nazuna ニッキ 2017年 6月 水無月

 

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26. 水無月(MON) 晴れ

自家用に使っている蛇腹の長財布。

試作した段階のものを自家用に。

まあ、大抵がそのようになってしまっている。

本当だったら、作者本人の持ち物はある意味名刺代わりなんだから、

ちゃんと作ったものを持とうと思うんだけど、

作るんだったら時間がかかる分、まずおしなものに出してから、

自分の分はまたあとで、と思っているうちにどんどん月日は流れ。。。

 

これは使い始めて7年くらい。

かぶせや本体の角に擦れやアタリが出始めて、イイ感じに。

桜の留め具も良い艶が出て来て、だんだんあめ色になってきた。

中に入れた芯は、厚手木綿で合成繊維の固い芯材をくるんでから全体を糸で刺し子して作ったもの。

最初はちょっと固さや布とのゴワっと感があったりもするけれど、

使って行くうちに、どんどん馴染んでいく。

手の圧や革紐でギュッギュッと締め上げていくうちに、

芯と藍染布らが一体となって、そのうちに手と一体となっていく。。。(笑)

 

またちくちくと作っています。

出来上りましたら、おしなものへアップします。


25. 水無月(SUN) くもりのち雨

梅雨の時期はあちらこちらに水たまりがあるので、

最近スズメ温泉が開店休業状態。

知らないときに来ているのかもしれないけれど、

いつもやってくる時間に来ないのがちょっと寂しい感じ。(笑)

すぐ前の大きな木の中にカラスの巣があるそうで、

先週、ギャギャーっと凄い声のヒナが鳴いていてカラスが大騒ぎしていた。

雀たちの巣も近所にあるんだけど、怖がって逃げたりしている。

スズメたちもヒナの世話も忙しいのかな。

黄色いヒナの声が木々の間から聴こえてくる。

 

近所の公園にも、ヒナ達と同様に子供達の遊ぶ声が賑やかに。

一時期、ここら界隈に子供の姿が少なくなった時期があった。

公園で遊ぶ子供達の姿はなく(塾通いが多いし。。。)、

神社のお祭りも人が減ってきて、「ここは都会の中の過疎か」と思うくらいに。

それが次第に世代交代なのか、一軒家が多かった地区の開発があって

マンションが幾つも建設されてから、家族世帯が増えたことで、

お祭りも公園も子供たちの活気が蘇ってきた。

公園でキャッキャと遊んでいる姿を見かけると、必ずお母さん方がベンチでスマホを片手に待っている。

 

現代では、たとえ自宅のそばにある公園でさえも、

子供たちだけで遊ぶというのはリスクも大きい。

子供たちを狙った犯罪の報道を聞くと、いたましい思いになる。

 

自分の子供時代はどうだったろうか。

幼稚園の登校は母が付き添っていたけど、

帰宅はどの子も保護者の付き添いなど無く、それぞれひとりで歩いて帰って来ていたように思う。

「大きい犬を見に行こう」と同級生に誘われ、いつもは通らない住宅街へ。

柵越しに手を出して犬を誘いだしたら、

大きなドーベルマンに吠えたてられて逃げ帰ったことや、

帰り道にあるお寺に入り込んだらお葬式をやっていて、

後ろで一緒に手を合わせていたら、

和尚さんが「いつでも遊びにいらっしゃい」と優しく声を掛けてくれたことや、

子供同士で歩き回って、楽しかった思い出がいっぱいある。

 

以前にもニッキに書いた思い出の一つに、

河原の土手にお弁当を持って、幼稚園のクラスのお友達と二人だけで

一日中四つ葉のクローバーを探して、疲れたら野原に寝転がって、

母の作ってくれたおにぎりを食べて、水筒のお茶を飲んで、

夕方になるまでのんびり過ごしていたあの頃。。。

四つ葉のクローバーが沢山ある秘密の場所に、

子供だけで他愛もなく過ごす楽しさ。

4歳くらいの時も、自宅から10分くらい離れた公園へ近所の友人らと遊びに行っていたし、

駄菓子屋、公園という子供の社交場に大人や保護者は不似合いだった。

勿論その当時も「知らない人と喋ったり、ついて行ったらいけない」と何度も言われていたけど、

大人が傍に付き添うことなく子供たちだけで遊ぶことが危ないという危機感はなかった。

(そんな大昔の話しじゃないですし。。。笑)

 

住んでいる界隈で、昔のように子供たちが自由に行動できて、

安心してのびのび遊べるような世の中になってほしいとつくづく思う。。。


24. 水無月(SAT) 晴れ

気温はさほどでもないのに、湿度が高いとこうまで蒸し暑いのかと驚いてしまう。

湿度があるのに、やけに喉が乾く。

氷菓子をガリガリかじっていた頃が懐かしい。

 

ちょっと前まで、真夏はガリガリくんとかき氷を手放せず。

冷した麦茶やハト麦茶をゴクゴク飲んでいた。

今はもう恐ろしくて、そんな身体を冷すことが出来ない。(笑)

 

