nazuna ニッキ 2017年 3月 弥生

 

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27. 弥生 (MON)

留め具をいろいろ彫る。

写本から活字印刷についての書籍の中で、

14世紀末のパリの印刷工房のプリンターズマークが良い感じだったので、

留め具にしてみようと思い立った。

日本の古来からある紋様も美しいけれど、

中世の西洋の紋様、デザイン、宗教美術や装飾も素敵なので、

自分のデザインに落としこめていければと思う。


24. 弥生 (FRI) 晴れ

近所を散策。

まだ桜は殆どが咲いていないけれど、品種や日当たりの善し悪しで咲いているのもあった。

桜並木の草地には、大好きな野花たちがひっそりと咲いている。

露草の鮮やかな青。

昔の浮世絵の藍色の染料は、この花を沢山集めて花の絞り汁を和紙に集めて作られたとか。

そして、薺(なずな)、ペンペン草、shepherd's purse。

いつもの定点観測。

まだまだ咲いてないです。

殆どはこんな感じ。でも蕾みは膨らんでる。

早咲きの桜。日当たりがいいからなのか、

メジロたちが花の蜜を吸っている。

今年の花見はどれくらい行けるかな。。。


21. 弥生 (TUE)

お気に入りのギザギザ葉っぱのすみれ。

一代目の鉢を買ってきたときは、花全部が濃い紫だった。

山野草用の土を使っているけれど、何世代か経るうちに白地に紫の色がほんの少し残る程度に。。。

火山の多い日本の土壌は酸性に傾いていると聞いたことがある。

風雨で酸性になっていくのかな。

石灰を混ぜて中性にするのがいいとか。

ベランダのあちこちの鉢では白いすみれが満開になって毎日喜んでいた。

小鳥たちも水を飲みにきて、たわわなクローバーのハンギングバスケットの中で遊んでいたり、

小さな原っぱ状態のベランダで幸福な日々が続いていたけど。。。

 

朝、カーテンを開けてベランダを見てみると、すみれの花が全部無くなっている!

花のところからスパっと切られたように、全部の花がない。。。

雀や小さな野鳥はクローバーを食べるけど、すみれが傷付いたことは一度もない。

犯人は。。。と思ったら、バサバサっとベランダの手すりに大きめの野鳥がやってきた。

雨に濡れた羽を休めている。

ううーーむ、おぬしはヒヨドリ。。。まさか、キミが?

ネットで調べると、ヒヨドリがビオラやパンジーなどの小さな花を食べていく、という情報あり。

現行犯じゃないので、このヒヨドリかどうかは分からないけれど。。。むむむ。

 

でも、鳥も花も草も自然の一部(うん、人間も)。花を食べたからって追払うのは好きじゃない。

スミレはまだまだ蕾みを沢山つけているので、これからも咲く。

大型の野鳥が来たときには、ちょっと注意しておこう。

窓辺に近寄るだけでも効果があるし。


20. 弥生(MON) 春分の日 晴れ

柚子やダイダイなどをスライスしてシロップに漬けた瓶詰め。

大事な方との思い出の味を頂きました。

優しい酸味と丁度良い甘さが爽やかなマーマレード。

ホットケーキを焼いて半分コにして、バターとダイダイのスライス、上からふわっと粉砂糖。

「ああ、美味しい。。。」

楽しかった思い出と共に、じっくり味わいました。

感謝。。。

トーストにも。美味。。。


17. 弥生(FRI) 晴れ

お知らせ

おしなものに、新しいアイテムを更新しました。

 

これからの季節に活躍してくれそうなリネンと手織りコットンの軽やかなショルダーバッグ。

『羊飼いのかばん』という名前のかばんを

ずっと作りたいと思っていました。

というのも、「薺(なずな)」の英名は

”shepherd's purse”=羊飼いのバッグというのです。

それなら薺の作るかばんは全部、

”shepherd's purse=羊飼いのバッグ”とも言えるのかもしれないですが。。。

 

幾つか新しいアイテムを更新しました。

おしなものをのぞいてみてください。


16. 弥生(THU)

お知らせ

新しいアイテムが完成しました。

商品撮影を終えて、ただいま更新作業中です。

17日(金)、おしなものをアップします。


13. 弥生(MON) 晴れのち雨

バッグや小物入れなどを製作するとき、

普通は型紙通りに、布を最初に裁断してパーツの材料を揃えてから製作するのだと思う。

自分で作っていると、そんな風に初めから終わりまで、計画した通りにいくことの方が少ないように思う。

もちろん、最初から計画通りにデザイン通りに作る場合もあるけれど、

スムーズに普通に出来たものって、案外自分なりに面白いと思えなかったりもするのが不思議なもので。。。

 

途中まで仕立てながらも、予定していたデザインや布合わせが「なんかちょっと違うな」と思うことがある。

布の色や柄、素材をもう一度組み合わせを考えて、

手持ちの布でぴったりな物がないときは、それが見つかるまで一旦保留になる。

「まあいいか、これで」というんじゃあ、なんだか作る甲斐が無いような気がしてしまって。。。

「これよ、これ!」とぴったりと来るものがあるのが大事で、

それこそが出来上がったときの大きな喜びに繋がるのだと思う。

今回も、いつもの通常の形にしようと仕上げていたら、

「なんだかシックリこない。何か違う。。。」と立ち止まってしまった。

 

