく聞くけど、

義母から教わった隠し味は、柿の皮を干したのも入れるといいんだそうで。

柿を食べるときは皮をむいたのを竹ザルに並べて天日干ししておくのも恒例になった。

寒い時期の楽しみにひとつ。。。

 

祭りの露店を通り過ぎ、向かい側のタコ焼き屋さんへ行ってみる。

久しぶりの「頑固蛸」。

(食べ始めてから思い出して撮ったので。。。失礼)

強面の職人のオニーサンが焼いてくれるタコ焼きは大阪人の私も大好きな味。

外はカリカリっと、中はトロっと。

このお店がもっと近所にあったらなあ。

毎日とはいかずとも、週1〜2は通うね!


05. 霜月(SUN) 晴れ

月が綺麗な夜。

おとぎの国のような景色。

恒例のクリスマス用のイルミネーションが始まったね。。。

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藍染の袋ものに合わせる布を新しいものにチェンジ、というのは先月のニッキやブログにも書いた。。。

これまではアンティークの麻や上布や木綿、帆布を合わせていた。

昔布の藍染は手織だったり手紡ぎだったりするので、とても柔らかい。

そういうときは帆布は丈夫で補強してくれるけれど、表と中が少しゴワっとしてしまい、

しっくりフィットするような手触りが欲しかったので、色々探していたところ、

オーガニックコットンの生地を製造しているところを見つけた。

主に生成りの布を好んで使う私は、布によってふっくらしているものと、紙のようにペッタンコなものと、

こんなに差があるのは何だろう、と疑問に思っていた。

また、古い生成りの絹はどうして黄変するものとそうでないものがあるんだろう、と。。。

以前に父が「水縒りの絹でないとあかんねん」と言っていたのを思い出し、

薬品を使って紡ぎ、機械織りするものがペッタンコで、薬品を落としきれないから黄変するのかも。。。

と思うに至った。

最近はタオル業界は肌にじかに感じられるので、こだわりの製造をしている今治など有名なところがあるけれど、

木綿布はそういうところはないのかもしれないなあ、と半ばあきらめていた。

インドカディを手にしたりしても、物によっては織り密度が緩めになっているので、

(勿論、暑い国なのでその方が心地よいだろうし。。。)

袋ものには適さないものもある。

 

最近ようやく見つけた木綿布は、オーガニックコットンの糸を薬品を使わずに織っている家内制手工業のところ!

薬品を使わないから糸切れしやすいので、ゆっくり機を回す、という。

水洗いしてアイロンで生地を整えてみたら、やはり思った通りにふんわりしっとり。

古布の藍染布の肌触りと同化してくれる新しい布。

バッグや袋もの作りにぴったりだし、通常は衣類に使われているものなのでボトムスやショップコートにも良さそう。

これまで布の暢達で困っていたけど、良いものが出来ればと思う。。。


03. 霜月(FRI) 晴れ

心地よい空気、風。

やっと秋らしい空に。


01. 霜月(WED) 晴れ

今日の晩ごはんに春巻きを作る。

白菜、筍、干ししいたけ(生シイタケでも)、ニラ、もやし、青ネギ、豚肉、(あればキクラゲも)

をゴマ油で炒めて塩こしょうと薄口しょうゆと鶏ガラスープで味付けして、水溶き片栗粉少々でまとめておく。

冷蔵庫で冷たくしておかないと、皮に包んで揚げるときに破れてエライことになる。。。

春巻きの具は色々あるけど、これは母から教えて貰ったレシピ。

中身にたっぷりと野菜や肉が入ってジューシーなのが、パリパリっとした皮との絶妙なコンビネーション。


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