夏の間は何の問題もないけど、9月になろうかという季節の変り目の頃、

日本列島のはるか上空に、北の大陸からの冷たい寒気が下りてくる頃、

もちろん、日本の気温も完全に真夏という晩夏や初秋の頃に、

夏のガリガリ君生活のツケが一気にやってくる。

血も凍るとはまさにこのこと。

血も骨も身体の深部が冷えに冷えきっていて、容易には暖まらない。

そういう体温の調整がスパッと変えられない年代になってから、

苦しい思いをしてから、ようやっと気付く。

「身体を冷やしたらアカン・・・」

祖母や母、その世代の女たちの呪文のような言葉は、

ミニスカートにタンクトップ、素足にサンダルで

街を闊歩している世代には馬の耳に念仏だった。

いや、私なんかは最近まで。。。

 

冷たいジュースやアイスを口にするのは、ほんのたまにと決めている。。。

これでどうにか秋冬の冷えが治まっているとでも言おうか。

でも飲食だけではないのだし。

真夏の部屋の冷房も、省エネ28℃設定だとしても、

けっこう身体を冷やし続けているものね。

夏こそ身体の芯を温めなくては。。。


23. 水無月(FRI) 晴れ

ダンナさんが仕事の帰りに、レトロな商店街を通り掛かったので、

お土産におでん種を買ってきてくれた。

今日はおでんにビールと行きましょい!

佃忠さんのおでん種。

赤いウインナーが良い感じ。


22. 水無月(THU) 晴れ

布の洗濯。

藍の木綿や麻を洗う。

桶に藍色というより、灰がかった茶色い水になっていく。

どんどん洗う。どんどん濯ぐ。

手は藍色に染まるけど、洗えば一日二日で落ちる。

藍染は白にピッタリなんだけど、汗や水分、擦れで色移りも多少はある。

でも、それで完全に染まるわけではないので、洗えばうっすらとした水色は落ちていく。

 

これからの季節、白いシャツと是非合わせて持って貰いたい藍染の袋もの。

早く仕立てていかなくちゃ、と思っている。


21. 水無月(WED) 大雨

ものすごい雨。まるでスコールのよう。

周辺は丁度坂の上にある。

少し歩くと、かなり勾配のある坂道もあって高低さが半端ない。

なので、すぐ近くなのに天気の様子が全く違うときがある。

 

雨があがったなと思って、坂の下のお米屋さんに配達に来て貰ったら、

分厚いレインコートがずぶ濡れになって到着、ということもあった。

最近は局所的豪雨も多いので、傘は手放せない。。。

 

こんな季節こそ、餃子の出番!

餃子のデキが最近ムラなく合格点が出ている。

餃子修行(?)を始めた頃は、美味しくジューシーなときと、パサパサのときとがあって、

何故、毎回同じようにしているのに、こんなに味にムラが出るのかと不思議で。

それで、何度も何度も作るようになって、やっとムラなく毎回美味しく作れるようになってきた。

 

やっぱり、最初にボウルにひき肉を入れて塩、こしょう、しょうゆ、生姜のしぼり汁などで味付けをして、

鶏ガラスープ、または顆粒の場合は水を入れる。水分は肉の量の1/3くらい。

ごま油、あればラード油を足して、よーくヘラで練っていく。

手で混ぜると、熱が伝わってしまって油と分離するので肉に味が入らないみたい。

夏などは氷を1〜2個入れるといいみたい。

最後に片栗粉(あれば粉ゼラチン)でまとめて冷蔵庫で寝かせる。

一晩置くと美味しさgood!だけど、急いで晩ご飯だったら1時間でもいい。

 

キャベツ、白菜、ネギ、玉葱、ニラ少々。

野菜類は包丁で刻んだ方が美味しい。フードプロで刻んだり、混ぜたりするのは美味しくならない。。。

刻んだ野菜をあらかじめ練っておいた肉と一緒に混ぜるときも、

やっぱりヘラか菜箸で。あまりペースト状のように練り過ぎないのがいいみたい。

 

そして、焼く。

油大1をフライパンにひいて、餃子を並べて最後に熱湯100ccほど回しかけて蓋をして弱火。

水分が無くなってきたら蓋を開けて、ごま油を少量回しかけて、仕上げに強火で焼き上げる。

結構な焼き目がつくまでじっと我慢。

中途半端にうっすら焼けているようでは、皮が美味しくならない。

この焼きの見極めが大事。。。

 

分量がどうのとかよりも、ポイントが大事だということが長年やってみて分かった。

とにかく肉を先に混ぜる。肉だけに味付けと油を入れて、冷たいまま混ぜる。

最後に片栗粉で肉の旨味と油を閉じる。

素材の善し悪しもあるけど、これさえやってればパサパサは避けられる。。。

混ぜる順番、材料は包丁で刻む、これが鉄則。

味付けの分量や素材の善し悪しも左右するほどのポイントだと思った。。。

 

また餃子を作ろう、と意気込んでいたら、

最近ダンナさんがメニューに餃子の出番が多いんじゃないかという意見が出て。。。

暑いときこそ餃子のシーズンだと思っているんだけどなあ。。。(苦笑)