しっくり来ないときは、その作りかけのものを手にしたときに、

手の中にスンナリと収まる感じが何故かしない。

「これでいいはずなのに」と納得しようとしても、

布同士が噛み合っていないような、ガサガサしていたりゴロゴロした感があったりと、

まさに「しっくり」来ないのだ。

でも、「これだ!」という風に決った時は、全ての歯車が噛み合うように仕上っていく。

布同士がしっとりと合わさって、スンナリと形に仕上っていく。

出来上がって写真を撮るときも、見ているうちになんだか誇らしい気持ちになってくる。

 

そんななので一つ作るのにも時間が掛ってしまっているのだなあ、とちょっと反省しつつも、

ササッと簡単に手早く作れるものだったら、12年も続けてこれたかどうか。。。

牛歩のごとく歩みですが、ちょっとずつ向上、精進していると信じて、

チクチク仕立てています。

 

もうすぐ、おしなものをアップします。


11. 弥生(SAT) 晴れ

ベランダの水盤に水を飲みに小鳥たちがやってくる。

水を飲んでは中に入って水浴びしたり、本当に楽しそう。

毎日、シャムロックやワイヤープランツの鉢の中に数羽の雀達がたむろしている。

あまりに可愛いので写真に撮りたいけれど、なかなか難しいので遠目からそっとシャッターをきる。

窓辺に近寄ると警戒して逃げてしまうので、部屋の奥からひそかに眺める至福の時間。

にゃんこ先生が健在だった時は、小鳥達が集まると窓辺に仁王立ちで「ウカカカカ」と大騒ぎしていたので、

雀たちはすぐに飛んで行ってしまっていた。

でも今は雀や野鳥たちが自由に思う存分ベランダでくつろいでいる。

朝から昼過ぎまで水浴びしたり鉢の中でキャッキャと楽しそうにやっているので、

なんだかお洗濯がしにくくなってしまった。(汗)


11. 弥生(SAT) 晴れ

今日は3月11日。

あの東日本大震災からもう6年。

そんなに経ったのか、と驚いてしまう。

東京に住んでいると、東北ほどの被害が無かったからなのか、

震災直後もその後も、人によって、または住んでいる場所によって、受け止め方は様々。。。

やはり今でも、あの時のことを思い出す度に、色んな感情が沸き起こってくる。。。

 

地震の多い国なのは分かっているけれど、

災害で被害がないように、

大難が小難で済みますように、と願わざるをえない。

 

大学の敷地にある梅ノ木。

梅は二月、桃は三月、桜は四月という気がするけれど、

この分だと梅も桃も桜も同時に咲いてしまいそう。。。

 

國學院の博物館を観覧。

先日の縄文土器が一堂に集まった展示は見応えがあった。

その時に初めて見学したのだけど、立派な博物館で、その都度製作されているパンフレットも豪華。

入場もパンフレットも無料って、太っ腹なのですね。。。

今回は巻き物多し。

でもいにしえの原本や写本を見る度に、当時の人の達筆さに惚れ惚れしてしまう。

なにぶん乱筆なので、あやかりたい、あやかりたい。


10. 弥生(FRI) 晴れ

新鮮で美味しそうな鯛のアラを買ったので、魚とトマトのパスタを作る。

これは料理研究家の米沢亜衣さん(現在は細川亜衣さん)著書の『イタリア料理の本』のレシピを参考に。

魚は青魚でも白身でもなんでも良いようで。

骨つきのままブツ切りでトマトなどと煮て、最後にザルや網で漉してスープを取るので、

魚はなんでも良いのです。

簡単なのに、濃厚な魚介の美味しいパスタソースになるのでお気に入りのレシピ。

アジやサバなどでも作ってみたけど、やっぱり鯛のアラで作ると美味しいと思う。

これに数種類の貝や海老などを入れたらブイヤベースのようなリッチなパスタになるし、

このソースでリゾットにしても美味しいと思う。

茹でたパスタをソースにからめて。(お皿が小さかったね。)

見た目は具がないので寂しい感じなのだけど、

濃厚な魚介ソースのパスタが本当に美味しい。

レシピは著作権があるので勝手にここには書けませんが、是非御本を参考にお試しあれ!