20. 水無月(TUE) 晴れのちくもり

手紡ぎ手織りの生成りの木綿布、インドのカディー。

バッグの内布に買い求めたものだけど、

織りムラが多々あって、自家用のものへ転用することに。

インドの布はさすが織りの本場だけあって、

いまでも沢山の手紡ぎで手織りの布を織っている。

気候が暑いところで採取された綿花は、通気性や乾き易さがある。

綿花自体、寒冷な土地では育たないものだけど、

それでも、インドや東南アジアなどの高温多湿なところの木綿は夏はサラサラして心地が良い。

 

薄手のリネンのハギレ生地とカディを重ねて、しつけ糸で留めて、

カンタ刺繍を施してみる。

前回のハギレと違って、膝掛けサイズ。

真ん中に円を描いて、そこから始める。白糸刺繍、白のカンタ。

 

刺繍枠を使わずに刺すカンタだけど、まだまだ私は初心者なので糸で刺しているうちに、

ちょっとたわんで来てしまう。

とにかく刺し続けよう。どうなっていくか。

糸が布に織り込まれていくような、何か別の紋様が刻みこまれていくようで、

どうなっていくのか出来上りが見えないまま、続けて行く作業。

ワクワクする気持ちが高まっていく。


19. 水無月(MON) 晴れ

数年前に近所の公園の片隅で群生していたハゼラン。

すうっとまっすぐに伸びた茎に、

線香花火のように小さな花が咲く。

あまりに儚いようで、可愛らしいので公園の植え込みからひと株失敬してきた。

雑草なので、お咎めはないだろう、と。

名前が分からず、ニッキで名前を教えてほしいとお願いしていたら、

お客さんが「ハゼラン」といいます、と教えて下さって。

可愛い、可愛いと眺めているうちに、ベランダの殆どの鉢植えからハゼランの芽が出て。

あっと言う間にスミレやカラスエンドウやシャムロックを駆逐する勢いで増えて行く。

しかも根っこの太さたるや尋常じゃない。

このままだと私の「野原を再現したオアシス」が消えてしまう!と危機感を抱いて、

あちらこちらに出てきたハゼランを無情にも抜いていったワタシ。。。

一鉢だけ残したハゼラン(ダンナさんの希望もあって)が、今年も綺麗な花をつけました。

花の直径は5ミリに満たないくらいの小さな花。

閉じた花のあとは、ローズヒップのような紅い実になる。

この色合い、この形、野花のなんという美しさ。。。

 

散歩中に、家々の道沿いのガーデニングを楽しんでいる。

気になる花やグリーンがあるけど、

なかなか名前が分からない。

そろそろいい加減に植物図鑑が必要かも。

もし、庭があったら葡萄や檸檬を植えてみたいのと、

クレマチス(鉄仙)も植えたい。

蔓に花がつくのが好きなのかな。

 

近所で鉄仙が咲いていた。

もっと濃い紫のが好きだけど。

こうして見ると、鉄仙って、ちょっと怖いくらいの迫力で。。。

うーうん、スミレや野花の花園にクレマチスは不似合いか。。。


18. 水無月(SUN) くもりのち雨

今日は雑司ヶ谷で手作り市があると知って、出かける。

久しぶりに訪れる鬼子母神(きしもじん)さん。

早稲田に住んでいた頃は、よく散歩しに来たものだった。

けやき並木通りが風情があって、この通りはお気に入りの散歩コースだった。

当時とはずいぶん変わって、通りにカフェやギャラリーや案内所まで。

変わったね〜と歩いていたら、

「今日の手創り市は中止です」という看板を見つけた。残念!

雨は18時以降と予報にあったので開催されてると思っていたのに。

行く前にちゃんとHPなどで確認すれば良かったなあ。。。

 

でも久しぶりに来れたのも何かの縁。

散歩を楽しもう。

けやき通りから曲がると、平屋の古民家がある。

洋裁店と入り口のガラスにある。

むかし散歩に来ていた頃も、この建物が気になって、

そしてどうにも気に入っていて、

この小さな平屋の家に住みたいとさえ思ったものだった。

境内に入ってすぐの銀杏の大木。

立派な枝振りは当時から変わらぬまま。

地元の守り神でもあるのかな。

この駄菓子屋さんも変わらない。

いつも猫がのんびり寝転んでいたけど。。。

お店の女将さんと話をしていたら、去年の暮れに相次いで黒白猫たちが亡くなったんだそう。。。

猫や駄菓子屋さんのお客さんが作ったのかな、黒白猫のキーチェーンやポストカードが置いてあった。

可愛い。。。(つらいね)

せっかく来たので鬼子母神さまに御参詣。

ざくろの紋章が美しい。

女性は女神さまに参詣もしくは参拝すると、守ってくれると聞いたことがある。

子供を守る神様でもあるので、お母さんらも御守護してもらえるようにと、

お子さん連れのママさんらの参詣も多かった。

 

境内をあとにして、お昼を食べに行こうとダンナさんと彷徨う。

新大久保にあるネパール料理屋に行こうと決る。

池袋まで歩ける距離なのでテクテク向う。

山の手線で新大久保へ。

駅についたら雨が降っていた。

突然降ったみたいで、駅の構内は大混雑。

 

さて、ネパール料理はどこがいいのか、どこにお店はあるのか、

あてもなく彷徨う。。。(笑)

 

以前、フード系サイトで、美味で名店だと評判の和菓子屋さんで、

蓋を開けたら、派手なピンクの食紅がまだらの赤飯や、

カチカチに固くなった豆大福という酷い目にあって以来、

サイトの評判を最近はあまり鵜呑みにしないことにしている。

やはり現地で見て、「ここに入ろう」と自分で決めた方が、

後悔しても他を責めないで済む。(笑。オーバーな)

 

ネパール雑貨屋の入り口に、レストランの看板が出ていたので行ってみる。

雑居ビルの3階のネパール居酒屋「MOMO(モモ)」。

中は日本人のお客さんもいるにはいるけど、殆どがネパ−ル人か外国人。

店内で聞こえる外国語は全く分からない。

お店の人は感じが良くて、とても親切。

 

メニューは色々食べたいので、シェアしたいと言ったら「大丈夫ですよ」とのことで。

ネパールカレーのチキンを注文。

パラっと感のある長い米がカレーにあう、あう。

サラっとしたスープのようなカレーだけど、日本のスープカレーのようなというか、

いや、それ以上にスープのダシが濃厚な旨味があって、かなり美味しい。

インドもそうだけど、いわゆる本場のカレーは肉と旨味カレースープ、といった感じ。

日本式のカレーは考えてみたら、野菜と肉の煮物風なのかもしれないなあ。

確かに、日本人は具にゴロっと野菜が入ってるのが好きだし、

辛さも野菜の甘味で抑えられるのでいいのかも。

これにいわゆるスープカレーのような焼き野菜や焼きチーズがたっぷり載っていたら、

日本人がもっと押し寄せてくるかも。。。

もちろん、このままのネパールカレーが美味しいことには間違いないですが。

ネパール料理で何が食べたかったかというと、小龍包のような蒸し餃子「モモ」なのだった。

酸味と辛味のある独特のタレで食べるモモは、

一口で食べないと中のスープが飛び出してしまうので要注意。

やっぱりモモは美味しいね。

スパイスに漬込んだ鶏肉をカラっと揚げたのもおつまみに最適。

色々食べてお腹いっぱい。

お会計して貰ったら、余りの安さにびっくり。

美味しかったのでまた来よう。こんどは麺料理も食べてみたいね。

鬼子母神さんの駄菓子屋さんで買った駄菓子いろいろ。

カステーラの懐かしい味。

カレーせん。子供の頃、近所の駄菓子屋さんはガラスケースに入ったカレーせんを、

スコップですくって紙の袋に入れて渡してくれたなあ、と思い出す。

子供の頃、実家のそばに5軒も駄菓子屋があった。

ここは何が美味しい、ここは金魚すくいがある、ここはタコ焼きがある、

ここはオモチャが豊富、と各店を使い分けて廻っていたっけ。

まさに昭和世代。。。


16. 水無月(FRI) 晴れ

ちょっと暑かったので、おやつは桃のかき氷。

冷凍庫から丸い氷を出して来て、電動かき氷機でシェーブする。

白桃のシロップ漬けと桃の氷用シロップをかけて出来上がり。

かき氷は沢山食べられないので、ほんのちょっとだけ食べるのがいいね。

氷を食べると身体が冷えて良くないので気をつけよう。。。


15. 水無月(THU) 晴れ

夜ごはんのあと、録画しておいた映画を鑑賞。

ルキノ・ヴィスコンティ祭りを開催。

 

高校生の頃から大好きだったヴィスコンティやフェリーニの映画。

名画座で上映があると、授業が終わってから急いで梅田の名画座に走ったものだった。

最終上映に間に合ったけど、満員で座れなくて、

通路も後ろも全部立ち見。人々の頭の隙間からなんとか見れる程度。

そんなに大昔のことじゃないけど、人気の娯楽大作のロードショーでは、

映画館で立ち見が出るのはよくある光景だった。

 

近年は映画館は結構空いているらしい。

小さな頃から映画館に通って、

大人になってから週に最低でも1本は観に行っていたくらい大好きだった私でさえも、

この頃はずいぶん映画館に行っていない。。。

 

ものすごく観たいと思う作品がなかったり(見つからなかったり)、

犯罪ものや悲惨な話しは辛いし、結構好きだったホラーやサスペンスものも、

最近は怖いのは苦手になって見に行けない。

全編CGばかりの映画はあとに何にも残らないし、DVDやTV放送でいいかと思ってしまうのかも。

 

先日WOWOWで放送されたのヴィスコンティの映画特集。。。

「ベニスに死す」「家族の肖像」「山猫」を観入るうちに、

一番映画にはまっていた10代の頃の感情がフツフツと蘇ってきた。

やっぱりいいなあ。

ダーク・ボガード、バート・ランカスター、大ベテランが演じる悲哀のある初老の男の姿。

滑稽であったり、もの哀しかったり、俳優らが骨太な人物像を演じているという意識さえ忘れるほどに、

のめり込んで観てしまう。

登場人物の僅かな心の動きが丹念に描かれて、

それは僅かな目の動きだったり、台詞のない余白だったり、長々と映し出される風景だったり。。。

 