09. 弥生(THU) 晴れ

小さな春の訪れ。

雀たちがハンギングバスケットのシャムロック(三つ葉のクローバー)を毎朝つばんでいる。

スミレたちは無事なので良かった。

彼らは多肉植物やカラスエンドウやシャムロックの鉢に入り浸り。。。

葉っぱを食べているのか、それとも土の中にいる虫なのかな。


08. 弥生(WED) くもり

お花屋さんの店先に、日本のすみれの鉢が出してあった。

外国産のヴィオラやパンジーが多い中、日本すみれは珍しい。

赤紫色の可憐なヒラツカスミレ。

どんどん殖えてくれると嬉しいな。

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アイテムが幾つか完成。

数を揃えて、おしなものへアップします。


07. 弥生(TUE) 晴れのち雨

お米も好きだけど、パンも好き。

天気が不安定で気分がどんよりするときなど、何故かパンを食べると元気になる。

今日は近所のヨハンのおやつパン。

ミニクロワッサンやミニカヌレ。

指先でちょいとつまめる程の大きさの小さなカヌレにびっくり。

通常サイズのより濃厚な感じで美味しいかも。。。

おやつを食べたら、また作業を再開!


06. 弥生(MON)

留め具を手彫りしているのだけど、

「これも手作りなんです」と言っても、私自身が作ってるとは思わない方もおられたので、

一応、ちゃんと自分でゴリゴリ作ってますよ、とメイキングもお見せしようと思い、写真をアップ。

出雲の木材屋さんから板状で仕入れた古い山桜の材を糸ノコで切り出して行きます。

ゆうに30年以上は乾燥された材なので、木目が詰まっていて非常に硬い。

かぶせ用の前飾りの留め具や革紐につける留め爪など様々な大きさに切り出して行く。

幾つも切り出していると二の腕がパンパンになってしまう。

 

かぶせ用の前飾りの留め具をつくる。適当な大きさに糸ノコで切って、

大体の形を書いておく。

彫刻刀の平刀で大まかな輪郭を削り出していく。

以前までは手袋と革のプロテクターをがっちりつけて彫っていたけど、

最近は加減が慣れてきたので指サックだけで彫る。時折、白木綿の手袋をはめたりもする。

分厚い手袋だと彫りづらくて。

彫刻刀は平刀でなんでも彫る。左や右の印刀もあるけれどこれが一番使いやすい。

今日は網代網の模様を彫る。

見当の下絵をおおまかに書いておく。

網代網の模様を彫ろうと思ったとき、簡単だと思っていたら甘かった。

普通にエッジを彫っていくだけだと市松模様になるので、短冊の格子を彫ってから、

網代網になるように要所要所に凹凸の見当をつけていく。

格子模様にならずに、網代網模様になったかな。

細かな彫刻刀で網目の部分を立体的に彫り込んでいく。

かぶせに留めつける糸を通す穴を開けて。

あとは磨いていけば完成。。。


05. 弥生(SUN) 晴れ

毎日、お茶をよく飲む。今のお気に入りはなんと言っても蓮茶です。

カフェインも少なく、血行不良に良いと聞いて愛飲中。

美味しく飲みたくて、もう一つ台湾茶器を購入。

小さな小さな茶壺。この朱泥のも可愛い。

小さいので旅先に持っていくのも良いかも。

籠に小さい茶器と茶葉を入れていけば、どこでもいつものホッとする味が楽しめる。

同じお店でインドネシアのアルミヘラも購入。

去年、探しに探したタイのアルミのフライパンと一緒に使うとベリーグッド。

 

これまで木製の炒めヘラを使っていたけど、それだとチャーハンなど焦げ付いてしまっていた。

でも、このインドネシアのヘラ(お玉?)は薄くて軽いので非常に使い易くて。

チャーハンもマーボー豆腐もアジア料理は何でも来いって感じで重宝している。

このチープさ加減もたまらない感じ。


04. 弥生(SAT) 晴れ

どんどん春が加速している。

ベランダの鉢は春の野花が芽生えている。

細かなシャムロックの葉で鉢がびっしりに。

すみれと競争している。どっちが強いかといったら、それはもうシャムロック。

ギザギザ葉っぱのスミレは山の中に咲くので都会のベランダではなかなか育ってくれない。

収穫した種を蒔いて、他の野花とは隔離して育てているけれど、花が咲いてくれるといいなあ。。。

春の野花のサンクチュアリと呼んでいる小さなパラダイス。

ここに毎朝スズメがやってきて、シャムロックの葉っぱをついばんでいる。

美味しいのかな。。。

大きい鉢も、シャムロックとカラスエンドウとスミレを共生させている。

特に間引きしたり、どれかを一方だけエコ贔屓せず、自然のままに任せていると、

私好みの野の花の世界が出来上がっている。

まあ、ハタから見たら、ただの雑草の鉢なんだろうけど。

毎年、春先のこの景色が愛おしくて堪らない。。。


03. 弥生(FRI) 晴れ

桃の節句。

ひなまつりにはちらし寿司を予定していたけれど、今日は寒いのでおでんに変更〜。


02. 弥生(THU) 雨のちくもりのち、雨

パン種を仕込んでから、まるまる二日間冷蔵庫で寝かせてから焼いたのが昨日。

そしてまた一日経ってから焼く。

長時間の低温発酵パンは本当に美味しいからやめられない。

また粉を仕入れなくちゃ。


01. 弥生(WED) くもりのち雨

久しぶりにパンを焼く。

強力粉と準強力粉の在庫が無くて、セーグル粉も混ぜてみた。

ライ麦のいい香りとモチモチパリパリがいい感じに焼けた。


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