そういう心地よい「間」のある映画を久しぶりに観て、

最近の娯楽映画の殆どが、全部セリフやCGで説明して、

話しもテンコ盛りになって、はち切れんばかりになっているのかを実感した。

かつての映画はCGはないので全部セットが組まれていた。

いま考えると、あの大掛かりなセットを全て作っていたんだし、結構無茶なスタントだってCGじゃない。

衣装も小道具も、全てリアル。

青い総タイツを着用して演じている今の俳優達は可哀想だなとさえ思ってきた。

でも、まあタイツやマントものが多いんだから、大差ないのかも。。。(笑)

 

ヴィスコンティの映画のロケ場所や室内ロケやセットも凝りに凝ってたなあ。

イタリアの往年の大女優シルヴァーナ・マンガーノのあの迫力、そして高貴な空気を漂わせた風情、

クラウディア・カルディナーレの野性的なまでの女の魅力。

若き日のアラン・ドロンのエネルギッシュな男前ぶり。美しい人は遠目の立ち姿も美しいと改めて認識。

「ベニスに死す」の美少年タジオを演じた北欧の少年の美貌は、

まるでルネッサンスの巨匠ボッティチェリが描いたヴィーナスに生き写し。。。

「家族の肖像」の謎めいた男を演じるヘルムート・バーガーの鮮烈さ。(後にルードウィッヒを演じる)

どれほどの年月が経とうとも、銀幕の中で惨然とした輝きを放っている。

 

やっぱり、映画っていいなあ、と再び思わせてくれた。

「山猫」の舞踏会のシーンで老公爵が若い義理の姪に誘われて踊るワルツのシーン。

バート・ランカスター演じるシチリアの老公爵が見せる最後の輝き、

あの優美なワルツを忘れることができない。

 

バート・ランカスターは若い頃はアクション俳優だったという。

「山猫」の主人公のサリーナ公爵役に大抜擢したとき、かなり色々メディアで言われたとか。

「アクション俳優に高貴な役が演じられるのか」と。。。

でも、完成した作品を観て、誰もがそんな批判は間違っていたと恥じたことだろうと思う。

アクション俳優時代の作品は知らなかったけど、最近CSでちらりと西部劇の予告があって、

若き日のバート・ランカスターが真っ黒に日焼けしたワイルドないでたちで、

馬を駆るガンマン姿を観て、確かに野性味溢れる俳優さん。

それが老公爵になり、ローマで絵画に囲まれて暮らす、物静かな老教授を演じられるとは誰が思おうか。。。

さすが、プロの仕事であり、

監督の見る目の鋭さ、確かさなんだな、と。

 

また古き名画をちょっとずつ見直していこうと思った次第。


13. 水無月(TUE)

ロシアW杯最終予選、イランで行われたイラク戦。

格下イラクにドローの結果で、勝ち点1のみ。

2ポイントを取りこぼす結果となった。

見ていてはがゆかったし、ピッチ上の選手たちも攻守が何か噛み合わないような、

はがゆい思いをしながら試合をしていたのは明らか。

以前も大事な試合に、A代表に初選抜の若手を使って上手くいかなくて勝ちを取りこぼし、

そして今回も、同じような迷いの結果の采配で、やはり負けに等しいドローに。。。

酷暑で頑張っている選手と、自分のサッカー観を貫こうとするアジアの戦いを知らない監督、

そういう図式に感じて、終わってからモヤモヤのしどうし。。。

 

勝たなくてはいけない、最低でも勝ち点3、と言っていたテレビ解説陣、実況アナ、

ドローのあとは貴重な勝ち点1で、とポジティヴに受け止めるのはいいけど、

今度の相手はオーストラリアとサウジが待っている。

本当にハリルさんでいいのかな。

もう最悪の結果もあり得る(=ロシアW杯に出場出来ない)かもしれないことを、覚悟しておかないと、

応援していてダメージが計り知れない。。。(苦笑)

このメンバーで、是非本大会を戦ってほしいし、

若手の選手たちに大舞台でブレークしてほしい。

 

とにもかくにも、頑張れー。


12. 水無月(MON) 晴れ

朝ごはんのパンを焼く。

天気がいいと、パンがパリッと美味しくやける。

冷蔵庫から出して、充分に常温に温めて、

それから分割して成形したのち、また休ませて。

急がず、慌てず焼いたので、

薄いパリパリした皮に、中はふんわりもっちりやわらかい。

最近の中で、一番美味しく焼けたような気がする。

「はるゆたか100%」で焼いていこう、と決めた。

少し香りも欲しいワタシはセーグル粉を混ぜるのも好きなんだけど、

ダンナさんは白パン主義なので、いたしかたない。。。


11. 水無月(SUN) 晴れ

夜、就寝前に、カンタ刺繍をする。

刺繍はつたないものだけど、誰のものでもない、自己満足のものだからイイのだ。

自家用の肩掛け、膝掛けのキルト用の。

思いついたものを好きなように刺していく。

まずは最初のカンタ刺繍キルトだから、

とにかくやってみる。

そしてやりながら、ちょっとずつ学んでいる。

次はこう刺そう、もっと流れのままに、細かく綺麗に刺そう、とか。

少しだけ刺しては休む。

そして藍布を縫う。

糸を針と布があれば、何はなくても楽しい。

ずっと続けていたいと思う。


10. 水無月(SAT) 晴れ

もう梅雨に入ったとか入らないとか?

この夏のような暑さは何なのか。

ちょっと昔って、たとえ真夏でも「今日は30℃超えたね、すごい暑い」と言っていたような気がする。

近年は当たり前のように「35℃超えたね」だもん。

どんどん平均気温は上がってる。

CO2増加でオゾン層破壊、紫外線増加、地球温暖化とか言ってるけど。。。

地球から森林やジャングルがごっそり減れば、そうなるのは必然なワケで。

森を切り開いて、工場が林立して自動車がブンブン走ればそうなるし。。。

 

植物が繁栄した御蔭で酸素が出来て、地球上の生物は今のカタチに進化出来たわけで。

その恩恵を自分達から破壊して伐採して、結局ゴミにしてしまってるのだから、

昔のような気候環境を求めたって土台ムリな話しで。。。

一定期間、全く人間が立ち入らない山や森の広範囲な場所を確保して、

その場所を野生のままにするしか緑は復活しないのでは。

 

せっかくの原始の森を木材に利用するために、まっすぐに伸びて成長の早い杉だけを植えて花粉症になり、

山の地中深く、また岩の隙間に根を張らない木々ばかりが増えて土砂崩れになり、

山や森が荒れれば、日本の豊富な湧水も無くなってしまうかも。。。

ナラやブナなど広葉樹の森を殖やせば、木の実や山の幸が増えて、

クマやシカやイノシシ、猿など山の動物たちが里へ出て来なくなるし、

土砂崩れも減る。

森の水源も守られる。

花粉症も減るよね、きっと。。。

 

6日、茨城の大洗町で重大な放射能事故が起ったことを聞いて、

東日本大震災の福島原発事故の恐怖を彷佛としてしまう。

 

保管ケースを開封の際、中のビニールが破裂して

プルトニウム粉末を吸い込んで内部被爆、というニュース。

以前にも東海村の核燃料加工施設での臨界事故のこと。

その後の被爆された方々の経緯を詳しく知ってしまっているので、

放射能事故を恐ろしさをひしひしと感じてしまう。

事故に遭われた方々の無事と回復を願いたい。

 

ウラン、プルトニウム。。。

人間の手にあまる重い重い元素たち。

それを発電機として平和利用しているというけれど、

元々は核兵器として作ってしまったものを、

人道的に何とか平和的に利用しないといけないというところから、ムリムリ始まっているわけで。

設備費、管理費も莫大、発電効率も石油の火力発電に比べると良くないと聞く。。。

一番の問題は、使えなくなった核燃料の廃棄方法が未だに未解決のまま、というのが恐ろしい。

使えなくなったものをどうするか、もし事故が起ったときの解決法は、など、

基本のマニュアルがちゃんと出来上がる前に、何十年も前に原発稼動で点火してしまっていたなんて。

あの事故がキッカケで色々知ってしまったアレコレ。。。

 

福島原発以来の放射能事故。

廃棄プルトニウムの整理中の事故とはいえ、

保管容器のビニールに入っていたのが、もしもアフリカで猛威を振るったエボラ出血熱のウイルスだとしたら、

もっと取扱いが厳しく、付着したときの非常用マニュアルの徹底もあったと思う。

でも、放射能物質こそ、地上のどんなウィルスよりも恐ろしく猛毒。

猛毒レベルはエボラなんて比じゃ無いのに。

宇宙服くらいの防護服があってもいいくらいなのに。

そんな元素を簡単に扱えると思うなんて。。。

 

震災から6年経って、もういいだろうとばかりにどんどん各地の原発が再稼動されていく。

あの事故が起ったとき、日本は戦後のドイツを上回るような環境大国に生まれ変わるんじゃないか、

そのチャンスが来たんじゃないか、

原発や石油以外のエネルギー開発に力を入れてくれるか、って希望も持ったけど。

もう誰にも止められないのかな。。。

 

今日はちょっぴり社会派ニッキなのだった。


09. 水無月(FRI) 晴れ

すずめ温泉、営業中。

もう夏なので、すずめプール、か。

いつも来る数羽の常連のすずめたち。

プールで羽ばたきしたり、尻尾の羽をフリフリしたり水を飲んだり、

お風呂のアヒル人形のようにスイスイ泳いでる。可愛いーーーー!

キャッキャとやって来るのをちょっと見ていると、

我が家のすずめ温泉は、数羽のすずめ達の秘密のオアシスのような存在らしい。

つがい(?)で来るカップル達、一羽だけでゆうゆうと温泉を満喫していたり、

他のすずめが来ると威嚇して追い出したりするコたちもいる。

みんな、仲良く使ってねー。

ニンゲンの住居スペースなので、以前はかなり警戒していて、

ピョンと入ったら「ピピッ」とすぐに出て、また入ってとせわしいこと。

いつでもすぐに飛び立てるように警戒を怠らない感じだった。

最近はジャバジャバと長湯に浸かってるし、

ベランダでゆっくりと花の種やら虫やらを物色するのに余念がない。

 

可愛いので小鳥の餌をあげたい思いに駆られるけれど、

それだと大勢群がってきちゃうし、鳥フンやらで近隣の人達の迷惑になってしまう。

そうならないように、うちでは温泉(水盤)のみ提供。

いつも水は綺麗なものに取り替えて、水盤も綺麗に洗ってあげる。

すずめや小鳥たちは数羽程度が可愛い。

春の初め頃、ベランダに時々来ていた渡り鳥らしき小さな鳥たちは、

北へ行ってしまったようで最近は姿を見ない。

スミレをむしっていたのを実行犯で追い出したヒヨドリたちも来ないので、今はすずめ天国。

 

でもあんまりスズメを可愛いがっていると、

にゃんこ先生が天国で憤慨しているかもしれないなあ。。。


08. 水無月(WED) 晴れ

今日、黒塀のお屋敷跡の前を通り掛かったら、

紫陽花がまだあった!

ふた株ほど残っていたのが見事に咲いている。

凄い!

壁全部を紫陽花が被っていたほどの全盛期を思うとほんの少しだけど、

でも、ちょっとでも残っていて良かった。

 

同じ通り沿いの紫陽花はピンク系の色が綺麗。


07. 水無月(TUE) 晴れのちくもり

今日のお昼は焼き立てパン。

うーーん、やはり形がいびつ。

だけど、味は良いのです。

毎日でも食べたい自家製パン。

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夜、サッカー日本代表VSシリアの試合があった。

やっと乾選手が呼ばれたのは嬉しかった。

ブルガリアで奮闘しているという加藤選手のプレーも見たかった。

せっかくの親善試合なんだから試して欲しかったし、

毎回だけど、采配ではいつも何でかなあ、と思ってしまう。

本田選手を真ん中で試したのは非常に良かった。

長友選手が足を気にしてる感じだったのが気になるし、

香川の怪我の状態はどうなんだろうかと心配も。。。

 

親善試合はもちろん勝っておく方がいいんだろうけど、

気になること、試したいことを存分にやって、逆に負けたとしても、

大事な予選じゃないなら修正できるから。思いきってやってほしい。

 

リーガのエイバル所属の乾選手はドイツ時代よりも更にスキルアップした感じ。

リーガでの試合も見ていると、攻守に渡って非常に良い動きをしている。

エイバルの監督のインタビューや練習風景を見たとき、本当に良いチームに入ったなと思った。

最初は一部昇格クラブに入るなんてどうなんだろう、と思ったのが正直なところ。

でも、あの監督の指導を受けられたのは何処にも得難い、と。

「日本人は監督の言うことをききすぎる」って。(笑)

「ピッチに立ったら、それはもう選手個々人のものだから、好きにやっていい、もっとエゴになれ」って。

「ボールを持ったら自分でゴールを目指していいんだ。もっとエゴイストになってほしい。

だけど、ボールが自分より後ろ(相手の攻撃)になってたら、すぐに奪いに戻らなくちゃいけない。

攻守の切り替えを早く!」と。

いい監督さんだなあ。人柄が本当に良さそう!

こんな風に日本のメディアに明確に語ってくれる海外クラブの監督は殆どいないと思う。

日本人の場合は言葉の問題もあるけど、チームメイトとのコミュニケーションも良いようだし、本当に逞しい。。。

 

久保と同年代の南野選手も頑張ってるので、いつか代表に呼んでほしい。

代表で試してほしい選手はJリーグにもいっぱいいる。

晴れの舞台にたてるように、予選は絶対勝ってロシアW杯出場を決めてほしいね。


06. 水無月(TUE) 晴れのちくもり

風が強い日や嵐の前に、植物は種を飛ばすんだな、と最近思った。

風に乗ってより遠くへ飛んでいくから、

それまでゆっくりと種を膨らませていたのに、

雨の降る前、嵐の前夜は大急ぎでサヤを開く。

大急ぎのせいで、種がそんなに熟していないのかも。

いつもならそれぞれのサヤに三列の種が勢ぞろいするけれど、

この時、採集できたサヤの中の種はそれぞれ二列ずつだった。

 

今年はなかなか思うようにスミレの種が採集できない。

春が短いせいだと思う。

いつまでも寒さが続いて、暖かくなったと思ったら、あっという間に夏のような気温に。

なので、スミレの咲く時期が短いし、気温が上がるので葉っぱがほうれん草のように伸びてしまう。

日本固有の雑草たちにも変化の波が来てると思う。

ちょっと前にニュースにもなった謎の野花が道端に増殖中。

オレンジ色の、ちょっとポピーにも似た花が数年前からポツポツ見ていたけど、

今年はあっという間にあちらこちらで大繁殖。

いつも花を咲かせるハゼランも住処を追われたのか、近所では見掛けなくなってしまった。

我が家のベランダは野草の花々なので、日々なんとなく見ていると、意外に植物も生存競争が著しい。

ライバルの植物を枯らしてしまったりもするんだとか。。。

確かにローズマリーは野草たちに根絶やしにされてしまったし、

お花屋さんで買ってきた花たちは野生種の花々に圧倒されて一代しか育たない。。。

山野草、強し。。。


05. 水無月(MON) 晴れのち雨

藍の大麻布、アサ布などのはぎれが増えてきた。

細かなものから帯状に長いものなど様々に。

布をチクチクと接ぎ合わせていく。

単純な作業だけれど、大きさもまばらなので、飽きることがない。

 

以前、青山のもりたさんでアンティークのポシャギを見せて貰ったとき、

今風のデザインされたポシャギではなく、

本来なら捨てられてしまうようなモシ(苧麻布)のはしっこの

小さなハギレばかりを寄せ集めて作られたポシャギ。

ハギレにはすべて布の品番のような数字や文字のスタンプが押されている。

そういう部分を捨てずに大事に取っておいたものを縫い繋いだポシャギは、

大きさも形もランダムで、けれど、どれほどデザインされたものよりも美しく、

光にかざすと、ステンドグラスのような輝きがあった。

日用の美、自家用の美の極地を見たような気がした。

 

そんな風に、意図的でなく、自然に成っていく形のものに惹かれてしまう。

大麻布、南部麻、アサ布、さまざまな素材の藍の布を、

そんな風に縫い繋いでいけたら、と思う。

 

最近、始めたカンタ刺繍も、

あらかじめ、布に刺繍の図案を印すこともなく、気ままに糸を重ねている。

どうなるか、どんな風に仕上るのかは出来上がるまで分からない。

そんな自由さが楽しくて仕方がない。


04. 水無月(SUN) くもり

CL決勝を見る。

ユーベVSレアルマドリー。

早くもこんな日が来ようとは。

 

ジダンファンとしては、レアルに監督として就任してからはもう夢のような日々。

現役を引退してからというもの、彼ほどのグッとくるサッカー選手がいなくて。

それが昨シーズンの途中からレアルマドリーを率いて、初監督&CL初挑戦にしてCL優勝!

そして今回はどこのチームも成し遂げていない連覇になるかどうかの決勝戦。

相手は現役時代に5シーズン過ごしたユベントス。

私もサッカーにはまって応援し始めた初めてのクラブがユベントス。

こういう決勝のカードはつらすぎる。。。

他のライバルチームとの対戦で優勝したとしたらもっと大喜び出来たのに、

嬉しいけれど、ユーベのメンバーの悲しい顔を見たらホロ苦くて。

 

どちらも、来シーズンも頑張ってほしい。


03. 水無月(SAT) 晴れ

ほぼ24時間冷蔵庫で発酵させたパン生地を

ストックケースから半分だけ出して、

打ち粉を撒いた台の上に出しておく。

軽く丸めてしばらく置いておく。

常温になってから、切って成形することに。

柔らかすぎてクープが上手く入れられない。。。

このピザストーンを予熱しsておくことで石窯焼き風のパンになる。

デロンギオーブンの中でもちょっと小さめのサイズなので、

上部が焼けすぎるのが難点。

まあ、ピザが焼きたくて選んだオーブンなので仕方が無い。。。

まさか、こんなにしょっちゅうパンを焼くことになるとは想定外だった。

暖かくなると発酵させやすいので、冬は1ヶ月に2回くらい焼く程度だけど、

この時期は多いときは一日置きくらいに生地を仕込む。

夏野菜とコンビーフをオリーヴオイルで焼いて。

はるゆたか100%の粉だけで焼いたら、

かなり美味しい。

皮はパリパリして中はモチモチふんわり、やわらかい。

小麦の味、香りもいい。

ジャムやマーマレードをつけてというよりは、食事パンにピッタリ。

しばらくは「はるゆたか100%」のパンで決り、かな。


02. 水無月(FRI) 晴れ

お昼ごはんを食べたら、手作りパンを仕込む。

いつもは強力粉に準強力粉のフランスパン専用粉を混ぜていたけど、

今日は「はるゆたか100%」の粉オンリーで焼いてみる。

ホーローボウルで計量して混ぜていたけど、冷蔵庫で発酵させるのにストックケースの方がいいので、

計量してケースに移して、この中で混ぜることにしてみた。

粉500gにぬるま湯355ml、ゲランの塩10g、イースト3g。

たったこれだけなので簡単。粉と水分を混ざり合わせるだけ。

粉が全部水分と混ざりあったのがこんな感じ。

これだけで、力をこめてこねることなど一切なく、

4〜5時間ほど軽く蓋をして放置。

蓋を持ち上げるほどパンパンに発酵。

そしたら、冷蔵庫へGO!

一昼夜、最低でも24時間低温で発酵させる。

焼き立てパンまで、待つべし、待つべし。。。


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